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9 posts from July 2008

2008.07.26

SIGMA DP1レンズキャップ問題

●SIGMA DP1 ムック、「SIGMA DP1 マニュアック マニュアル」
112ページ ¥1680
8月22日より、インプレスジャパン、デジタルカメラマガジンより発売!
アマゾンで予約可能ですカメラの物写真以外、全て僕が撮りおろしています。
さて、
DP1のレンズキャップは、RICOH GX200の可動式キャップで代用できるか?答えは、可能だ。

GX100と同じように、キャップはじゃまだ。
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GX200、テレコン135mmを装着してDP1を撮影 物写真を撮るには、なかなかすぐれたテレコンだ。Dp1osc800
構造的に、DP1とGX200は、レンズの突出し方が似ている。可動キャップの径が違っているだけだ。ここでは簡単にビニールテープで止めている。実は、DP1用のレンズキャップに穴を開け、GX200用の可動式キャップを接着すれば完全だろう。脱着が可能になる。そのつもりで、DP1のプラスチックキャップにバヨネット部分を残して穴を開けた。ところが加工中ヒビを入れてしまった。しかたがなく、こんどは加工中、補強しながらやろうともう一枚購入したが、時間がなく、完成にはいたっていない。どちらにしても、三分割の羽が、DP1につけると、ケラれるので、ハネにちょっとした工夫がいる。実はこの写真にも写っているのだが、ハネが大きく開くようにガイドをつけている。かなり簡単なものだが、効果は抜群。時間があるときに、完璧なものを作ってみようと思う。
実は、RICOH GRDやGX200のテレコン、ワイコンもDP1にちょっとした工夫で装着できる。そのへんのことは又今度ということで。


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SIGMA DP1 ムック制作中

8月22日に、インプレスジャパン、デジタルカメラマガジンより、DP1のムックが発売される。ほぼ撮影が終わり、今レイアウトにかかっている。来週は原稿書きのために、拉致されるかもしれない。
Sdim0006kawa
写真をクリックする大きくなります。 ISO100 
DP1 のナイトフォト 手前の橋の欄干を入れたものと、入れていない写真を撮る。出来上がった物を見ると、グリーン色に見える欄干が気に入った。高い位置、水平に撮っているので、建物にパースがついていない。建築物をまっすぐに撮るのは、建築写真の基本だ。
Kurokawa
7月24日には、SIGIMAのある小田急多摩線の、黒川駅に行った。DP1の技術者にインタビューするためだ。すっかりゆだった暑い午後、階段を掃除するおじさんがいた。モノクロISO800で撮影した。DP1のモノクロISO800は、ちょっと銀塩ぽくて好きだ。

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2008.07.22

横木安良夫流スナップショットReview

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横木安良夫流スナップショットについてのこれまでのBookReviewのなかからいくつか紹介させてもらいます。アサヒカメラ、日本カメラともすでに新しい号がでたので、ここにUPしてもよいでしょう、ということで。

0807asahicamerabookreview
●アサヒカメラ7月号 「ことばの世界に穿たれた〈裂け目〉」  装丁家 鈴木一誌氏 評 
(誌面をクリックすると拡大します)

0807nihoncamerareview_2
●日本カメラ7月号 「写真の始まりはスナップショットから」
上野 修 インタビュー(誌面をクリックすると拡大します)

Syukanbunshun0807_2
●週刊文春 7月○日号 文春図書館 文庫本を狙え!坪内祐三 評(誌面をクリックすると拡大します)

Asahi080708_2
●朝日新聞 7月8日 首都圏版  スナップ写真「責任を明確に」 上林 格 (紙面をクリックすると拡大します)

