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2004.12.25

ピンクレディ キンスマ

クリスマスイブ
キンスマで、ピンクレディをやっていた。今のミイとケイ(増田けいこ)は、輝いていた。
1970年代、ピンクレディは忽然と登場した。最初の記憶は、レコード大賞新人賞?だったろうか。垢抜けないチープな二人が、ペッパー警部を歌った。曲も歌も安手でも、でもデュエットという、ザ・ピーナツから始まり、コマドリ姉妹?、‥‥。といった歌謡曲音楽時代にどこか衝撃的なニュアンスはあった。それは男性グラビア雑誌のような、少しエッチな、雰囲気があったからだ。何より二人の声のトーンが大人ぽかった。その理由が、ケイの低音だったことはあとで気がついた。
お色気路線だったピンクレディが、名曲「渚のシンドバット」以降、急速に子供向けになって、僕は興味が失せた。国民的スターになって子供たちのアイドルとなり、まい今で言えばモームス(パワーその百倍ぐらいあったが、何しろ日本の歌謡曲時代の全盛期、今と違う)だろうか。
UFO、サウスポーは、それぞれ未知との遭遇、王貞治ホームラン世界新、といった時事ねたを拝借していたな。
その頃僕はフリーの写真家で、オリンピックか、何か忘れたが、何かの協賛で、1970年代後半だからなんだろう、まあいいとして、彼女たちを撮影した。撮影時間正味30分。場所は今や六本木ヒルズの建つ場所にあった、六本木スタジオの第一スタジオ。電通の仕事だったような気がするが覚えていない。しかも広告だったので、ポジも全部渡していて、何も残ってはいない。探せばポラロイドぐらいでてくるだろうか。二人に直接あって、ケイは元気がなかった。テレビで見ても、ミイはいつもはつらす、ケイはいやいやというイメージだった。
そのうち彼女たちはアメリカでデビューして、ビルボード40位以内に入り、(宇多田より立派)番組で水着になり風呂にはいり、しかも彼女たちの事務所が大問題を起こし、消えた。いや解散した。いやどうしたのだろう。
今日、キンスマで、増田けいこが当時のことを振り返り、恋人と事務所との確執を語っていた。恋人とは、当時を知る人は誰でも知っていること、野口五郎のことだ。
そのころ僕はピンクレディのことにすっかり興味はなく、あんまり覚えていない。
ピンクレディは結局、落ちぶれて解散したと記憶していた。
数年後、ミイを撮る機会があった。沢田ケンジの、アートディレクター衣装担当の早川タケジの衣装で(すけすけの極彩色)、文藝春秋の「エンマ」という雑誌で撮ったことがあった。一生懸命彼女もやってくれた。
今、ピンクレディは2年間だけ限定で再結成。40過ぎた大人の女はいいものだ。
なにより二人とも本当に楽しんでやっている。踊りは若いころよりずっとうまくなった。二人とも、努力し、トレーニングを持続していた成果だ。歌もずっとよい。きっと、かつてのピンクレディ時代には、自分たちがやっている実感がなかったのだろう。今は違う。
あの時代の日本の歌謡曲の、フィクションさ、はなんとも懐かしい。
歌に限らず、今のアートは皆どこか現実的だ。でも、歌謡曲全盛時代のメッセージは、本物らしさを前面に押しださないため、かえって普遍的なものが表現できている。作詞あくゆう、作曲、都倉俊一、二人とも本気で作っている。その潔さ。
日本の芸能や芸術、ファッション、音楽はどれもすべてが流行だ。はやっているもの以外は消えてゆく運命。でも違うと思う。良いものはそれぞれ残っていって欲しいと思う。
写真もそうだ。日本にファッション写真はない。モード雑誌はない。なぜならそのとき流行の撮り方以外はなくなってしまうからだ。ヨーロッパのように、アナクロな撮り方をする写真家が今でもボーグに載っている。それは流行ではなく、個性だからだ。
日本は懐メロといういいかたがある。美空ひばりも、ピンクレディも、山口百恵も、グループサウンズもどれもこれも、昔のヒット曲は懐メロだ。でもFENで1964年のヒット曲と紹介されたとき、それは懐メロではなく、その時代の音楽だと紹介される。時代が違うだけで、懐かしさとして整理されることと、現代につながる時代の音楽とは扱いかたが違う。
ピンクレディは、2年といわず、ずっと活動を続けて欲しい。ザ・ピーナツが復活することがありえないのだから。

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