「車道を逆走する女」
●写真展「Daydream Believer」は、5月24日までです。
★最終日24日午後3時から終了する5時まで、横木は会場にいます。
だっこさんこと、歌手朝霧裕さんが、写真展「Daydream Believer」Shibuya Now and Thenに来た。写真を一点買ってくれた。選んだ写真は、前回の写真展「TeachYour Children1967-1975」のときにも展示した、1970年に撮影した写真の8x10版だ。女性が、女性の写真を買うことは珍しい。もっともその写真は、彼女が生まれるまえに撮ったものだ。いったいこの女性が、どんなふうに暮らしているのか想像するのが楽しいと言った。その女性は僕の大学時代の友人で、前回の写真展のときに30年ぶりに再会しているので、僕はもちろん今のその女性を知っている。でもそんなこと、だっこさんには関係ないのだろう。写真は、「記憶」と、「想像力」の扉だから。だっこさんが、その一枚を決めるために選んだいくつかの候補も、ちょっと特別な視点で面白かった。
写真は見るだけだったら、好き嫌い、良し悪し、を簡単い言えるが、買うってこと、それとは全然違うことだ。値上がりを待つ、コレクターならいざしらず、写真を所有することは、たいていは自分の家、自分の部屋に飾ることになる。それは、自分のプライバシーに迎いいれることだ。だから写真を見るとき、ただ見るのではなく、この写真を買うつもりでみると、写真の見かたが全くかわってしまう。何しろ、もしかしたら、一生その写真がその人の生活の風景に、入り込んでくるから・・・・その写真が、これからだっこさんの、生活にどんなふうに受け入れられてゆくのか、とても楽しみだ。
だっこさんとは、ぁゅ☆姫をとおして知り合い、実際会うのは今日初めてだ。僕が、ぁゅ☆姫と最初にあったときにBlogを読んで、メールをくれていらいの、メルトモというわけだ。だっこさんのことは、彼女のHomePageを見て欲しい。そのなかに、ずりしと胸にひびくTEXTがある。
彼女は、自立するために、好きだった歌手になることを目指した。そして今その第一歩を踏み出している。
近いうちに、東京でもライブをするそうだ。是非言ってみようと思っている。
ダッコさんは、帰り際、突然
「今日、ダッコとお酒を飲みませんか?」と言った。僕はこのところ連日飲んでいたので、今日は6時には帰るつもりだった。でも女性からのお誘い、喜んで、喜んで、受けた。ちょうど、柊君と、佐々木君がいたので一緒に飲むことにした。そして2時間ばかり、渋谷のおやじばかりの飲み屋で飲んだ。だっこさんは、生まれてはじめて馬刺しを食べるとはしゃいでいた。
写真展に来るときは、介護の人と一緒だったが、帰りは柊君が途中まで送り、あとは一人で帰った。ひとりで変えれるんだ、と僕は驚いていた。そして今度写真を撮る約束をした。
写真展、写真の販売、目標の50点を達成した。今日まとめて5点買った人がいたのだ。そして初めて写真を買う人が半分ぐらいいる。写真を買う人は確実にいることを知った。
写真展はあと3日。最後の日には3時ごろ顔を出す予定。
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