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2006.01.20

EPSON PX-5500 カラープリント性能

横木安良夫写真展「TeachYourChildren1967-1975」

●21日(土)pm1-7時 写真展会場にいます。

●アート・フォト・サイト・ギャラリーBlitz

●Teach Your Children1967-1975写真展の内容は、ここをクリック

EPSON MAXART PX5500 と カラープリント
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1994年10月 ベトナム ホーチミンシティ サイゴン レタイントン通り 
An early afternoon of Saigon

H・C・M・C(ホーチミン市・旧サイゴン市)の中心部。コンチネンタルホテル裏、レタイントン通りを、颯爽と横断するアオザイ姿の女性。僕はカメラに200ミリの望遠レンズをつけて後ろ姿を追った。追いかける僕のファインダー越しの視線から、彼女は路地を曲がると、まるで白日夢だったかのように忽然と消えてしまった。僕が初めてサイゴンを訪れた時だった。僕は日本に帰りそのフィルムを現像した。そこには肉眼で見た印象そのままの一コマが、まるで演出したかように写っていた。二回目にサイゴンを訪れた時、この写真を、このあたりで仕事する人たちに見せたところ、誰も知らないし見たこともないと答えが返ってきた。彼女は、僕がヴェトナムで出会った一番印象的なアオザイの女性だ。ただこのアオザイは、生地や柄や形が、普通のアオザイをかなりアレンジしているという。いったいどんな生活を送っている女性だろうか。僕は彼女の日常を想像した。 

●EPSON MAXART PX 5500は、今回の写真展のために導入した。モノクロ写真をプリントするためだ。

早々、モノクロをプリントしているので、一度もカラーはプリントしていなかった。カラーは、もう一台のプリンターCanonPixus9100iでやっている、仕事上の見本プリントなど、感覚的にも頭に入っているからだ。

●現在、恵比寿にある東京都写真美術館で、ベトナム1954-1975年の写真展を開催している。
今回僕がやっている写真展と、ダントツで時代が重なっている。
あの時代の日本の若者と、世界で一番悲惨な土地だったベトナムで生きる若者たち、それが同時代だったことに驚くだろう。そして一ノ瀬泰造の時代もまったくこのなかに含まれていることも意味があることだ。

●その写真展の入り口右側、最初の壁に、この写真が展示されている。
この写真は、もう何度プリントしたろうか。もちろんインクジェットプリントは当然として、ラムダという銀塩デジタルプリントでもプリントした。今までラムダのクリスタルプリントが一番の仕上がりだった。

●今回の写真展のギャラリー、アート・フォト・サイト・ギャラー・BLITZからこの写真を扱いたいと提案があった。でも何でプリントするか。
いままでのプリントは正直、不満があった。できれば自分できちんとコントロールしたい。
銀塩デジタルプリントの最大の弱点は、デジタルデータは僕が作るからよいとしても、
やはりプリントの段階がBLACKBOXだ。微妙な調整は結局は人任せになる。
それになんといっても、ペーパーの種類がすくない。ペーパーがプラスチックで、
ピタリとその質感が表現とあえばいいが、合わないとなんだかむずむずする。

●ふと、PX5500と、今回モノクロで使用した、
EPSONのVelvetArtPhotoPaper。
このプリンターで、カラーをプリントすることなんて、これっぽっちも考えていなかった。
でも、突然ひらめいた。
なぜなら、僕はあまり光沢のあるペーパーが好きではないからだ。
確かにクリスタルプリントは美しい。でもそれは表面が美しいので、
かえって写真の中に、気持ちがいかない。
特にインクジェットの光沢ペーパーは、その性能が上がれば上がるほど好きになれない。

●まず、A4のEPSONマットフォトペーパー顔料用でテストプリントした。
最初はカラーオススメでプリント。sRGBだ。お、キレイジャン。
それから、AdobeRGBでプリント。若干彩度が上がったようだ。

●そしてついに、A3ノビ、VelvetArtPhotoPaperでプリントした。
結果は、最高。なんといっても質感のある、紙は写真に深みを与えるし、発色もよい。黒のしまりもよい。
正直驚いてしまった。すっかりモノクロモードだったが、カラーでも素晴らしいプリントが自分でできることにうれしくなってしまった。インクジェットの最大のメリットは、100%、自分自身でコントロールできることだ。

●来年は、「Teach Your Children 1975-2005」展をする予定だ。
そこにはカラープリントがたくさん入ってくるだろう。このプリンターとこのペーパーに出会って俄然やる気がでてきた。今のところ、国内ではA3ノビしかないが、海外では大きなサイズもあるという。

●今回の、「サイゴンの昼下がり」のプリントは、アート・フォト・サイト・ギャラー・BLITZで見ることもできるし、販売もしている。是非僕が最高のできという、プリントをご覧ください。そしてマット系、半光沢系のプリントが好きな方は、このプリンターがカラーもモノクロとも素晴らしいと納得するだろう。これはセールストークではなく、僕の本心だ。
★EPSONさま。インクと、ARTPAPERの価格をもっと、もっと抑えてください。

日本カメラ2月号で、横木式デジタルモノクロプリントの特集をしている。

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