モノクロ、デジプリは最高に楽しい!!
。
1975年 稲村ケ崎 僕が作った砂の女
オリジナルは、8X10の印画紙にプリントしたモノクロ。印画紙 フジブロF2.
CanonF-1 24mm
フラッドベッドスキャナーから取り込み。プリントアウトしている。オリジナルと比べて、紙質が違うだけで、まったくかわらない。というより、オリジナルに手を加えているので、ずっとよいぐらいだ。デジタル恐るべし。
来年1月からの、写真展の準備、モノクロプリントに忙殺中。3日に、京都、京都ギャラリーにて、赤城、Haruki、横木の三人でトークショー。それはともかくとして、今モノクロ写真のデジタルプリントに没頭中だ。
プリンターは、EpsonPX5500.満足だ。なにより、モノクロ印刷のコーリティ、安定が素晴らしい。カラープリンターだと、グラデーションに微妙な色かぶりがあったが、まったくない。今回はペーパーを、ベルベットファインアート紙という、少し素材感のある紙を使用している。
銀塩プリントも同じだが、プリントは、写真家、すべてが自己流だ。アンセルアダムスのように、きちんと理論家した人もいるが、それにしても、それはアンセルアダムスの自己流だ。
写真は、一人でできる。技術もそんなに難しいことはない。だから、プリントに限らず、撮影でもなんでも、自己流でよいのだ。自分で考え、自分でやりかたを、編み出すわけだ。
一番重要なのは、上がり、完成形にたいしての、イメージ、ビジョンだろう。
モノクロプリントと、デジタルプリントのやり方は全く違う。しかし、プリントを見せるためのテクニックは、かなり応用できるし、デジタルではなくてはできなこともある。
僕は、レタッチ中、マスキング、レイヤーは使わない。やっているとしらけるから。
そういうのは、写真を合成するときに、する人が使えばいい。
通常のプリントには、特にモノクロプリントには全く必要ない。
かつて、銀塩時代に空を焼きこむため、マスキングして露光を与えたことがある。
膨大な時間、綿密な計算。完璧に思えた。ところが、完璧すぎて、なんだか変だ。
かえってわざとらしい。結局ラフに空を焼きこんだ写真を使った。
ラフなほうが、自然だ。それはどう見ても焼きこんだように、見えているのに。
プリントは感覚の思うまま、リニヤにレタッチしたい。
もっとも僕は、レタッチしているつもりはない。
メイクプリント、極端言えば、マニピュレーションだろうか。
いや、素直なプリントだ。
この1カ月、パソコンの前に座ることが多い。さまざまなモノクロデジタルプリントテクニックを開発中だ。
といってもとても簡単なことだが、時間はかかる。しかし、デジタルにとって時間は無駄ではない。
12月8日、日本カメラ2月ように、モノクロデジタルプリントテクニックの紹介ページの取材を受ける。
独善的、画期的な、ページになるだろう。
写真展の、PostCardのデザインがもうすぐできあがる。すぐに紹介する予定。
それも、かなり面白いものだ
The comments to this entry are closed.
Comments