DP1 夏 オリンピック JUDO 柔道
DP1 中目黒
連日暑い。まわりが夏休みだから、僕も夏休みだ。DP1本「DP1マニアック・マニュアル」のために、この一ケ月は回っていた。だから知らないうちにオリンピックが始まっていた。開会式を見たのは、デジタルカメラの編集部だった。
今回のオリンピックの個人的な興味は、北島の水泳と女子バレー、バトミントン、野球、柔道、女子レスリング、女子マラソン、残念ながら天才野口みずきの欠場と、非常に残念だけど。それと室伏・・・・。フェンシングには驚いた。太田雄貴。昔、本当に昔だけど、東京オリンピックの頃(1964年)、フェンシングはめちゃめちゃかっこよく見えた。剣道とは違う、宇宙人みたいなかっこうに憧れた。それがいつの頃か、テレビで見ることもなくなり、オリンピックのときもほとんど紹介されることもなく、なくなってしまったかと思ったときに、快挙だ。もっとも彼はアジアチャンピョンだったが、そんなこと誰も知らなかった。
水泳の北島は、興奮させられたけど、順当だったのだろう。まあ、僕はミーハーな観客ということだ。
このサイトでスポーツのことを書くことはあまりないけど、ちょっと気になっていることを書く。
それは柔道とJUDOについてだ。僕は柔道の経験はないが、格闘技を見ることは好きだ。相撲もレスリングもプロレスも、総合もK1も柔術もだ。
今回のオリンピックでは、JUDOの審判については、弱冠は不満があるものの、以前ほどひどくはないと思った。これまでのオリンピックの審判はほんとうにひどかったからだ。
それは、柔道がJUD0、ジャケットレスリングになったことを、日本の柔道関係者が、いつまでも認めなかったことに関係しているのだろう。テレビの解説者は、柔道解説者で、JUDO解説者じゃないので、だからピントがいつもはずれていた。解説者がどちらが勝っているのか分かっていない事態だった。
今や、いわれるようにJUDOは、柔道ではない。
それなのに今、柔道をJUDOに合わせようとさえしている。
そうではなく、僕は逆説のようだけれど、
きちんと「講道館柔道」を立て直すことこそが、
これからのJUDOとの共存ができるのだと思う。
それは、JUDOと柔道をきちんと分けることだと思う。違う格闘技なのだ。
それには、本来の国際化する以前の「講道館柔道」を、きちんと復活させることだと思う。
JUDOではなく、例えば講道館柔道の国際大会を年1度、日本で開くことだ。
もちろんJUDOのチャンピョンだって参加できる。
でも、ルールはスポーツとしてのJUDOとは違うものだ。基本は一本勝ちだ。
講道館のチャンピョンが、JUDOのチャンピョンとは違うかもしれない。
当然だろう。それでいいじゃないか。その正統的な柔道と、
国際的なスポーツとしての柔道を共存させればいいことで、
柔道家がJUDOをするときには、頭を切り替え、
異種格闘戦にでも参加するように、挑戦すればいいのではないか。
今のJUDOは柔道ではないのだから。
このままだと、JUDOに対応するために、柔道を変えてしまうような気がする。
僕は、JUDOは嫌いじゃなない。ある意味とても実戦的だと思う。
それは、ファーストコンタクトが厳しくなったことだ。昔の柔道は正々堂々組あった。
でも他の格闘技を見るとわかるだろうが、どうやって組むかで勝敗は決する。
K1ならあたりまえだけど、組むことさえできない。
今のJUDOの組むまでの厳しさは、実践的だと思う。きっと格闘家になっても成功するだろう。
でも、寝技にすぐ待てはナンセンスだ。もっと先があるだろうと思う。
まあ、スポーツだから、寝技の関節技は凶器だから、JUDOでは無理だろう。
だからこそ、「講道館柔道」の復活を!きっと総合格闘技に近いものになるかもしれない。
なんて、22日発売のDP1本とは関係ない話題で。
写真は、イチジクの青い実に惹かれて撮った。夏の青い空、古いアパートの入り口。このまま僕が東京オリンピック見た年の夏(オリンピックは10月だったけれど)と、大して変っていない懐かしい光景。もっとも給水タンクと奥の新しいビルはなかったこととし見た場合だが。今と昔がミックスしているのがおもしろいのだ。
●さて、20日発売の日本カメラ9月号では、「大人の男の上手なスナップ術」という特集があります。大人の男のためとは、僕は思ってませんが、スナップの実戦を6ページに渡って紹介しています。そのときのカメラはGX200でした。
●同じく、20日発売のデジタルフォトの連載、「GIRLS IN MOTION」では、僕の友人である、19歳のロシア人を新宿西口で撮っています。ちょっと好きな感じで撮れているので是非ご覧ください。
●そして、もちろん22日発売のDP1の本。これはDP1に興味がないひとでも、十分楽しめる内容になっています。DP1のような、マニアックなカメラで写真を撮ることがテーマだからです。
それに、28mmワイドレンズ論、写真論でもあります。
レタッチについても、書いてあります。
ですから、DP1ばかりではなっく、
他のカメラにも応用できる内容です。どうぞ手にとってみてください。
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