タイロケに来ている。
仕事でタイに来ている。バンコクからクルマで3時間半のリゾート、ホアヒンだ。この十年ぐらいでタイはずいぶん変わった。いやタイに限らず、ベトナムも、そして景観だったら東京だって変わった。世界はグローバル化され、均一になりつつある。そして一方ドメスティックなものは、そのまま残ってゆく。かつてのように、文化が混ざり合い、違うものを生みだすことはないのだろうだ。ベトナムにしても、植民地時代のように、西洋とアジアがミックスした、コロニアル様式を生んだ。いまは、グローバルな都市景観、リゾート景観はダイレクトに存在し、ミックスすることがない。例えばサイゴン川のほとりに建つ、マジェスティックホテルは、かつては安っぽい植民地様式が前面にでていてよかったけれど、いまや、原理ベトナム風、ということはどちらかといえば中国風になりつつある。僕が最初見た、ベトナムは、貧しかったからこそ、存在していたのだろうか。特に1994年に見た、ニャチャンの風景は新鮮だった。今やアジアのスタンダードになりつつある、バリ風様式に、今はニャチャンはなっている。
田中長徳の写真展「ウイーン」が、ギャラリー・バウハウスで5月22日から 6月 30日まで開催される。田村彰英とのトークショーもある。
インターネット、この町はHilton HotelのADSLなのに、考えられないぐらい遅い。なので一枚写真をUPしてめげた。
●さて、5月20日、NHKBS2で放映される、週刊ブックレビューに私めは出演する。
紹介するのは、藤代冥砂の最新小説「クレーターと巨乳」
そのほか、二人の先輩写真家の本を紹介する。
ひとりは、元フォーカスのカメラマン鷲尾倫夫さんの写真集「THE SNAP SHOT」
そして、先日も紹介されていたけど、再び僕が紹介する、鬼海弘雄さんの「東京夢譚」
先輩二人は、不思議なことに船員経験者だ。
テーマは、写真家と文章。17日に収録。他の二人の一押しの本を読まなくてならない。それがなかなが重労働だった。
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