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9 posts from November 2008

2008.11.27

SIGMA DP1トークショー12月6日(土)

Dp1hibiya900SIGMA DP1 NOV.2008
(写真をクリックすると拡大します)
すっかり晩秋というより、あと数日で冬に突入。この数日めっきり寒くなってきた。最近は自転車で動き回ることが多いが、そろそろ手袋が必要だ。DP1もとても冷たくなる。なので、ちょっと僕は、カスタマイズ?している。

●12月6日(土)、秋葉原にあるヨドバシカメラマルチメディアAkibaにて、DP1についてのトークショーがあります。無料です。サイン会にもなっているそうです。
「DP1体感キャンペーン」
1 pm2-3
2 pm4-5

***************************************************
いよいよ、12月1日(月)よりはじまります。

「バカボンドの微笑み」大口広司x狩野喜彦作品展

●12月1日(月)~6日(土) 12:00-pm7:30(最終日pm5:30まで)

銀座のLive&Moris Galleryにて、大口広司(絵画)と狩野喜彦(写真)による作品展が開催される。

地図

Dm01

Dm02a

「バガボンドの微笑み」

波とは、何を言うのか?それは海水と空間の境界にほかならない。

ある言語学者はそのように語った。

海と大気と。そのように定住と旅のあわいに生きる人々がいる。

定住することは、安定した未来のヴィジョンを現在において

生きることにほかならない。

旅とは、そこからの隔たりを計ることなのだろう。

それに対して放浪することは、ただひたすら、

刻々の現在を生きることなのだろうか。

あたかも祝祭のように。

絵画はその激情を色彩とフォルムでとらえ、

写真はその情動を深い陰影としてとらえる。

彼らはいつも微笑みを浮かべている。

その微笑みはかすかで、人の目には映らないこともあるという。

けれども、もし、その微笑みに気付いてしまったら、

人は自らも放浪者への道を歩み始めるのかもしれない。

城戸朱理(詩人)

●大口広司といえば、昔グループサウンズ、テンプターズのドラマーだった。ベンチャーズ、ビートルズで音楽に目覚める。中学時代からショーケンこと萩原健一らとロックバンドを組、おりからのグループサウンズブームでブレイクした。その後、PYGやアランメリルとグラムロックバンドウォッカコリンズ、80年代大口プロジェクト、そして再度96年に、かまやつ等を加えてウォッカコリンズを再結成して、2004年にBoys in the Bandを発売している。最近真行寺君枝との離婚で話題になった。

Vodka Callins Pinc soup

●大口は、姉の影響でアメリカンポップスにひたっていた。服も好きで、アメ横でジーンズや古着を買い、小学生ながら早熟だった大口は、ミシンで直して着ていたという。高校は、早稲田実業。埼玉生まれだった大口はここで、さまざまなことを影響されたらしい。テンプターズの解散後は、バンドの傍ら、世界中を歩き回る。アフリカに半年、そのごインドボンベイにたちより、アフリカに増して、カルチャーショックを受ける。そのころから、日記に落書きのような絵を書いていたという。

81年に自分のブランド「Practice of Silece」と立ち上げる。当時は自分の着たいゆったりとした服がなかったからだという。83年に真行寺君枝と結婚、84年に大麻所持で逮捕。

その後も、ファッションブランドを続けながら、西麻布のBar、アムリタにて加部正義篠原信彦と、月2回のセッション。チャージをとるわけでもなく、ギャラはチップ制、気ままな即興演奏には多くのミュージシャンが飛び入りしたという。朝まで演奏していて、客が3人になってしまったこともあるという。

今回の絵は、91年頃から集中的に描いたものだ。なんとも多芸な大口だけれど、絵は完全に自己流だというが、不思議な世界観の、魅力的な絵だ。今回はオリジナル数点の展示と、Gicleeprintジクリープリント(デジタル版画)の展示、その販売(エディション1-20)をしている。

●狩野喜彦は、制作会社テレコムジャパンに入り、映像やラジオの演出家、ディレクターとして活躍はじめる。なんといっても世界の車窓の番組初期からのディレクターで、今でも年何本か演出、構成をしている。そのほか「鳥になる日」「星の王子さまと飛ぶ空中大紀行」「わが心の旅」「世界銘酒紀行」など、ドキュメンタリーの演出ディレクターをしている。著作には「星の王子さまの旅」と写真集に「Adieu」がある。