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2008.07.20

DP1xGRD2勝鬨橋の真夜中の決闘

Tsuchiyakachidoki
DP1 Twilight Twist GRD2を持つ、土屋君
●月刊Capaの表紙を担当している、写真家 土屋勝義と、東京、勝鬨橋で接近遭遇した。その夜、彼はRICOH GRD2を持っていた。
僕は、来月末に発売される、SIGMA DP1の本を作るため、日夜、撮影励んでいて、この日、深夜、勝鬨橋の上で、NIGHT PHOTO を撮っていた。もちろん偶然、彼と遭遇したわけでない。
昨日は夕方渋谷スクランブル交差点でDP1の撮影をして、そのまま帰ろうとかと思ったが、まだこのシリーズの夜の撮影が残っていて、本来は今日、日曜の夜にクルマで走り回って撮るつもりだったが、撮影の興奮さめやらぬところ、ふらりと恵比寿にある写真家HARUKIのオフィスに寄り、ビールと焼酎を飲み、腹がへったのでそろそろ飯を食いにいかないかと誘うと、恋わずらい中のHarukiは冷たく、まだ食べたくないと言う。mmm
・・・実は夕方の撮影には、わが自転車、1995年阪神大震災取材のときに取材のために購入した、年代物のマウンテンバイクに、三脚、一脚、懐中電灯を積み込む撮影フル装備なのだ。・・・・しかたがなく、一人で食べようかと思う。なにしろ今日は家内と娘は実家に帰っていて、僕はひとりなのだ。ほろ酔いでよれよれと帰りながら、こんなふうに撮影準備万端なのがおしくなり、、よし、今日の夜はこれから徹夜で、東京の街を撮ろうと決意したのであります。撮影場所は、築地から晴海近辺と、既に決めてあったので・・・・・夜風が爽快。恵比寿からなるべく平坦な道を選ぶと、自然と広尾 古川橋 芝浦から新橋のルートを取ることになる。広尾の商店街で冷やし中華と餃子を食べ腹ごしらえをする。
満腹状態、新橋にあるイタリア街あたりから時々自転車を止める。小型のジッツオの三脚にDP1を据えて、長時間露光だ。絞りは開放からF8。露出時間はオートだが、たいてい4秒から8秒、長くて15秒かける。こういう撮り方を、ナイトフォトというが、昼間見るとなんてことない景色が実に不思議に写る。ナイトフォトばかり撮っている写真家がいるくらいだ。
11時半頃に築地につき、ふと、そこで近くに住む土屋君のことを思い出した。土屋君も僕も、師匠は同じだ。世代が違うので数年前に知り合ったばかりなのだが、社交的で、人付き合いがよく、最近は懇意にさせてもらっている。彼はお酒を飲まない。だから夜はいれば、気軽にやってくるとこを、僕は知っている。ので、電話すると明日は撮影だと・・・・僕は、すでにかなり撮っていたので、実に休憩がしたく、無理やり、勝鬨橋のデニーズで会うことを要求した。そんな先輩の勝手を、こころよく土屋君は聞いてくれる。そこで、なんやかんやとこ一時間。
さて、ぼくは撮影に行くぞと、二人で勝鬨橋を渡り、途中僕が撮影を始めると、彼は撮影中の僕を撮影始めた。土屋君といえば、月刊Capaの写しやの肖像の撮り手。彼は日本で一番、写真家をかっこよく撮るカメラマンだ。僕は緊張する。わけないけど、ちょっと嬉しくなった。もっとも、今日のいでたちは、あまりかっこよくないので、まあ、文句はいえない。
それで、僕はお礼に彼のことを、トワイライトツイスト(懐中電灯撮影)で、撮った。といったDP1xGRD2のフォトセッションでしたのであります。
そのときの様子が彼のBLOGにアップしてある。
土屋勝義BLOG
MIXIにもUPしてあり、そちらに写真が3点あったので、無断でここで紹介。僕が橋に乗って撮った写真と、土屋君が撮ってくれた写真を紹介。
Kachidoki
DP1 by ALAO YOKOGI
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GRD2 photo by Tsuchiya

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GRD2 photo by Tsuchiya
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GRD2 photo by Tsuchiya
これはシャッターを押し、これから懐中電灯で土屋君をライティングしようかという瞬間を撮られたもの。僕の左手に大型のライトが・・・・・。自転車は例のマウンテンバイク。先日前のブレーキのワイヤーが切れてしまい、ブレーキを壊してしまった。
トワイライトツイストで土屋君を撮った、その時の写真が↓  
ちょっと説明的かなと思って、何枚か撮り、結局TOPの写真を選ぶ。
Tsuchiya01

結局、そこで別れて、僕は朝5時まで撮影をしていた。
この日のルート
恵比寿→広尾→芝浦→東京タワー→三井ガーデン汐留イタリア街→海岸通→築地→勝鬨橋→デニーズ→勝鬨橋→月島→佃島→深川→永代橋→八丁堀→鍛冶橋→馬場先門→竹橋→九段下→市ヶ谷→四谷→権田原→明治神宮外苑→青山通り→表参道→渋谷(ここで早朝回転寿司を食う)→三軒茶屋→下馬
その間パトロール中の警察官の尋問三回。橋などを撮影しているときはいいけど、薄ぎたない暗い駐車場を撮っているとそうと怪しまれる。まあそこはデジタル時代、何を撮っているのかと尋問されても、写真を見せるとホーと感心される。そして一度は、またかと思ったら、無灯火で走っていた。点け忘れ。やれやれ。

SIGMA DP1の本は、8月末に、インプレス デジタルカメラマガジンより、発売される予定!
さまざまな、撮りかたで、作品を作ってます!こうご期待!

