M7.3阪神大震災10年 子供たちのみたもの
Canon20D EF50mmF1.4 Iso200 ノーファインダー撮影 三宮駅前 二点の写真とも、本のなかでは使用していないアザーカットだ。
Canon20D Tamron28-75f2.8 神戸アイランド
昨日、2005年、1月17日に宙(おおぞら)出版から出版される、M7.3阪神大震災10年 子供たちのみたものの、印刷の立会いをした。写真は50ページぐらいだし、版型も四六判と小さく、全部を見たわけではないので、あっけなく終わった。印刷の立会いは、写真集の場合はやることが多い。アードディレクター、編集者に任せてしまうことも多いが、やはり直接立ち会って、最後にすられる瞬間をみるのはためになる。
印刷は、特に写真集や書籍のような、大量に印刷されるものは、校正刷りと言って、デジタルやフィルムから版をつくり、校正刷りをだす。そこで初めて、データやフィルムや印画紙の情報が、最終的な紙(違う紙の場合もある)に刷られる。たいてい、二回でるのだが、それをデザイナーや編集が、全体的な調子、肌の調子などを、不具合を書き込む。今はコンピューターで調整しているが、かつては版を人間が手仕事で調整していた。
構成され、OKがでたら(それでも不満な点は最終的な印刷でちょうせいする)、本機での印刷だ。それまでの校正機とは違う機械、違う技術者がやることになる。大手になると外注で、校正ずりが唯一の共通の手がかりだ。
最終的な、印刷に立ち会うのは、校正がいくらよくても、本番がそのとおりに再現さるるとは限らないからだ。
そして印刷会社は、インクをあまりつかいたがらない。コストというより、インクをたっぷり使って印刷するとそれだけ
乾くの時間がかかるからだ。印刷はぎりぎりのスケジュールで進行している。
印刷に立ち会うのは、こちら側の意図を、最終的な技術者に伝える、最後の場であり、ある意味一番重要な場面だからだ。
本の見本が、正月あけにはできる。その時もう少し詳しく紹介する。
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