僕と狩野氏とは、もうかれこれ30年近くまえからの付き合いだ。かつてはサウンドブレークのような、実験的なテレビ番組を一緒に作ったこともあるが、最近は、2004年、NHKの地球に乾杯で、「アオザイルネサンス」と言う番組を、僕が出演して彼が演出をしたりしている。狩野氏はすでに世界を70カ国以上も旅をしている、本当の旅人だ。

彼が、ライカで撮るモノクロの写真は、人生を旅とともに彷徨うまさに、バガボンドなのだと思う。だから世界各国で写された写真は、観光写真とは違うリアリティに満ち溢れている。今回は、写真集「Adieu」のなかの、90年代にプリントしたオリジナルプリントと、そのデジタラーカイバルプリントの展示だ。

大口氏のジグリープリントも、狩野氏の銀塩プリントもデジタルアーカイバルプリントも、会場で買うことができる。

また、20ページのカタログも、¥1000で販売する予定だ。そこには、詩人の城戸朱理氏が、このために詩を寄せている。

また、狩野氏のことは、日本カメラ12月号で、タカザワケンジ氏がインタビューしている。ごらんあれ!

Nihoncb

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大口広司

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H.Oguchi GX200

Cano

狩野喜彦 モロッコ サハラ砂漠

●狩野氏と大口氏の出会いは、数年前の暮、写真家の沢渡さん、安珠さん、狩野と新宿ゴールデン街でのんでいるとき、真行寺さんが大口さんを連れてきたようだ。沢渡さんは、君枝ちゃんはもちろん、大口さんとも面識があったが、狩野氏は初対面だった。その後、番組のナレーションを頼んだりして、急速に接近する。一緒に何かやろうということになり、最初はCDを作るつもりだったが、絵と写真のコラボレーションをしようと、大口さんがいいだしたらしい。まあ、人間関係の複雑な絡みあい。長く生きていると、思いがけないところで、さまざまなことがつながっているのだと、感慨ぶかい。

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2008.11.24

杉原拓広写真展 大口広司x狩野喜彦作品展「バガボンドの微笑み」

●12月8日(月)~13日(土)
Gallery EGG MAP
杉原拓広写真展「Plants Plan and Flower」
Sugiharaaa

●友人の写真展が続く。12月8日からは、杉原拓広だ。彼は、僕が篠山さんのアシスタント時代、沢渡朔さんのアシスタントをしていた。1970年代、沢渡さんが少女アリス、ナディアと乗りにノッテいた時期のアシスタントだ。僕等は同じ世代、同じ釜の飯を食った仲だといえる。それはそこしも誇張ではなく、実は当時、篠山さんと沢渡さんは、今の六本木ヒルズのちょうど地下鉄からエスカレーターで上ったあたりだろうか、そこに六本木スタジオという、コマーシャル写真、貸しスタジオとしては有名なスタジオがあった。そこの3Fに篠山さんと沢渡さんは事務所を構えていたのだ。それぞれに挟まれた部屋は、共同の助手部屋があり共同の暗室もあった。それぞれ3人づつ助手がいた。当時のスターカメラマンはまるで芸能人のように華やかで、時代の最先端の職業としてピカピカ光っていた。僕たちはそんなスターカメラマンの助手だった。

●僕が篠山さんのところから1975年に独立して、1年ぐらいたってから杉原君も独立した。当時沢渡さんはファッション写真を多く撮っていたので、必然的に杉原君もファッション写真がメインだった。すぐに流行通信を撮りはじめた。僕は篠山さんの影響で、タレントの撮影が多かったが時代は、なんてたってファッション写真だった。僕は、沢渡さんの仕事も直接見ていたので、ファッション写真に憧れていたし、やり方はわかっていた。それは憧れだけではなく、若いカメラマンにとってファッション写真はチャンスがたくさんあった時代だった。