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2008.07.16

SIGMA DP1の本

Dp102
SIGMA DP1
Dp101
SIGMA DP1
DP1発売直後の僕のBLOG2008年3月12日
●実は、今 SIGMA DP1の本を作っている。今はその撮影の佳境だ。出版社からきちんと告知されてから正式に発表するとして、この手ごわいコンパクトカメラを、使いこなすのがテーマだ。8月末ぐらいに発売される。ご期待を。
●ところで、どういうわけか、ココログのココセレブになってしまった。別段このBLOGの内容がかわるわけではないし・・・。芸能人でもないので、地道にやってゆこうと思います。今後ともよろしくお願いします。

DP1関連 続く

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2008.07.10

REAL Nikkei Style 2号発売 横木安良夫 写真小説

Realcoversummer
●日本経済新聞出版社より、発行されている、「REAL Nikkei Style」の2号が本日、7月10日発売されます。
もっとも、発行部数的にどこにでもおいてあるわけではないのでしょう。
大きな書店にしかないと思います。

●そこで、6月のはじめに訪れた、ウラジオストクの写真と、小説が掲載されています。
もし書店で見かけたら、パラパラと立ち読みでもしてみてください。一番最後に載ってます。

●タイトルは「あの軍艦の墓場へ」です。もちろん、フィクションですが、まあ、いろいろあります。主人公は41歳のカメラマン……。


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2008.07.08

SNAPSHOT 朝日新聞首都圏版

今日の朝日新聞、首都圏版に、僕のSNAPSHOTについての記事が載っている。先日インタビューを受けたことが記事になった。撮影者は、責任の所在をはっきりさせるべきという、僕の意見が載っている。この問題は、もっと皆で語り合ってもらいたいと思っている。内容は後日、書評の欄で紹介します。
Coversnapshot300s1_2

SNAPSHOT詳細

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2008.07.05

五味彬写真展 キヤノンギャラリー

Shinc_a400
ShINC Project のサイトは、もうじきUPします!

Gomip
銀座 キヤノンギャラリーで、7月3日から9日まで 五味彬 写真展「YELLOWS Return to Classic」を開催している。
YELLOWS Return To Classic
Gomicanon01

キャノンギャラリー銀座2008年07月03日~09日
キャノンギャラリー名古屋2008年07月24日~08月06日
キャノンギャラリー梅田2008年09月25日~10月01日

 
作品内容:
Yellows1.0,2.0,20x20の中からUpのカットのみをAlternative Processでプリントした作品8x10 30点、4x5 20点

●さて、五味彬といえば、日本女性を人体標本のように、ストレートに記録した「YELLOWS」で有名な写真家だ。
Yellowsは、日本の女性の記録の面もあるが、撮影手法はそれぞれ違っている。最初のシリーズは、ポラロイドのネガつき4x5ポラロイドフィルムTYPE55で、その後、当時最先端のデジタルカメラ、コダックの120万画素のカメラ、そして、2000年代になって、CanonD60、そしてデジタルパックのリーフを使っている。それぞれ撮影した時期の、特徴的なカメラを使っている、裏カメラ史でもある。彼の、ワークショップでは、写真の歴史が語られ、なぜプラチナプリントなどが生まれたかが、レクチャーされた。
●デジタル時代になり、銀塩写真の今後が問題になっているが、実は、銀塩写真は、その気になれば、入手可能な薬品を使い、フィルムや印画紙だって制作することが可能なメディアなのだ。だから銀塩がなくなるなるぞ、だなんてじたばたすることではない。
デジタルの時代に、最新のカメラを使い、出力(プリント)を、100年以上もまえに完成したプラチナプリントというアーカイバルプリントで制作する意味は、デジタルと銀塩の連続性を意味しているのだろう。

(追記したため、文章の重複がありますが、ご容赦ください)

