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2005.04.16

デジで本 アサヒカメラでの紹介

アサヒカメラ5月号、199ページで、赤城耕一氏が、「デジで本」を、新刊書評で、写真入門書として最適と評している。
…「写真入門書を探しているが、どれがよいだろうか?」とビギナーの人から尋ねられることがある。
写真入門書、ハウツー本のたぐいは非常に多く出回っているが、ほとんどすべてがデジタルカメラを中心として理論が展開されている。今の時代としては致しかたがないところだが、細かい画像処理にまで話がおよぶと、写真入門書なのか、パソコン入門書なのかわからないものもあるし、内容も難解だ。これではビギナーにとっては何が写真にとって最も大切なことなのかわからない。
「デジで本」という、いささか変わった名前の本書だが、これこそが私が探していた理想的な写真入門書であると断言できる。…(あとはアサヒカメラを読んでください) 評:赤城耕一

以下横木より
●この本を、写真集をつくるための実用書だと思った人は、少し面食らうかもしれない。写真集向けの画像処理については、すこしも触れていないからだ。でも、そういう本はいくらでもあるので、他を読んで欲しい。
ぼくがこの本を書いた動機は、デジタル一眼レフ時代に入り、アマチュアや写真ビギナーが、銀塩時代とは違い、プロとまったく同じ土俵で写真が撮れるようになったことが書きたかった。
かつて、アマチュアは、プロとは違う技術で撮影していた。
それは何か、単純にプロとは違うカメラ、違うフィルム、違うテクニックで写真を撮っていたのだ。
なによりもフォルムの消費量、撮影枚数が比較にならなかった。いくらとっても、撮影のノウハウが身につくほどは、一部の恵まれたアマチュア以外は撮れなかったのだ。
その結果、どこかで見た写真、例えば風景とか、よい見本、お手本がある被写体を、コピーするように撮影した。
見本どおりに撮れることで満足していたのだ。
少ない枚数で、満足できる写真を撮る近道がそれだった。
だから、アマチュアは自分で写真を撮りながら、経験し、思索し、実験することが難しかった。
それは撮ってすぐに現像し、確認をするといった、失敗や成功のノウハウの蓄積ができないということだ。
特にカラー写真はその傾向がある。カラー写真はプロとアマチュアが一番違うところだ。
本書は、デジタルカメラで本を作ってみようとうのがコンセプトだ。
それは、今まで、アマチュアカメラマンや初心者が、傑作写真といった一枚の写真にこだわりすぎていることからの解放の意味もあった。
アマチュアは、自分の写真の発表の場が、写真コンテストぐらいしかなかった。打ち込めば、かなりハードルが高いが写真展だろう。しかし写真展をやるには、かなり頑張らなくてはたどりつかない。しかたがなく、一種の、品評会、ルールのある競争のようなコンテストを目指すことになる。そこで賞を取れば、自慢にはなるだろう。まわりの
友人たちから,羨望や尊敬をあつめるかもしれない。
それはけっして悪いことではないが、写真を楽しむと言う意味では、いささか寂しい世界だ。
かつて、ぼくはアマチュアカメラマンに写真の撮り方を教えたことがある。しかしそこでぶつかった壁は、アマチュアは僕のように撮れないということだった。
それが今、デジタル時代になり、アマチュアとプロの壁が消えた。
残るは、アマチュアにとってどんな作品が作れるかだ。
そこで、たどりついたのが、写真集を作ってみようという考えだった。
写真集は一枚の写真の評価ではない。10枚や20枚、もしくは100枚の写真を並べることによって、何かを表現する。すると決して傑作写真をならべなくてもよいことが分かる。普段の自分が感じている空気感、生活が表現できる。写真はもっと楽しい表現だとわかるだろう。
写真をたくさんとって、それをまとめる作業。それが簡単に、しかも安価にできる時代になったのだ。
だから、ばんばん写真を撮って、自分だけの写真集をつくってみよう。


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