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2005.09.26

銀塩式デジタルレタッチのやりかた!その1

デジタル写真、直感レタッチ!!

日本カメラ11月号で、チョーやさしいデジタル写真、レタッチの紹介をする。
デジタルカメラが普及してから、デジタルプリントが誰にでもできるようになった。
ところが皆写真のレタッチについて、腰が引けている。難しいという。
確かにやり方を読むと、なにやら難しい。
僕もほとんど読まない。
さて、どうしたら誰でもやさしく、レタッチができるだろうか。

すると料理に似ているなと思った。
塩小さじ、3分の2、砂糖大匙1パイ。しょうゆカップ1杯、等々等々。
料理もそうやってやると、教えやすいが、面倒だ。数値化するのは、教える側の論理だ。
そんなことやりながら、料理をする人に、料理ずきはいない。皆感覚でやっているのだ。

デジタル写真のレタッチもそうだ。難しく考えすぎる。
くわしいことは、日本カメラで書くが、
まず、Rawは使わず、Jpeg-Fineで撮ることから始まる。

そして、最低、PhotoShopElement

は必要だ。たいてい最初からバンドルされているが、なかったらどうにか手に入れよう。なんとしても。

皆勘違いしているが、Jpegで撮ったら、レタッチができないと思い込んでいる人がいる。Jpegでまったく問題ない。Jpegだって、露出や、コントラス、色調など変えられる。ただ、ほんの少しでもレタッチしたら、保存はTIFFが鉄則だ。
僕はさんざんレタッチして、1mx1.4mの大伸ばしをしたこともある。どってことないし、銀塩ではできないわざだ。
それには、「再サンプル」リサイズしなければならないが、(再サンプルという言葉は、ただ覚えておけばいい、そのうち普通に使うことばだ)

どうしたらやさしく、感覚的にレタッチができるか。それは、銀塩モノクロプリントにヒントがある。

銀塩プリントでやること。
フィルムの現像。増減感。→これは、デジタルではスイッチひとつ誰でもできる。
そして、暗室でのモノクロプリントだ。
そこにおいてのテクニックとは、とてもシンプルだ。

現像液を選ぶ。→さまざまなものがあるが、たいてい気に入ったひとつに決まってしまう。それでよいのだ。
停止、定着。なんでもよい。ただ、定着はなかなかむずかしい。黒のしまり、トーンが影響する。が、早いタイプの定着で時間を守るのが正解だ。

引伸ばし機、いろいろあるが、とりあえずなんでもよい。レンズだってなんでもいい。きわめていいかげんだが、実際は好みの問題なので、ネバならないことはない。

暗室で、現像液、停止、定着液をならべる、引伸ばしの始まりだ。もちろんセーフライトをつけた、オレンジ色の世界での作業だ。

さて、ここからが、レタッチと同じ作業が始まる。
まず、印画紙を決める。メーカーはだいたい好きなのに決まっているので、たいていいつも一緒だ。
そして、印画紙のコントラスト、号数を決める。ポリコントラストという、フィルターで号数を変えるのが今の主流だ。
これは、Photoshopの、コントラト調整と一緒だ。
そして、露光する。一番適正はなにかとテストする。
デジタルでは、撮影された写真をフォトショップで明るさ調整することになる。

さて、ここからが重要だが、BWプリントするとき、コントラス調整しただけでプリントするプロ写真家はいない。
8x10のような大きなものや、あえて、ストレートプリントをするとき以外写真家はここで、デジタルでいうレタッチと同じようなことをする。
それは、「覆い焼き」と「焼きこみ」だ。白くとんでいるところは、焼きこみ、つぶれ気味のところは覆い焼きをする。これが、写真プリント(カラープリントでもやる)の最大の、「キモ」だ。コントラスト調整でだけでプリントするなんて、素人のやることだ。

このテクニックが、デジタルレタッチに使える。
Jpegで撮り、まずノーマルの写真を作る。そしてパソコン上、フォトショップのツールから、●覆い焼き、○焼きこみ、を使う。
明るいところは焼きこみ、暗いところは覆い焼きをする。もちろん少しずつ。これは、まったくモノクロ銀塩プリントと同じだ。デジタルでは、このテクニックを、カラーでもモノクロでも使える。

そして何より、デジタルではシャープネス、そして、仕上げの修正スポッティング、スタンプツールまである。
これは銀塩時代、印刷のときにしかできなかった。
シャープネスを使うコツは、全体にかけないこと。目とか、まつげとか、部分的使うことがこつだ。

そうやってできた、レタッチ画像(TIFFにする)をプリントしてみよう。
本当は、Jpegで撮った写真は、明るささえ問題なければ、そのまま一度プリントするのがよい。
モノクロプリントでも、最初に、印画紙の号数、露光量、現像時間を決めたら、ストレートでプリントするのが、よいプリントの早道だ。
カメラメーカーが根性を入れコストをかけて、これだって、作っている、JpegFineのストレートプリントは、なかなかよいプリントであるはずだ。
その写真を見て、もっと空を落としたい、顔を明るくしたいと、部分的に焼きこみ、覆い焼きをするのだ。
もう、これは感覚の問題だ。何しろやったことが、すぐに確認できる、デジタルのすごさ。
暗室以上に楽しい作業だ。
モノクロプリントの、おおようさは、森山大道、エルスケンのプリントを見ると、目からうろこだ。こんな風に空を焼きこんでいいの?とか、わざとらしい。いやそれも写真プリントなのだ。ファインプリントばかりが、プリントではない。直感的なプリントが一番面白い。実際、このやりかたでファインプリントだって作れる。

日本カメラではそのほか、銀塩の粒状はデジタルにとって何かも紹介する予定だ。


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Comments

RAWで撮る方がよいのかしら?などと考えていたところだったので、うんうんとうなずきながら拝読させていただきました。JPEGで撮ってTIFFで保存 やってみます。ありがとうございます。

事後承諾となりますが、リンクさせていただきました。不都合ありましたらおっしゃってください。

Posted by: hana | 2005.09.27 04:25 PM

EOSキスデジタルを持っていますが、あまりプリントはしません。なんだか、面倒くさくて・・・。
でも日本カメラ11月号を見て挑戦してみようかな。

Posted by: ゆみひこ | 2005.09.26 10:19 PM

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