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2008.02.18

GRD40mmテレコン問題 その3

080223 おまけを書きました。(テレコンゴースト除去法?)

Waikiki0801
2008.1 Waikiki Hawaii
GRD テレコン 左下、右下にわずかに赤いゴーストがでている。これは薄いほう。消したければ、レタッチすればいいことなので。でもぼくはこのままでも気にならない。

テレコン問題 その1

●GRDテレコンのゴースト問題は、リコーのアナウンスのないまま、個別的に希望者の返品は受け付けているようです。
コンパクトデジカメのオプションの、コンバージョンレンズ(交換レンズではない)、いってみれば、ユーザーの要望によって作られた、1万5000円のおまけのようなアタッチメントレンズに、これほどまで不満が?でることは珍しいだろう。それは、GRDユーザーの多大な期待の結果なのかもしれないが。
正直、ぼくはこの40ミリテレコンは、とても優秀だと思っている。28mmのGRDと同じく、歪曲もなく、かなりクリアーな標準レンズとして使えるわけで、これは十分15000円の価値があると思うからだ。
●ただ、逆光時?のフレアー、ゴーストが時折でることは、事実で、それに不満なユーザーが、こんなもの使いたくないと思うことは自由だろう。買う必要もないし、買ってしまったら返品してもらうことだ。
僕らのようなさまざまなカメラを使うプロばかりではないし、8万円というカメラが、高価なカメラだと思う人もいるだろう。15000円のコンバージョンレンズに多大な期待を抱くのも自由だ。
●ただ、GRDが他のコンパクトカメラと根本的に違うのは、ユーザーの意見が常に、何よりも反映しているという、稀有なカメラという面がある。GRDの初期ロットの耐久性のなさに、皆辟易としていても、メーカーに対して愛情があるからこそ、皆、それに耐えて、使っていたのだろう。最終的にはずいぶん壊れにくくなったが。
●GRD2は、そういう意味では、かなり耐久性が増した。カメラ本体の不満点は、今のところあまり聞かれない。
そこに、新たなGRD用テレコンという、ユーザーが熱望していたオプションがでた。僕は、以前のブログに書いたが、プラスマイナス、メリットがあれば使うと書いた。正直あまりゴーストは気にしていない。デジタル時代、気になればレタッチするし。・・・といっても僕のような使いかたをする人は、もしかしたら少数派だろうか。
●このテレコンの最大のメリットは、準標準画角できわめて、素直な描写をすることだ。しかもF値は2.4のままだ。GX100の35mm付近がf2.9、50mm付近がf3.5だから、40mmでf2.4は立派だろう。被写界深度がたいして変わるわけじゃないが、それだけ早いシャッターが切れる。
●このレンズがなぜ生まれたかといえば、それはユーザーの要望があったからだろう。21mmのワイコンがあるのなら、テレコンだってほしいといった。このテレコンが爆発的に売れるわけはないので、利益度外視、あくまでリコーは、ユーザーへのサービスの一環なのだろう。いやいや、他のカメラとは違う、GRD開発者の遊びごころだったかもしれない。短焦点のGRDで、ポートレイトだって撮りたいといった。
●このコンバージョンレンズは、最初からF値2.4を変えないコンセプトだった。それでいながらできるだけコンパクトに。今回の問題も、この明るさと大きさがネックになったのかもしれない。しかも、GRD基準としてディストーションを抑える。そこにおいては、かなり高得点で、まとめたレンズだ。
●しかし、ゴーストがでる。たぶん、この辺にかんして、僕は今のところ、直接リコーに聞いているわけじゃないのでで、あくまでも想像の域だが、ある種の条件でゴーストがでることは、つかんでいたに違いない。ただ、それはあくまでも逆光という、特殊条件ということで、さして気にしていなかったと思える。GRD本体は逆光性能のテストはかなりされていると思う。しかし、コンバージョンレンズは、そんなテスト条件はなかったのではないか。まあ、たぶん、このコンバージョンレンズを企画した人は、これほどまでに問題にされるとは思ってもいなかったかもしれない。まあ、実際に購入して、まあこんなものかなと、メリット重視の人は問題ないだろう。であるが、だ。
●ここまで書いては、正直、僕はなんとも思っていないので、こんなことで、カメラ企画の担当者にプレシャーを与えたくないし、これからGRDのさまざまな、ギミックともいえる面白いオプションが出にくくなることを恐れるているのだが。まあ、こんなことにビビラズどんどんやってほしいし、GX100のようなカメラだって、そういうさまざまな企画、例えばGX100のAVFのようなものを商品にするなんてことは、彼ら現場の企画や技術者が、RICOHの上層部を動かしていることは事実だからだ。そういう、さまざまなことをチャレンジする彼らだからこそGRDのようなカメラを生んだのであり、あんまりにこのテレコン問題で、がたがたいうことは、健康ではないと思っている。RICOHが公に認める必要があるかどうかは、僕はわかならない。これが設計ミスなのか、それとも、コンバージョンレンズは、GRD本機ではないので、あまりにガタガタいうと、問題が違う方向に拡大することもあるだろう。
愛情があれば許せるし、なければ許せない。欠点なんてそんなもので、RICOHのGRDを支持するひとたちは、この特異なカメラに愛情があるはずだからだ。このオプションがいやだったら、こうやってネットで情報を共有できる時代なのだから、メーカー云々より買わないか、買ってしまってやはり許せないのなら、個別的に返品すればよいことだろう。僕はこのオプションテレコンが、「かなり優秀な描写だが、欠点がある」という、それって人間なら「魅力」ともいえるので・・・マア機械はそんなふうにはいかないか。・・・・