●話は、ちょっと脱線するが、僕は独立する前、作品撮りとしてまだ16歳の真行寺君枝さんを鎌倉にあるバレエ場で撮った。ゆれるまなざしの前だ。彼女は、沢渡さんのアシスタントだった杉原君の下にいた、片渕君が(今どこにいるのだろう、ひところニュウーヨークにいた)渋谷の西武だったか、パルコだったかでスカウトしたのだ。目を合わせるとこちらが照れてしまうほどの美少女で、僕も杉原君も撮っている。今回、杉原君の前に開催される作品展、狩野氏経由で知り合った大口氏との邂逅は、だからちょっとした因縁を感じる・・・・。

杉原君は、その後もファッションと広告を撮っていた。ビューティの仕事も多い。彼は昔から透明感のあるセンスのいい写真が得意だ。今回の花を撮った写真もとても楽しみにしている。
杉原拓広のWEB SITE


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photo by ALAO YOKOGI GX200 NOV.2008


「バカボンドの微笑み」大口広司x狩野喜彦作品展

●12月1日(月)~6日(土) 12:00-pm7:30(最終日pm5:30まで)

銀座のLive&Moris Galleryにて、大口広司(絵画)と狩野喜彦(写真)による作品展が開催される。

地図

Dm01

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「バガボンドの微笑み」

波とは、何を言うのか?それは海水と空間の境界にほかならない。

ある言語学者はそのように語った。

海と大気と。そのように定住と旅のあわいに生きる人々がいる。

定住することは、安定した未来のヴィジョンを現在において

生きることにほかならない。

旅とは、そこからの隔たりを計ることなのだろう。

それに対して放浪することは、ただひたすら、

刻々の現在を生きることなのだろうか。

あたかも祝祭のように。

絵画はその激情を色彩とフォルムでとらえ、

写真はその情動を深い陰影としてとらえる。

彼らはいつも微笑みを浮かべている。

その微笑みはかすかで、人の目には映らないこともあるという。

けれども、もし、その微笑みに気付いてしまったら、

人は自らも放浪者への道を歩み始めるのかもしれない。

城戸朱理(詩人)

●大口広司といえば、昔グループサウンズ、テンプターズのドラマーだった。ベンチャーズ、ビートルズで音楽に目覚める。中学時代からショーケンこと萩原健一らとロックバンドを組、おりからのグループサウンズブームでブレイクした。その後、PYGやアランメリルとグラムロックバンドウォッカコリンズ、80年代大口プロジェクト、そして再度96年に、かまやつ等を加えてウォッカコリンズを再結成して、2004年にBoys in the Bandを発売している。最近真行寺君枝との離婚で話題になった。

Vodka Callins Pinc soup

●大口は、姉の影響でアメリカンポップスにひたっていた。服も好きで、アメ横でジーンズや古着を買い、小学生ながら早熟だった大口は、ミシンで直して着ていたという。高校は、早稲田実業。埼玉生まれだった大口はここで、さまざまなことを影響されたらしい。テンプターズの解散後は、バンドの傍ら、世界中を歩き回る。アフリカに半年、そのごインドボンベイにたちより、アフリカに増して、カルチャーショックを受ける。そのころから、日記に落書きのような絵を書いていたという。

81年に自分のブランド「Practice of Silece」と立ち上げる。当時は自分の着たいゆったりとした服がなかったからだという。83年に真行寺君枝と結婚、84年に大麻所持で逮捕。

その後も、ファッションブランドを続けながら、西麻布のBar、アムリタにて加部正義篠原信彦と、月2回のセッション。チャージをとるわけでもなく、ギャラはチップ制、気ままな即興演奏には多くのミュージシャンが飛び入りしたという。朝まで演奏していて、客が3人になってしまったこともあるという。

今回の絵は、91年頃から集中的に描いたものだ。なんとも多芸な大口だけれど、絵は完全に自己流だというが、不思議な世界観の、魅力的な絵だ。今回はオリジナル数点の展示と、Gicleeprintジクリープリント(デジタル版画)の展示、その販売(エディション1-20)をしている。