●五味は、日芸在学中から吉村側人さんのアシスタンをして、卒業後パリに渡った。小暮徹に紹介されたのは、当時飛ぶ鳥のローレンス・サックマンの助手だ。日本に帰ってきてからは流行通信を中心にファッション写真家として売れっ子だった。そんな彼のプロジェクト「YELLOWS」の写真のなかから顔のUPの写真をプラチナプリントに焼いたのが今回の写真だ。不思議と美しい小さなフレームにおさまり、端正にならんでいる。こういう写真を、キヤノンギャラリーで取り上げるのは素晴らしい。今やメーカーのギャラリーも、販促のためではなく、写真文化に寄与することに気づいているからだろう。今日はワークショップがあるらしいが、定員制で参加できるかは、不明。僕は夜の回には行ってみるつもり。

●実は、五味君とはもう30年以上まえからのつきあいだ。僕がフリーになったとき、まだ日大の学生だったら五味君をアシスタントとして使っていた。そういう意味では僕の最初のアシスタントだった。
彼は東京原宿出身だったので、あの頃僕も表参道の近くに、自宅件事務所があり、原宿は遊び場みたなところだったが、それまでの静かな原宿が、突然にぎやかになってきた時代だった。その写真を撮るためぼくはアサヒグラフに売り込み、原宿をドキュメンタリーした。そのとき、文章を五味君とその当時の彼のガールフレンドが書いてくれた。楽しい思い出だ。その取材の時、朝日の取材で僕が暴走族を集めていると公安から連絡があった。そんなつもりはなかったので、朝日とは関係なく僕個人で写真を撮るというこで、決着。ことなきをえたが、やはり暴走族は本当に原宿に集まってしまった。でも楽しい思い出だ。それはアサヒグラフに8ページにわたって載った。
五味はその後吉村則人さんのアシスタントになり卒業後、パリに行く。僕がパリのロケに行ったときは、集まってワイワイ酒を飲んだ。あの頃は、何度もパリに行った。
●ひとつこんなエピソードを思い出した。
それは、ある事件に遭遇したときのことだ。
パリの何処だか忘れたが、五味君を含めて10人ぐらい、当時付き合っていたガールフレンドと、中華料理屋に行った。大きな店だった。一番奥の席に陣取るフランス人の団体と向かい合うように、陣取った。料理を注文して、待っている時だった。
●突然パンパンと、耳をつんざく花火のような音がした。若い男が大声を上げて店の中をテーブルを掻き分け、突っ走ってくる。誰かに追いかけられているようだ。入り口に背を向けていた僕は振り返った。追いかけるてくる男は拳銃を持っている。僕はとなりに座っていたガールフレンドと一緒に、テーブルの下にもぐりこんだ。皆、同じようにもぐりこむ。逃げてきた男は、料理が一杯にならんだ、奥の団体のテーブルに駆け上がった。皿の割れる音、料理はめちゃくちゃ、男は料理の上で大声を張り上げながら、わめいている。そして再び銃声。(正確には伏せていたので僕には音しか聞こえない)やばい。テロかな、それとも喧嘩かなと、生きた心地がしなかった。すると、あっという間に二人は店からでていってしまった。唖然とする僕たち一同。呆然とした奥の団体は、服がぐしょぐしょに汚れている人もいる。日本だったら大変なことだ。警察だ。事件だ。
ところが、経営している中国人はたいしておどろいた様子もなく、服が汚れた客と冷静に話しているだけで、そして何事もなかったかのように料理を片付けている。客は怒った態度もせず、たんたんとしている。
騒ぎが収まったが、店主は僕らに謝ることもなかった。
席にもどって、僕らは今おきたことを、興奮して話し合った。まるで映画のワンシーンのようだった。この店へのいやがらせじゃないのかと誰かが言った。僕には銃声に聞こえたが、いやたしかに一人は銃を持っているように見えたが、あやふやだ。でもたしかに銃の音はした。ただの火薬の音だろうか。
店の実害は、服が汚れた客と、料理だけだ。いや僕らのワインも被害にあった。でも、そんなことたいしたことはないのだろう。こんなことに慣れていない僕はからだがぶるぶる震えてきそうだった。本当に思い出すと恐怖だった。
そのあと、何ごともなかったかのように、僕らは食事した。
さては、何かのイベントだったのか。まさか。
食べながら、あのテーブルにもぐりこんだ瞬間、ガールフレンドをかばうこともなく、さっさと下にもぐりこんだという物もいて、小さなウイットのあるののしりあいがあった。五味君は恐怖のあまり椅子から動けず一部始終をみていたとう。実はカップルのなかの一人、五味君の友達のある男はガールフレンドを置いて、席から逃げ出した。その行為ばかりは、冗談で済まず、それが原因かどうかわからないが、しばらくして別れたという。僕は、運よくガールフレンドをかばうようにもぐりこんだので、皆にいじめられることはなかった。……。そんなことを、五味君のことを書いていて急に思い出した。たしか1980年ぐらいのことだったと思う。