●話が支離滅裂だが、このレンズのゴーストの理由は簡単だ。
それは明るさと、コンパクトさ、そしてGRD基準の絵づくりを最優先したため、逆光性能のつめがあまかったことだろう。技術者としては、このサイズでこの明るさで、こんな絵が撮れるんだよ、と誇って作ったのに、水を差され、忸怩たる思いだろう。
●なぜ、ゴーストが出るのか、これは僕のあくまで、レンズの観察でしかないし、RICOHの技術者の説明はもらっていないが、レンズをよく観察すればすぐにわかることだ。
●最大の問題点は、前球の大きさと、そのRのキツさだ。魚眼レンズじゃあるまいし、こんなレンズ今まで見たことがない。それもこれも、明るさと、コンパクトさ、各種収差を抑えるための、必然だったのかもしれない。
でも考えてみて、こんなに曲面の強い前球、レンズのハレーションをどうやって切ればいいのか。横から見ればわかる。レンズを真横から見ても、ほんの少し正面に回れば、この極端なRのレンズが見える。とうことは横から光を切ることができないということになる。このレンズのハレーションを完璧に切るには、50センチぐらいの長さのフードが必要だろう。それは実用的ではない。
●このコンバージョンレンズを反対側から覗くと、このレンズの弱点は明確だ。それはある角度になると、光源がレンズのイメージサークル内に直接入っていないのにかかわらず、光源がレンズの端に見えるということだ。こんなことは、通常のテストじゃわなからないのだろう。これがGRD本体だったら大問題だ。だからこそテストもシビアに違いない。でもこれは、アタッチメントレンズだ。そこまで、テストはされていないのだろう。
●ネット上では、逆光以外でも、順光でも、くもりでも、室内でも出ると書いているユーザーもいるが、それは逆光の定義の問題で、逆光とは、撮影している場所の光の状態ではなく、フレーミングされた画面の主題が、背景より明るいか、暗いかで決まるのだ。室内から外を見れば当然逆光、明るい曇った海岸を見れば逆光、背後から日が射している順光でも、画面のなかに主題より明るい部分があれば、逆光だ。
そして、このレンズは、画面内に直接光源が入ったときは、しょうがないとしても、そんなものは、どんなレンズだってそうだ。ここではレンズの構造上、レンズの横から入ってくる光がレンズ内に侵入してしまうとが問題なのだ。それは構造上の特徴(欠陥)だ。ただそれだけのことだ。まあ、この優秀なコンバージョンレンズのそれが、弱点といえる。これはどんな条件でも、光源がレンズの先を掠めるような条件のとき必ず出現する。その場所をすぎると、こんどは消える。これはそういうレンズなのであります。
●それがわかれば、そういう条件で撮らないか、それともあとでレタッチすればよいことでしょう。
まあ、そのうち詳しくリコーの技術者に聞こうと思っていますが、欠点のない機械はないので、それをだましだまし楽しんでつかうのも、写真という高級な趣味のたのしみなの一つであります。そして何より、それ以外はコンパクトカメラのテレコンとはしては極めて優秀なので、プラスマイナス0、気に入った人が使えばよいのでしょう。

