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2005.02.17

ロバート・キャパ写真展その4 コダクロームの感度

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●コダクロームについてのblog「僕のコダクローム」

ロバート・キャパが使用していた、初期コダクロームは、カタログによればISO10(当時ASA10)とあると、タカザワ氏のブログにあった。たしかに僕は、以前どこかに書いたときにISO10としていたが、英語のサイトを読んでいたら、そこにASA12とあり、そうなんだと思ったのだが、うーんやっぱりISO10なのかなと思えてくる。そのサイトはどこにあるのか不明だ。
まあ、10だろうが、12だろうが、3分の1絞り、大して変わらない。
僕が使っていた頃のコダクロームⅡは、ISO25だ。コダクロームXは、(IS064)だったろうか。
コダクローム64は、当然ISO64で、コダクローム25は、やはりISO25だ。
単純にISO25から一段あければ、ISO12になるので、こちらを採用したが、IS050ではなく、KRなどはISO64だ。単純に、一段刻みにはなっていない。ちなみに、8mm用コダクロームは、ISO40だった。
さて、感度は面白いもので、アナログメーター、単体露出計を見ればわかるが、3分の1刻みになっていて、
ISO 12 25 50 100 400という系列があるが、
かつてアメリカの感度表示ASAと、ドイツ式のDINというのがあった。ASA25は、DIN15だ。おなじように3分の1きざみなので、ASA50は、DIN18、ASA100は、DIN21になる。
ちなみに、ASA=ISOになっている。ASA,DINともきちんと調べてないでの何の略かわからない。(どこかに載っている)
ISO 16 32 64 125 
ISO 10 20 40 80 160
という系統もある。感度とは、デジタルと違って、なかなかそろえることが難しいのかもしれない。
ただ、25と32は、3分の1の差だ。50と64も3分の1。
かつて、同じエクタクロームでも、普通のEXは、64、しかしEPRエクタクロームプロフェッショナルは、50だった。
感度とは、なんとも微妙に思えるかもしれないが、実はもっと問題があって、フィルムには実効感度というものがあった。外式のコダクロームはかなり正確だったが、エクタクローム系のフィルムjは、どれも若干感度が低かった。とくにフジはかつては、かなり実効感度が低かったと思う。ベルビアが始めて発売されたころ、ISO50というふれこみだったが、明らかにコダックのフィルムと比べると暗く、明るめのポートレイトを撮るなら、ISO25と考えていたときもあった。最近は、(こんないいかたすると、スゲー昔はなしのようになるが)どこも現像が安定していてい、コダックもフジも関係なく現像できるが、かつては、現像所によって、感度はもちろん発色も違っていた。だから一度ひとつの現像所を使うと、なかなか違うラボをつかうことはなかった。
感度ついでに。さて、かつてモノクロフィルムはトライXを使っていた。感度400。100フィート長巻はASA320だったろうか。ブロニーのTXが320だったろうか。4x5のTXはISO320だ。忘れた。そして現像液はD76というのを使った。指定されたように原液で使うと、ASA400で、20度C、現像時間7分だったろうか。そんなふうに現像の仕様書には書いてあった。ところがそのとおりに現像すると、薄いネガになる。ものの本を読むと、ネガは薄いほうがよいとある。しかし実際薄いネガをプリントするのはとてもムヅカシイ。しかも硬調の印画紙をつかうことになる。ネガが薄いと、ごみや傷がめだつ。
そのうち試行錯誤して、やはりネガは少しのり気味にする。綺麗なプリントをあげる友人のネガを見るとずっと濃いからだ。それを、軟調な印画紙にプリントする。カタログデータと、実際はとても違うことだ。
アシスタントになったときに、プロたちがISO400のTRXを、ISO200で計っているのに驚いた。たっぷり露光、あっさり現像をしていることになる。そのほうがネガの調子がとてもよかった。実践的なプロと、データに振り回されていた自分の差を知った。
このことは、その後カメラ、フィルムに関するすべてに通じていた。数値化したカタログデータと実際は違う。数値はあるマージンを取っている。アマチュアだったらISO64も、プロ用には50になったりもする。
それより、自分でテストしてデータを取ること、それを信じることが大切だと学んだ。
デジタルの時代になっても同じだ。カタログデータは、カタログデータ。自分で実験してみないとなんにもならない。
さて、ロバート・キャパその4といいながら、写真の技術的なことばかり書いた。
ロバート・キャパの使った、コダクロームがISO10、(12でもいい、たいして変わらないからだ)。
ずいぶん低感度に思えるが、晴れた日の順光だったら、100分の1、f5.6で撮れる。なんの問題もない。しかも彼等の使っていたレンズは、ズームレンズではない。明るければF1.4、暗くてもF3.5ぐらいだ。
僕が使っていた、コダクロームⅡが、ISO25。特別低感度だとは思わなかった。きっと僕がレンズの開放撮影がすきなのは、かつては感度が低かったせいかもしれない。
それと、シャッター速度は、かつて、は
1秒 2分の1 5分の1 10分の1 20 50分の1 100分の1 200分の1だったのが、
いつのまにか、
1 2 4 8 15 30 60 125 250 500分の1秒と変わった。なんか適当で、フィルムの感度と同じだなと思えている。

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