USA-5 サクラメントからラスベガス
3月7日、サクラメントを、午前8時にでて、5号線を南下。そして99号線上の、ベーカーズフィールドに向かう。途中朝食を取る。アメリカの朝食レストランの食事はわりあい僕は好きだ。朝からコーラを飲む。光が綺麗だったのでノファインダーで接写。まあまあかな。ストローの長さが、いまいちだけど、それに黒い影、実はレモン。そこは少し光を当てるか、角度をかけるとかすればよいかな。
写真を撮るのが目的のきままな旅。この季節まだヨセミテは雪-4があるし、グランドキャニオンは遠い。別に特別有名な場所である必要もないのだが、3泊の旅で走れる範囲を地図で眺めると、そこにラスベガスがあった。う。以前一度行ったことがあるが、しかしそんなことをしていては、撮影はできない。ラスベガスの街は、はりぼてみたいで、写真としてはあまり魅力的ではない。ただ、ラスベガスは、アメリカのなかでも食べものは美味しいし、そこにたどりつくまでに写真になるものが多いという結論を導き出していた。
ベーカーズフィールドは、サクラメントから400キロぐらい。時々写真を撮りながら、それでも3時過ぎにはついてしまった。アメリカの田舎町。かつては石油で賑わったの、のだろうか。それにしても、その後の食事には辟易とした。昼は、タコスのチェーン店。しかたがない。それしないのだ。
街の中は、モールや、ショッピングセンターと、アメリカのどこにでもあるこぎれいな田舎町だ。しかしこのあたりは石油がかなり産出したらしい。古いたてものが、街の周辺に残っているので撮る事にした。町外れに、巨大な乳牛の牧場があった。地面は牧草ではない。広大なフェンスのなかに、乳を張らせた乳牛が大量に放されている。地面は耕したような黒い土だ。写真を撮っていると、興味深げに何十頭もよってきた。
夕食は、シズラー。シズラーは日本ではファミレスのなかでもよいほうだと思うが、そんなつもりで、はいったら、すぐにまるでファーストフードのように、メニューをチョイスしなくてはならない。何?と思ったが、昼はまずいタコスだったので、違う店に行く気はなく、レジにならんだ。その種類も、ステーキと、リブ、シュリンプのフライ。フライドポテト。まずい。アメリカにはナゼ、ハンバーガーがあるのに、ハンバーグステーキはないのだろうか。いつも不思議だ。かなりまずい肉だって、ハンバーグならば食えるし、実はシズラーならばあるかもと思いこんでいたが失敗。
夕食後早々とホテルに戻る。ハイヤット系のモーテルよりはすこしましなホテル。
何もすることがないので、写真の整理をしてすぐに寝る。9時ごろかな。風邪がなかなか治らず苦しい。
声がきちんとでない。人と話をするのが苦痛なのでだまっている。
翌3月8日(カリフォルニア時間)朝、7時、ホテルを出発。一路ラスベガスに向かう。
朝食は、ホテルのロビーにある、セルフのコーヒー、フルーツ、ヨーグル、パン、マフィン、などがあるのではらごしらえをした。さて、一路ラスベガス。途中に、ゴーストタウンという場所があった。そんな不気味な名前が地名なのかわからないが、地図にはそう載っている。
ハイウエーを外れて数キロ、なんとまるでディズニーのアドベンチャーワールドのような、古い西部の町が、本物の背景の前に広がっている。きちんと入場料も取る。実はここは、1800年代後半は、銀などが採掘され、最大時には3000人ぐらいの住人がいたという。単純なテーマパークではなかった。ぐるりと写真を撮る。
その後、昼食を取るためこんどは、デニーズに入った。日本のデニーズはイトーヨーカ堂資本だったろうか、かつてアメリカのデニーズも日本と同じロゴを使っていたが、なにしろももともとはアメリカのものだ、セブンイレブンも同じ。しかしカリフォルニアにあるデニーズは、日本のデニーズとロゴマークがかわってしまった。もちろん内容は、日本とは関係ないし。限りなくまずい。きたない。しかし、長くいるとこのことに慣れてしまうのだろう。
3時には、ラスベガスに到着した。ネットのディスカウントで150ドルの部屋。ところが、男二人だというのに、ゲイだと間違えられたのだろうか部屋をアップグレードしてくれた。理由はわからない。君たちはラッキーだと言われた。部屋は巨大なリビングのあるスイート。実際は1000ドル以上もする部屋だそうだ。この部屋で、我々は何をすればよいのだろうか。
リビングルームの半分、これに二つのキングサイズのベッドルーム、二つのジャグージー、二つのバスルームがつく。
ギャンブルの街にきたが、無粋にもギャンブルはやらない予定。
夕方まで街の周囲を撮影。どの町でもいえるけれど、町の中心街より、外れた場所が好きだし、フォトジェニックだと思っている。それは日本に限らず、海外でも言えることだ。
いや、いまやラスベガスは、ギャンブルタウンじゃない。非情にリーズナブルに家族で遊びに来る場所でもあるそうだ。
しかも、今、全米のなかでも、ここに住むことがトレント?だといもいう。なぜならば、安い税金、程度の高い公立学校、文化施設、安全、そして物価が安いかどうかはわからないが、さまざまな生活コストは高くないという。そして何よりもここは、都会だ。そのためラスベガスは爆発的に郊外に住宅ができはじめているそうだ。
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