ロバート・キャパ写真展 CAPA IN COLOR IN KOBE
昨年、東京で開催された、ロバート・キャパが撮影したカラー写真の展覧会が神戸でも開催される。
コダクロームで撮られたカラーの世界が60年ぶりに、デジタル技術によってよみがえる。
キャパはテクニックには、無頓着だったといいながら、当時最新のカラーフィルムでも撮っていたのだ。
彼の写真はモノクロームで評価されているが、同じ戦場をカラーフィルムでも撮影している。
カラーとモノクロの落差。戦争はモノクロ写真の残した世界と違い、こんなにも明るい空の下で起きていたのだと
ショックを受ける。そのリアリティのなさ、まるで映画のワンシーンのような写真は、60年という時間を越えて迫ってくる。
前回、写真展のカタログに不具合があり、すべて回収されてしまった。今回、神戸の写真展のおりに新たに販売される。とても貴重なカタログだ。
大丸もとまち
2006年5月31日~6月12日
大丸ミュージアムKOBE(大丸神戸9F)
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Comments
今日、神戸で開催されたCAPA IN COLOR に早速行ってきました。会場に入った途端に目に飛び込んできたのは、CAPAのカラー世界。今までモノクロしか見たことのなかった私には衝撃的でした。青い海と青い空。モノクロでは決して感じることの出来なかった臨場感です。その圧倒的な青の世界に、うるうる涙が出て会場の真ん中に立ち尽くしてしまった私でした。ICPのフィル・ブロックさんの解説をお聞きして、どうしてあんな青空なのかもよく理解できました。一瞬の出来事の中にストーリーがある。そんなキャパの作品は大好きです。
Posted by: Kaya | 2006.05.31 11:02 PM