●狩野喜彦は、制作会社テレコムジャパンに入り、映像やラジオの演出家、ディレクターとして活躍はじめる。なんといっても世界の車窓の番組初期からのディレクターで、今でも年何本か演出、構成をしている。そのほか「鳥になる日」「星の王子さまと飛ぶ空中大紀行」「わが心の旅」「世界銘酒紀行」など、ドキュメンタリーの演出ディレクターをしている。著作には「星の王子さまの旅」と写真集に「Adieu」がある。

僕と狩野氏とは、もうかれこれ30年近くまえからの付き合いだ。かつてはサウンドブレークのような、実験的なテレビ番組を一緒に作ったこともあるが、最近は、2004年、NHKの地球に乾杯で、「アオザイルネサンス」と言う番組を、僕が出演して彼が演出をしたりしている。狩野氏はすでに世界を70カ国以上も旅をしている、本当の旅人だ。

彼が、ライカで撮るモノクロの写真は、人生を旅とともに彷徨うまさに、バガボンドなのだと思う。だから世界各国で写された写真は、観光写真とは違うリアリティに満ち溢れている。今回は、写真集「Adieu」のなかの、90年代にプリントしたオリジナルプリントと、そのデジタラーカイバルプリントの展示だ。

大口氏のジグリープリントも、狩野氏の銀塩プリントもデジタルアーカイバルプリントも、会場で買うことができる。

また、20ページのカタログも、¥1000で販売する予定だ。そこには、詩人の城戸朱理氏が、このために詩を寄せている。

また、狩野氏のことは、日本カメラ12月号で、タカザワケンジ氏がインタビューしている。ごらんあれ!

Nihoncb

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大口広司

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H.Oguchi GX200

Cano

狩野喜彦 モロッコ サハラ砂漠

●狩野氏と大口氏の出会いは、数年前の暮、写真家の沢渡さん、安珠さん、狩野と新宿ゴールデン街でのんでいるとき、真行寺さんが大口さんを連れてきたようだ。沢渡さんは、君枝ちゃんはもちろん、大口さんとも面識があったが、狩野氏は初対面だった。その後、番組のナレーションを頼んだりして、急速に接近する。一緒に何かやろうということになり、最初はCDを作るつもりだったが、絵と写真のコラボレーションをしようと、大口さんがいいだしたらしい。まあ、人間関係の複雑な絡みあい。長く生きていると、思いがけないところで、さまざまなことがつながっているのだと、感慨ぶかい。


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2008.11.19

「バガボンドの微笑み」大口広司 x 狩野喜彦 作品展 

●12月1日(月)~6日(土) 12:00-pm7:30(最終日pm5:30まで)
銀座のLive&Moris Galleryにて、大口広司(絵画)と狩野喜彦(写真)による作品展が開催される。
地図
Dm01
Dm02a
「バガボンドの微笑み」

波とは、何を言うのか?それは海水と空間の境界にほかならない。
ある言語学者はそのように語った。
海と大気と。そのように定住と旅のあわいに生きる人々がいる。
定住することは、安定した未来のヴィジョンを現在において
生きることにほかならない。
旅とは、そこからの隔たりを計ることなのだろう。
それに対して放浪することは、ただひたすら、
刻々の現在を生きることなのだろうか。
あたかも祝祭のように。
絵画はその激情を色彩とフォルムでとらえ、
写真はその情動を深い陰影としてとらえる。
彼らはいつも微笑みを浮かべている。
その微笑みはかすかで、人の目には映らないこともあるという。
けれども、もし、その微笑みに気付いてしまったら、
人は自らも放浪者への道を歩み始めるのかもしれない。
城戸朱理(詩人)

