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2006.06.01

ロバート・キャパとアンリ・カルティエ=ブレッソン

ロバート・キャパとアンリ・カルティエ=ブレッソン

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ロバート・キャパ写真展「CAPA IN COLOR」

ロバート・キャパの写真展「Robert Capa in Color」が神戸のもとまち大丸で5月31日から6月12日まで開催されている。

【ギャラリートーク開催】
●ニューヨーク国際写真センター副会長フィル・ブロック氏によるギャラリートーク
日時:5月31日(水) 11時~・14時~
場所:大丸ミュージアムKOBE内
●マグナム・フォト東京支社ディレクター小川潤子氏によるギャラリートーク
日時:6月2日(金) 15時30分~・18時30分~、6月3日(土) 11時~・14時~
場所:大丸ミュージアムKOBE内
※ご参加のお客様は入場券が必要です。予告なく、変更・中止になる場合もございます。

【ドキュメンタリー映画 “CAPA in Love & War” 特別放映】
●日時:6月2日(金)、6月4日(日)、6月9日(金)、6月10日(土)
各日10時30分~12時00分(放映時間:約90分)
●内容:アンリ・カルティエ・ブレッソン、スピルバーグ、イザベラ・ロッセリーニなど、関係者たちの貴重な証言によって綴られた、ロバート・キャパの初めてのドキュメンタリー映画を放映します(2003年サンダンス映画祭ドキュメント部門ノミネート)。
●場所:大丸ミュージアムKOBE内・DVDシアター

以前に横木の書いたText


Bressonbig1

映画アンリ・カルティエ=ブレッソン「瞬間の記憶」
アンリ・カルティエ=ブレッソン公式HomePage とてもよくできている!

そのまえに、上映している、渋谷、シネマライズXは、特異な映画館だった。
平日すいているとしても油断してはならない。
スクリーンが異常に高い。どう考えても映画をカンファタブルに見る環境ではない。
一階と二階席があるが、絶対に二階席で見ることをすすめる。
全部で30数席あるが、整理券1-15番以内じゃないと2階で見ることはできない。
ご注意を。 僕の友人が1階の一番前で見て、首が痙攣したと言っていたい。
まあ、その際はかくごして見るしかない。

映画は淡々とした記録映画。ブレッソンが自分の写真を見せながら、語っていく。
写真好きならとてもためになる教育映画だ。
ぼくも時折眠くなったが、ブレッソンの写真に対する考えを知ることができ、大満足だった。
特に有名な「決定的瞬間」は、キャパと同じように、ポジションとタイミングだ。
キャパは、タイミングとポジショニングで、ベストポジションにたち、現実に遭遇することがテーマかもしれないが、
ブレッソンは、そこに美学が入り込んでくる。完璧なコンポジション、構図が偶然にも表現できる。そこに居合わせることが、「決定的瞬間」なのだろう。
映画のなかでブレッソンは、自ら暗室作業がうまくないようなことを言っているが、そのため彼の写真は信頼するプリンター(海外では写真家の作品を専門のプリンターが制作するのは、ごく普通のことだ)に焼かせている。
モノクロのプリントは、かなりエネルギーのいる作業だ。ブレッソンも当然、若いときは自分でプリントしていたろう。
カラー写真もほとんど撮ることはなかったといわれている。カラーで撮る仕事は、ロバートキャパがやったという。
キャパのコンタクトプリントは、かなり公開されているが、ブレッソンは絶対にコンタクトプリントを見せないと言っていたと思う。(少し何かで見たよう記憶もあるが)
93歳のインタビューというと、死ぬ直前のインタビューだったのだろう。


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