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2006.01.05

訃報 アートディレクター、画家、鈴木八朗さん

訃報

8ro art & ad 鈴木八朗 儀

くも膜下出血の為去る12月29日、68歳を一期として逝去致しました。
ここに生前のご高誼を深く感謝し、謹んでお知らせ申し上げます。
尚、通夜、葬儀は下記の通り執り行います。

日時
通夜  1月5日(木) 午後18時~19時
告別式 1月6日(金) 午前11時~12時
尚、誠に勝手ながら故人の意志によりお香典の儀は堅くご辞退申し上げます。
場所  代々幡斎場
〒151-0066 東京都渋谷区西原2-42-1
TEL 03-3466-1006 FAX 03-3466-1651

鈴木八朗さんが、なくなった。僕がまだ新人の頃、JRの前身、日本国有鉄道時代、「ディスカバージャパン」とうキャンペーンのプロデュース、ディレクションを手がけた、伝説のアートディレクターだ。今のJRの広告は、どれもが一度鈴木さんが作った広告の焼き直しだ。
ハチローさんは電通のデザイナーでありながら、社内フリーみたいに振舞っていた。いろいろな伝説があるが、なかでも出色は、ディスカバージャパンの撮影で、写真家は高梨豊氏。いってみればこの世界では神様みたいな人だが、ハチローさんは、隣で自分のカメラで撮り、できあがった写真が、自分のほうがよかったと、高梨さんをさしおいて、自分の写真を使ってしまったというひとだ。
電通をやめたあとは、デザインより、絵をたくさん描いていた。
ハチローさんとは、ディスカバージャパンで一度仕事をしたことがある。原宿歩行者天国での写真だ僕は歩道橋から、三脚にカメラをすえ、スローシャッターで撮影し、歩行者天国で踊る若者たちをブラして撮った。
当然、手持ちのハチローさんのカメラではそんなふうには撮れないから、僕の写真しか使えなかったが。
その後、森英恵のオープンギャラリーのディレクションをしていて、2ヶ月連続でやることになってしまった。そのとき、「サイゴンの昼下がり」の表紙の写真をとてもほめてくれた。僕が偶然ですよ、というと、そういう偶然を呼び込むのは、それなりの技量がなければ(違う言い方だったけど)遭遇しないんだよ、と言った。今度の僕の写真展に是非来て欲しいと、昨日ポストカードを出したばかりだった。合掌。

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Comments

鈴木八朗さんが亡くなられたんですか!
ぼくが編集した、高梨豊さんの『ライカな眼』という本で、高梨さんと対談していただきました。
その後、すっかりごぶさたしてしまっていたんですが……。
不思議な存在感のある方でした。
ご冥福をお祈りいたします。

Posted by: タカザワケンジ | 2006.01.06 03:54 PM

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