●大口広司といえば、昔グループサウンズ、テンプターズのドラマーだった。ベンチャーズ、ビートルズで音楽に目覚める。中学時代からショーケンこと萩原健一らとロックバンドを組、おりからのグループサウンズブームでブレイクした。その後、PYGやアランメリルとグラムロックバンドウォッカコリンズ、80年代大口プロジェクト、そして再度96年に、かまやつ等を加えてウォッカコリンズを再結成して、2004年にBoys in the Bandを発売している。最近真行寺君枝との離婚で話題になった。
Vodka Callins Pinc soup
●大口は、姉の影響でアメリカンポップスにひたっていた。服も好きで、アメ横でジーンズや古着を買い、小学生ながら早熟だった大口は、ミシンで直して着ていたという。高校は、早稲田実業。埼玉生まれだった大口はここで、さまざまなことを影響されたらしい。テンプターズの解散後は、バンドの傍ら、世界中を歩き回る。アフリカに半年、そのごインドボンベイにたちより、アフリカに増して、カルチャーショックを受ける。そのころから、日記に落書きのような絵を書いていたという。
81年に自分のブランド「Practice of Silece」と立ち上げる。当時は自分の着たいゆったりとした服がなかったからだという。83年に真行寺君枝と結婚、84年に大麻所持で逮捕。
その後も、ファッションブランドを続けながら、西麻布のBar、アムリタにて加部正義篠原信彦と、月2回のセッション。チャージをとるわけでもなく、ギャラはチップ制、気ままな即興演奏には多くのミュージシャンが飛び入りしたという。朝まで演奏していて、客が3人になってしまったこともあるという。
今回の絵は、91年頃から集中的に描いたものだ。なんとも多芸な大口だけれど、絵は完全に自己流だというが、不思議な世界観の、魅力的な絵だ。今回はオリジナル数点の展示と、Gicleeprintジクリープリント(デジタル版画)の展示、その販売(エディション1-20)をしている。
●狩野喜彦は、制作会社テレコムジャパンに入り、映像やラジオの演出家、ディレクターとして活躍はじめる。なんといっても世界の車窓の番組初期からのディレクターで、今でも年何本か演出、構成をしている。そのほか「鳥になる日」「星の王子さまと飛ぶ空中大紀行」「わが心の旅」「世界銘酒紀行」など、ドキュメンタリーの演出ディレクターをしている。著作には「星の王子さまの旅」と写真集に「Adieu」がある。

僕と狩野氏とは、もうかれこれ30年近くまえからの付き合いだ。かつてはサウンドブレークのような、実験的なテレビ番組を一緒に作ったこともあるが、最近は、2004年、NHKの地球に乾杯で、「アオザイルネサンス」と言う番組を、僕が出演して彼が演出をしたりしている。狩野氏はすでに世界を70カ国以上も旅をしている、本当の旅人だ。
彼が、ライカで撮るモノクロの写真は、人生を旅とともに彷徨うまさに、バガボンドなのだと思う。だから世界各国で写された写真は、観光写真とは違うリアリティに満ち溢れている。今回は、写真集「Adieu」のなかの、90年代にプリントしたオリジナルプリントと、そのデジタラーカイバルプリントの展示だ。
大口氏のジグリープリントも、狩野氏の銀塩プリントもデジタルアーカイバルプリントも、会場で買うことができる。
また、20ページのカタログも、¥1000で販売する予定だ。そこには、詩人の城戸朱理氏が、このために詩を寄せている。
また、狩野氏のことは、日本カメラ12月号で、タカザワケンジ氏がインタビューしている。ごらんあれ!
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大口広司
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H.Ooguchi GX200

Cano
狩野喜彦 モロッコ サハラ砂漠

●狩野氏と大口氏の出会いは、数年前の暮、写真家の沢渡さん、安珠さん、狩野と新宿ゴールデン街でのんでいるとき、真行寺さんが大口さんを連れてきたようだ。沢渡さんは、君枝ちゃんはもちろん、大口さんとも面識があったが、狩野氏は初対面だった。その後、番組のナレーションを頼んだりして、急速に接近する。一緒に何かやろうということになり、最初はCDを作るつもりだったが、絵と写真のコラボレーションをしようと、大口さんがいいだしたらしい。


☆日本カメラ12月号、狩野氏の記事の右側に、先日開催した、「¥3000で写真売りましょ!買いましょ!展」の記事が、載っていた。
Nihonca


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2008.11.17

第一回RICOH泊りがけ撮影会 11月15日16日決行しました。

Ricoh380
Kitakata06
RICOH協賛の、泊りがけ撮影会&ワークショップを11月15日、16日にかけて行いました。
RIOCHファンのための初めての撮影ツアー。その報告です。
Kinen01
最後に、大内宿での記念写真 

