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2005.02.05

Polaroid その3 TwilightTwistPolaroid 600

ttpolaroidmarinkarmitz

TwilightTwistPolaroid8x10と、撮影方法は一緒だが、カメラがおもちゃのような、というよりシンプルな構造のPolaroid690だ。フィルムはPolaroid600という、ISO600の高感度のフィルムを使用する。(SX70の改良版)このフィルムは、発色もよく、感度も高くとても使いやすい。
ただ、この撮影には感度が高すぎる。そのため小さなレンズの前に、NDフィルターと、色調調整のためもかねて、LBB8ぐらいのフィルターをつけた。
600tang021
この撮影方の欠点は、明るい場所では撮れないということだ。これは一坪ほどの倉庫で背中を壁に貼り付けて撮っている。Polaroid690のよいところは、音波によるオートフォーカスだ。暗闇でも正確にピントが合う。明るいところでは、13.9秒でも露出オーバーになってしまう。そこでライティングは5,6秒で済まして、レンズを手で塞ぐことになる。一番上の写真は、本当に明るいところで撮っている。露光時間は5秒もないかもしれない。右側からライトを上から下になめるように照射しただけだ。少し小さな二つの写真は、ドアの外が明るいだけで、中は暗く、ゆっくり撮れた。
600tang011
また、690カメラにはバルブ機構がない。なにしろオートマッチックカメラだ。懐中電灯の手法には、長時間露光が不可欠だ。そこで考えたのは、露出を計る、受光部を黒テープで隠すことだった。カメラはだまされていつまでもシャッターをあけっぱなしになる。しかしこのカメラは最大13.9秒しかシャッターは開かない。撮影は13.9秒の間に瞬時にすることになる。それはそれでとても楽しい撮影だった。その撮影のことが書いてあるので‥‥。
600フィルムは、周辺のフレームになっている、白枠をピンセットで剥離すると、こんな不思議なフレームが露出する。
折りたたみの690カメラは現在新製品としては売られていない。デザインのおもちゃじみた600シリーズしか売っていない。しかし、Polaroid690は、中古カメラ店でよく見かける。一台は持っていたいカメラだ。SX70とは、フィルムも違うので間違えないように。SX70は、フィルムの感度が低く、ストロボ発光しないと、ぶれやすい。色調もちょっと赤い。
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TwilightTwist(懐中電灯を使った撮影方法は、このウエッブページを見て、写真のEPISODEをクリックすると、書いてあります。

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