●さて、五味君とはこの5年ぐらい会っていなかった。実は1999年に僕のウエッブサイトを作ったとき、僕のホームページのTOP「ALAO YOKOGI PHOTOGRAPHS」のフラッシュは、五味君に作ってもらったものだ。
なにしろ、彼は10年以上まえにはすでにフラッシュを使いこなしていた。当時そんな写真家なんて彼ぐらいしかいなかった。
その頃から、バンタンデザイン研究所で写真を教えて、今でも続いている。
来年からバンタンで新しいプロジェクトを始めると言っていた。
そして、2011年には「YELLOWS」を又撮ると言った。
Gomicanon02
昨晩は、パーティだった。そのご、銀座の高級?焼き鳥チェーン店で12時ぐらいまで二次会。
●つづき
土曜日、夜はふたたび五味君と一緒だった。彼のワークショップのあと、近くの居酒屋で、田島一成君ほかバンタンと工芸大の学生と飲む。そこに、宮下マキさんが合流。五味君と宮下さんと一緒に新宿のBarに行く。
そのBarで五味君が作った、一年間しか発行されなかった 幻の雑誌「Sh・I・N・C」のことをインタビュー。「YELLOWS」の写真を表紙につかったその写真雑誌はかなり先鋭的だった。今の40代前後の活躍する、写真家の多くが通過している。
ネットで調べても、あまり検索にかかってこないが、実は日本の現代写真史上、そのうち再評価されることになるだろう。
Shinc_a400_2
バンタンのプロジェクトから、発展して、どうせならもっと自由度の高いことを二人でやろうということになった。
そうしてShINCをReStartすることになったというわけなのであります。

ShINC project 1 「¥3000で写真売りましょ!買いましょ!展」

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2008.07.03

RICOH GX200 135mm(相当)テレコン

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GX200 135mm相当テレコンを装着。この写真はGX200 でズームし72mm相当で撮る

●GX200にこのテレコンをつけると、かなり立派になる。でも実際は、軽量コンパクトだ。
冬のコートの大きなポケットなら入るだろう。フォーカススピードは残念ながら、
現代のデジタル一眼の望遠とは比べ物にならない。次世代コンパクトデジカメの課題だろう。
でも、デジ一なみになったら、空恐ろしいが。

●明日、7月4日、RICOH GX200が発売される。予想通り、
自動開閉キャップの予約がすごいらしい。さて、新しいテレコン、、
1,88倍のTC1、35mmフルサイズ、焦点距離135mm相当で接写を試してみた。
●135mmレンズというと立派に望遠レンズだ。
一般に望遠レンズは遠くのものを撮るレンズだと思われがちだ
。かつて僕が写真を始めたころは、135mm望遠は大人気だった。
なにしろ、レンジファインダーからパララックスのない
、一眼レフ時代(時代を感じる、僕はそんな時代に写真を本格的にはじめた)になり、
望遠レンズが誰でも自在に使えるようなったのだ。
●当時、200mmレンズはかなり大きく、135mm望遠はポートレートレンズとしても使え、
万能望遠レンズとして人気だった。
もっとも僕はアサヒペンタックスSPで、55mmf1.8の次には105mmを買ったが……僕の周りは、
望遠効果の感じられる、135mmレンズが多かったような気がする。
●さて、望遠レンズは遠くにあるものを撮ることと、背景をボカすときに使われるが、
実は望遠レンズの使い方には、もうひとつ重要な使い方がある。
それはパースペクティブを自然に見せるということだ。特にクローズアップのときには、
被写体に近づくので、パースペクティブが強調されてしまう。
標準レンズで、人物の顔を縦位置でいっぱいにいれると、
レンズに近い鼻が大きく写り、耳が小さくなる。中望遠は、クローズアップになっても、
離れて撮るので、そのパースペクティブが自然に見え、そのためポートレートレンズと言われる。
望遠レンズで撮ると、被写体のボリュームがでるともいえる。
望遠レンズの圧縮効果ともいう。女性を超望遠で撮ると、
肉感的に写る。水着やヌードの女性を肉の塊のように撮るなら、
超望遠だ。かつてそんな理由でグラビア写真は望遠の写真が多かった。
逆を言えば、スレンダーに撮るなら、標準からワイドで撮るといい。