★20080223おまけ(ちょっと冗談でありますが、効果はあります)

●ゴーストを弱くする方法を書きます。
→もっとも、画面内に光源が入っている場合は、完全に除去することはできません。又曇り空などでも、画面の端に輝度差のあるものが入っているときも、完全に除去することは難しいでしょう。もっともフレーム内光源のハレーション、ゴーストは、このテレコンに限らず、高級なレンズでもよくあることなので、弱冠でも軽減されれば、よしとしましょう。(ワイド系は、光源が画面に入っても、ゴーストが出るだけですみますが、標準や、望遠系はコントラストがなくなり、一番恐れる状態、「イヤーハレが入ってしまった」と、実はハレが入ることに敏感なことが、コンサバティブなプロカメラマンであるゆえんなのです。

●さて40mmテレコンのゴーストをなくす、具体的方法ですが、単純にフレームギリギリにある光源を、切るといったあまりに初歩的なことです。そのことをプロの用語で「ハレを切る」といいます。これはGRDにおいて、やってやれないことではありませんが、苦難を生じます。それでもやりたいひとは、試してください。

●まず、長さ50センチ幅20センチぐらいの黒い固いボール紙を用意します。もしくはハエたたきのような形状の、50センチぐらいの棒に2,30センチの □ ○ もしくは、 『 型 した、黒紙を取り付けます。

●→こういうものを「ハレギリ」といいます。スタジオや大型カメラの撮影の時に良くつかいます。映画などの撮影でも、クリップタイプのものを使っています。
キーライト、アクセントライトとして、逆光は、写真の表現上重要だからです。ただこれはどんな撮影でも、レンズに光源が入るといったリスクがあり(もしくは主題より輝度の高いものが画面やその周辺にあると)トラブルのもとになります。

●さて、その「ハレギリ」を、例えば光源がフレームの外、左の上にあれ場合、手を伸ばして、フレームギリギリまで、その「ハレギリ」で光源を切ります。光源がフレーム内のときは、完全にハレを切ることはできません。それでも、フレームぎりぎりまでハレギリで切れば、ゴーストは半減はします。
●光源(これは画面内の明るさとの相対的なものも含む)がファインダーフレームの外にある場合は、手を伸ばしハレギリで光源を切れは、かなり消えるか、完全に消滅します。
●もっとも、先に書いたようにGRDというコンパクトカメラにとって、あまりに実用的ではありません。まあ、右手でカメラを持って左手のハレを切ることは可能でも、光源が右にあるときには、もっと長い柄が必要でしょう。そしてなにより、フレームギリギリにハレギリをセットすることが、かなり難儀です。カメラを三脚に固定し、ハレギリも固定すればやってやれないことはないのでありますが。
●まあこれは、冗談なような答えですが、なぜこのコンバージョンレンズのゴーストが起きるかは、理解できるでしょう。


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2008.02.02

RICOH GRデジタル 40mmテレコン その2

Grdgh1_600
GRDⅡ GV-2 + GT-1 1.43x + GH-1
( GX100にて撮影 72mm相当) 

GRデジタルテレコンゴースト問題関係(その1)は、ここをクリック

Hawaii010s
GRD+テレコン

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