「写真な一日」
昼一番に六本木に行った。ところが、電話してみると西麻布だった。テクテクと西麻布まで歩く。それは今日行く、モデルエイジェンシーだ。実は今日は、「BOBOS」という、最近創刊された、ボヘミアン・ブルジョワジーというコンセプトの、男性誌の撮影だった。それも僕は、写真家ではあるけれど、被写体としてだ。その雑誌の次の号で、コンパクトデジカメ特集をするので、それに出演してほしいというのだ。一緒にモデルのKIKI嬢とコンパクトデジカメで撮る。まあ、僕が先生でもするのだと思い、「ベトナムGXトラベラー」が、6月11日に発売されることもあり、宣伝になると思い快諾した。以前仕事をしたことのある、美人編集者KがぼくのHomePageを見ていて、声をかけてくれたわけだ。
ところが、よく聞くと、僕はモデルでもあるのだ。用意されていたのは、三宅一生のパンツとポロシャツ。そして靴。写真を撮られることはままあるが、自分のほうでスタイリストに服を選んでもらうことはあっても、完全おまかせなんて、こりゃファッション写真ではないか。写真家は千倉志野。いつも思うことだけど、女のカメラマンってちょっとワイルドでセクシーだ。撮りかたが皆かっこいい。なんて見ほれながら、僕もGX100で撮りかえす。
BOBOSには、KIKIの撮った写真と、僕の写真が載る。カメラはGRDとGX100。KIKIはGX100にすっかり惹かれている。すぐにでも買いたいと言った。彼女は建築を専攻、写真も趣味だ。なんと銀塩の21mmのついた、GR21を持っているという。そうとマニアだ。本番の写真は、雑誌を見てもらうとして、なんとなく撮影の雰囲気を。
撮影後、5時半ごろ神田のオリンパスギャラリーに行く。第四回「銀の粒」同人展~平カズオ追悼写真展~青山達雄、平カズオ(没)、三浦和人、の写真展だ。5月31日から6月6日まで。
昨日は、午後6時から追悼のパーティをした。そこで平の未亡人が、平がなくなる数日まえに二人で渋谷の映画館で「ブレッソン」のドキュメンターリー映画を見た話をした。僕もその頃見ている。青山達雄氏は、大学のクラブの一年先輩。一ノ瀬泰造の同級生だ。その日は、多くの写真家が集結した。
そこに高梨豊さんがいた。以前にも書いたが、僕は篠山さんのアシスタントになるまえ、大学四年のときに当時乃木坂にあった、高梨さんのオフィスに「アシスタントにしてほしい」と電話した。当時ぼくは、高梨さんが一番好きだった。そうしたら、電話にでたアシスタンに「今は助手は募集していない」と断られた。高梨さんにではなく、アシスタントに断られたのだ。高梨さんはスター写真家だったので、作品を見てほしいなんて、見てくれるなんて発想もなく、ぼくはあきらめた。そのことを高梨さんは誰かに聞いていて、「いや、僕のところにこなくてよかったよ」といわれた。でああるので、ファンとしては、記念写真。右は青山達雄氏。
そこで赤城耕一と地下鉄で新宿に向かう。すると高梨さんが乗り込んできた。やはり新宿に行くという。
ゴールデン街の、写真バー、アガジベベーで、今日から写真展をやる、タカザワケンジのところに到着。タカザワはいなかった。彼は僕の「ベトナムGXトラベラー」の編集もしてくれている。もう20年ぐらいまえの、彼が大学を卒業してアジアを放浪しているときの、写真を展示してある。どれもネガフィルムで撮影。僕はベトナムの子供達の↓の写真が好きだ。
Photo KENJI TAKAZAWA 会場でGX100を使い複写
ゴールデン街、まねき通り。03-3205-8239
6月1日から6月30日まで。19-24時。日曜定休、ビール+チャージ、1000円
タカザワケンジ写真展「Road and River」
トークショー、タカザワケンジx釆女未和 6月9日、20-21時
12時近くまでいて、柊君と「猫目」に行く。混んでいた。2時半ごろかえる。
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★ベトナムGXトラベラー」6月11日発売! 詳細
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