●15日早朝、集合の東京駅周辺はどんよりとした雲に覆われていた。これからバスで4時間、目的地の福島県猪苗代に向かう。予定より10分早く、全員が集合したので出発。今回の参加者は、17名、予想よりちょっと少なめだったが、世間の諸事情もあるのだろう。僕の周辺では日にちが合わなかったものが多かった。それでも、17名と講師3名、RICOHから3人が参加して総勢23名、バスの運転手さん、リステル猪苗代のSさんを含めて25名で旅は始まった。参加者は女性6名、男性11名。5名グループ、3名グループ以外、全員1人参加、一人部屋希望だった。
 23名でも、全員の把握はなかなか難しく、当初予定のの30名近くきたら、ちょっとたいへんだったかもしれない。なにしろ、泊りがけの撮影会とワークショップ、やったことがないのでそんなスキルがあるわけではない、すべて手探り状態だった。ただ、主催を旅行会社しきりにしてもらったので、そういう意味ではとてもスムーズに進んだ。
首都高速を抜け、東北自動車道を一時間ほど走ると、事故渋滞に巻き込まれた。約40分ノロノロ運転。二度のトイレ休憩、那須高原サービスエリアを出ると、集合のリステル猪苗代に到着が30分遅れになる。そこで、貸し出しカメラと、直接ホテルに集合したRICOHのFさんと、寝坊して直接ホテルに来たHさんをピックアップ。
関東地方はどんよりと、厚い雲に覆われていたけれど、福島、会津地方は、快晴。素晴らしい晩秋の景色が広がっていた。今年は紅葉も遅く、素晴らしい景色だった。向かうは、最初の目的にラーメンで有名な喜多方。
Kitakata01
(写真をクリックすると、拡大します)
Kitakata02
撮影中のSさん
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 8月にロケハンに喜多方に訪れたけれど、ぶらぶらと2時間半、各自昼食をとり、町を散策。観光地ながら古い町並み、特に路地に入るとフォトジェニックな場所がたくさんあって、撮影時間がたりないぐらいだった。天気がよく、光と影の表情がすばらしく、皆撮影に夢中になった。撮影のテーマは、光と影を見ること。
撮影時間を延ばして、次の目的地、新宮熊野神社。いわずと知れた和歌山県にある、新宮熊野神社の流れだ。ここは、長床という建築物が有名だ。前の撮影が押したので、着いたら山の陰になって、少し薄暗かった。実は、なんと、宝仏殿に、ご神仏2体が公開されていた。かつては、見たら目がつぶれると言われ、900年間誰も見たことがなかったが、それを見られる。素朴な木彫。写真を撮るのもOKだった。
Shinbutsu

●ホテルリステル猪苗代にバスで戻ったら5時ちょうど。チェックシンしてすぐにワークショップの準備。参加者は、写真を3点選び、それを講評。そのまえに、講師が撮った写真を見せる。
プロジェクターで投影しながら、褒めた。参加者のなかから、「わたしは褒められて育つタイプ」という意見があり、・・・・できるだけ褒めた。でも、実はとてもレベルが高く、天気もよかったと思うが、だれもが狙いがしっかりしていて面白かった。コンパクトカメラで撮ると、カメラに頼ることなく被写体との距離感、発見がはっきりしているからだろうか。
●7時20分ぐらいまで中断。夕食にした。B1の宴会場でバイキング。このホテルのバイキングは充実しているので食べすぎ。8時過ぎから、今度はお酒の飲みながらの写真の講評の続き。そして8枚の写真を、選んで表彰。その後は、10時ぐらいまで、宴会。そして部屋で2次会。1時まえぐらいまで、もりあがった。
Hotel
●翌朝、僕は8時に食事をした。ほとんどの人は、すでに食事を終え、温泉に入ったり雨のなかホテルの周りを撮影したりしていた。昨日があれだけ、晴れていたので、ホテルの高層階から雨の紅葉の景色をながめながら、写真談義。
雨は、雨の楽しみ方、写真のとり方があると話す。だからあいにくの雨ではなく、恵の雨ともいえる。
Inawashiro01