●望遠効果、実はこれは、レンズの特性とは言い切れない。
パースペクティブという、なんというか自然の摂理と言うか、
手前にあるものが大きく見え、遠くのものは小さくなるという、ごく当たり前の原理だ。

それは、肉眼で簡単に確認できることだ。目の前に手をかざすと、その手はビルディングより大きい。
日常あたりまえに思っていることも、良く考えてみると不思議だ。

望遠効果というのは、遠くの景色を望遠レンズ(鏡)により、切り取っているにすぎない。
肉眼で、遠くを見れば、ビルなどは重なって見えるだろう。
標準レンズで、奥行きのある街を撮り、遠くの景色の一部をトリミングすると、
それは望遠レンズで撮ることと同じだ。肉眼だって確認できる。遠くの景色は重なっている。

●それは目のまえの1mの奥行きと、100mさきの1mの奥行き感は全く違うからだ。
100mさきの、奥行き感は、ほとんど0ともいえる。だから圧縮して物が見える。

●ある物体を見るとき、それは距離に寄って見え方が変る。これはとても大切なことだ。
人間は、脳で視覚情報をコントロールしているからそんなことはあまりわからないが、
カメラはそれをあからさまにしてくれる。カメラが人間の視覚と違うのは、ただの物理作用だからだ。

●写真を撮るには、被写体のとの距離による、心理的な作用も大切だが、
被写体との距離による、物理的なものの見え方が変ることも重要だといえる。

★どの距離で見るか。どの距離で撮るのか。

●ワイドレンズと望遠の違いを、ワイドレンズは広く撮るとか、望遠は遠くを撮るのではなく、
被写体の近くで撮りたいときはワイド、被写体と距離を持って撮りたいときは望遠レンズだともいいえる。


●これまで、僕は、GRDやGX100をこのサイトにUPするとき、
いつもGX100を、72mm相当にして撮っていた。これまではそれが一番望遠だからだ。
しかし72mmで寄りすぎるとパースペクティブが強調される。
それに、マクロレンズでよく問題になることだが、望遠マクロが使いやすいというのは、
小さな被写体との距離をとることができるし、その分ライティングもしやすい。

●とにかく、GX200ように135mmテレコンは、立派に望遠マクロレンズで、
最大なんと3センチぐらいまで寄れる。一番クローズアップで撮った、GX200のレンズの銅鏡(?)は、
直径が3センチ。これはすごいことだ。
今回、あまり明るくない、蛍光灯の入った、
ライトテーブルに置いて撮ったお手軽撮影のこの写真は、絞りがf8ぐらい、
小さなCCDの特徴である、ピントの深さによって、いとも簡単にクローズアップ撮影をものにしている。
試しに、35mmのマクロを持っている人がいれば、これだけUPにして、
ピントを深くすることがどんなに困難なことかわかるだろう。
●かつて、銀塩時代、大型カメラでアオリを使い、大光量のストロボを照射して、
撮った時代……、こんなに簡単に、クローズアップが撮れるなんて夢のようだ。
しかも望遠だから被写体とは距離をもてるので、(パースペクティブ)が少ない。驚きのレンズだ。
Gx200upws
テレコンで正面から撮った。さすがに135mmのパースぺクティブは自然だ。
写真をクリックすると拡大する。
Lens135mmupw
ここまで寄ってこのピント。かつての僕の頭では、信じられない世界だ。
066c135mmotoko
ロシア、ウラジオストクの街のすぐ沖にある、ロシア島を観光して、帰りのフェリーで。
135mmテレコン。右に端にボケているのは、カモメ。写真をクリックすると拡大する。
かなりシャープな描写だ。

ウラジオストクのTEXTは、6月6日のBlogを読んでください。

デジカメWatch GX200NEWS
デジカメWatch GX200発表会 ニュース

●今回の写真は、7月10日発売の、
ニッケイスタイル「REAL」誌
で紹介します。それには、
僕が書いた小説「軍艦の墓場へ」という、恋愛小説がついてます。


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