デジタルフォト4月号 横木安良夫
SOFTBANK CREATIVE から発行されている「デジタルフォト4月号」が発売された。
表紙と、巻頭口絵10ページ、それにDP1について6ページ、僕の写真が載っている。是非書店に立ち寄ったおりにでも、ご覧ください。
●巻頭口絵は、5月10日に枻出版社から発売する、エイ文庫「横木安良夫流スナップショット」から、デジタルカメラで撮った写真を選んでいます。本の内容は、1967年から2008年の僕のスナップショットのなかから、100点程と、スナップショットについて熱く書いています。今の時代スナップショットを撮る意味など。HAW TO本ではありませんが、スナップショットを撮るにあたっての心構えなど、出版が近くなったら、またここで告知します。
●その出版に合わせて、5月22日から28日まで(会期中無休)、四谷のポートレイトギャラリーにて、写真展「GLANDE OF LENS レンズの一瞥」を開催します。内容は同じく、1967-2008年のスナップ写真です。これも、近くになったらまた告知します。
「DownTown ダウンタウン」 EOS 5D 24-105mm
今年の1月、ある旅行雑誌のイメージショットを撮りにハワイ、オアフ島に行った。ハワイにはもう数え切れないぐらい訪れている。この季節は天気がよくないことが多いが、今回は時折スコールがあるものの、いつも気持ちよい青空が広がっていた。アラモアナショッピングセンターの先にダウンタウンがある。かつては治安のあまり良くない地区だった。もう20年以上前になるが、コマーシャルの撮影のような大所帯の時にはダウンタウンにあるウオンキーというチャイニーズレストランが定番だった。僕はそこで始めて香菜(パクチー)を食べた。まだ日本でパクチーは一般的ではなかった時代だ。大皿の揚げた魚の上に山もり盛り付けられた三つ葉のようなパクチーを口いっぱいにほお張った。僕は予想外の味覚の反応にたまげて、ナプキンに吐き出してしまった。その後ミツバのおひたしをみても、パクチーが甦り食べられないほどだった。数年後、アメリカのヒューストンのベトナム料理屋で再びパクチーに出会い、酔っていたせいもあり、知らぬうちに食べていた。その日からパクチーが大好きになっていた。オアフのダウンタウンは、そんな僕のパクチー初体験の場所だ。僕がベトナムを訪れるようになるずっと前だ。そんなことを思い出しながら、若い女性がウインドーショッピングをするシチュエーションを撮った。
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Comments
はじめまして。
偶然拝見しました。以前ハワイに少しだけ住んでたこともあり、懐かしく拝見しました。
さらにGlance of lensのポストカードにチカラを貰いました。
精進したいと思います。
Posted by: Aki | 2008.04.18 05:13 PM