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2006.01.12

写真展開催中 横木安良夫 とGRDPHOTO

「Teach Your Children 1967-1975」写真展の写真の解説です。このBlogだけに公開です。写真展にはひとつひとつの写真にキャプションはありません。これはあくまで、裏話です。
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1974年 6月 神宮球場 東京

1974年僕は、ある有名な写真家のアシスタントだった。すでに2年以上勤め、本当はやめて早くプロのカメラマンになりたかった。が、途中オイルショックなどがあり、そしてまだ2ndアシスタントでもあったので、やめるわけにはいかなかった。
その頃つきあっていた、ガールフレンドが突然アメリカに行くことになった。ロスに留学するという。大学を卒業したら、アメリカで働くと言った。二人とも将来のことは考えていなかった。行く前に、日本の文化をいろいろ見たいと言うことで、歌舞伎をみたり(僕の母と見た)、プロ野球をみたりした。僕はアシスタントだったので、ほとんど時間がなかったものの、海外ロケ中の国内居残りだったのかもしれない。海外ロケは楽しい。行くのもよいが、留守番は自由な時間がある。まあ、とにかく、僕はガールフレンドと神宮球場へ行った。たぶん6月頃だろう。神宮球場だから巨人ーヤクルト戦だ。バッター長島、ネクストサークルは王貞治だろうか。なぜこんなに空いているのか覚えていない。この年、長島は引退した。
彼女とは最初の頃は、手紙のやりとりを頻繁にしていた。メールなんかない時代、もどかしい文通だった。ごくたまに電話をした。心は通じ合わず、何分間も沈黙した。国際電話料金が5万円ぐらいかかってしまったことがあった。給料を5万ももらってない時代だ。事情を知って彼女のお母さんが払ってくれた。そしていつのまにか、手紙のやりととりも、電話をすることもなくなった。
あるとき彼女の手紙に、映画「The way we were」が良かったと書いてあった。日本の題名は「追憶」だった。翌年、日本で封切られて、僕は7回その映画を見た。左翼の色気のない、バーバラストライザントと、大学のヒーロー、ロバートレッドフォード。そのちぐはぐな愛の日々、別れ、あるとき戦時、放送局で、はっとするぐらい美しくなったバーバラ。その映画をみて、バーバラストライザントが大好きになった。彼女の映画をたくさん見た。なぜかおなじ、匂いのしたベッドミドラーも好きになった。
思い出ぶかい時代。
●Teach Your children 1967-1975 写真展 (1月10日より2月25日) pm1:00より7:00
日曜、月曜 休廊
アート・フォト・サイト・ギャラリーBlitz

●写真展の内容

●アート・フォト・サイト・ギャラリー・Blitzは、写真を売り買いすることをメインとした日本では数少ないギャラリーです。常時、内外のさまざまな作家の写真を買うことできます。
●今回の僕の写真は、すべての写真を、エプソンの100%Cotton rag 無酸性紙、VelvetArtPhotoPaperに、EPSON PX5500にてプリントし販売します。13x19inch(329x483)サイズ。50prints限定。
特注額つき。
価格は税別¥18,000です。 10Prints限定。
新しいメディアであるインクジェットプリント。それは絵画でいえばリトグラフのようなものです。今回は画廊と話し合い、会期中、実験的に特別な価格設定にしています。

●僕が会場にいる日時です。
1月12日(木) pm5-7時
  13日(金) pm1-8 
  14日(土)pm1-7
  15日(日) 休廊
  16日(月)  休廊
GRD接写
grdserotape
僕はあまり、接写撮影したことがない。花もあまりとらないし、まして昆虫を撮ることもほとんどない。撮ったとしてもUPではなく、点のように取る。GRDは、接写モードに切り替えると、まるで儀式のような撮影になる。半押しするとジーと音をたて、ピントをさぐり、ぴ、と合う。最短距離付近、ピントの合いづらい対象の場合は、どこか他でピントを合わせ、ファインダーで、対象を前後に動かして撮るとうまくゆく。しかも、5.9mmのレンズは被写界深度が深い。コンパクトデジカメを全く使ったことがないので、CCDの小さなカメラの、接写写真はなぜか新鮮だ。

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