Inawashiro02
10時に出発して、まずは雨の猪苗代湖。カモと白鳥がけぶった湖面に浮いていた。
それから、この日のメイン、大内宿に向かう。1時間半ぐらいかかったろうか。と、着いたらバスの渋滞。
駐車場に入る前に、下りた。
Oouchijuku01

Oouchijukua

Oouchijukub

Kinen02
5秒のインターバルで撮影。カメラは小型三脚に固定。GX200 記念写真を撮るとき、セルフタイマーを使うが、僕はインターバルで撮ることが多い。できれば、1秒インターバルがあるといいんだけれど。もう一台のカメラで、ガイドのSさんに撮影してもらう。彼の靴が入っている。

晩秋の大内宿は、小雨ながら人が溢れていた。全体が見張らせる場所に上り、そのご昼食を食べる。評判のねぎそばは、誰も注文しなかった。なにしろ、そばを、長ネギまるのまま、それを箸にして食べる。うーん想像できなかったけど、食べている人を見たら、そのまま。ちょっと間抜けな食事風景、あんまりあんな風に食べたくないなとおもいつつ、僕は岩魚の天婦羅そば、観光地とは思えないほど美味だった。
ここで2時間半。2時半に集合して、記念写真を撮った。
今回の撮影ツアー、とても楽しく、参加者もためになったとごきげんだった。
いろいろ反省点もあるけど、やはりこうやって、直接一緒に撮影するのは、とても楽しい。また、第2回、3回と続くと、本当に楽しいと思う。


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2008.11.11

RICOH 協賛 泊りがけ撮影会、締め切りあと3日

Ricoh380
撮影会詳細
●11月15日16日、泊りがけ撮影会
締め切りは、前日14日です。
RICOHユーザー限定ではありません。RICOHのカメラGRD2,GX200,R10はお貸しします。
もちろん、DP1ユーザーも歓迎です。
●撮影会の後の、WorkShopでは、当日撮った写真をスライドでみて皆で楽しみましょう。
また、お持ちになった作品は拝見して、アドバイスします。(RICOHのカメラに限らず)
夕食後は、宴会、RICOHの技術者も営業の方も来るので、楽しい会にしましょう。
●僕が、6月と9月にGX200で撮った、ウラジオストクの写真のスライド、
そして今回「¥3000で写真売りましょ!買いましょ!展」に出したプリントを、ご覧に入れます。

●参加して、確実に写真の上達を実感してください!
Vladivobw01
Vladivostok  Sep.2008 GX200 ISO400


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2008.11.09

「売りましょ!買いましょ!展」売れなかった理由 

Shinc_a800ShINC五味彬が、今回のShINCプロジェクト「¥3000で、写真売りましょ!買いましょ!展」の、約1400点の内、売れなかった写真に関して分析をしている。
たしかに400枚売れたということは、すごい現実だと思う。だとしても、売れなかった1000枚が厳然として存在している。
ShINC Lab

おおむね僕も同じ意見だが、今回は出展者が主に買ったので、単純に今回の傾向が売れる写真の傾向ではないことをお断わりする。ファイルで見せる形態は、写真をやっているものなら、見慣れているし、多くの生の写真を手にとって見ることができるのは、写真制作、プリントワークなどの参考にもなったので、ある意味この業界ないの、志向が売れ筋にかなり反映していると思う。
途中、朝日新聞の首都圏版に載ったことで、一般の方が大勢来たが、彼等のニーズに答えることはできなかった。単純に言えば、ジャンル分なりしなければ、このような大量の写真から、自分の好みの写真を探すことは至難だからだ。この辺は、一般の人に売りたいのなら、アドバイスなどして気持ちよく写真を選べるような仕組みが必要だと思う。
それでも僕の、個人的な感想は、なんやかやいっても、¥3000なら、写真を買う人とは沢山いることを知ったことだ。それは、¥300のポストカードとは違う世界だった。
それに、前にも書いたが、500円の手数料引いた2500円が、写真家の分と考えると、市場で額つき、¥10000前後のデジタルプリントを売ることと、同等だろう。(たいていの場合、大量に販売するとなると、作家の取り分は、最大でも25%、デパートなどの場合は、もっとずっと低い%になる。今回の作家に2500円入るようになっているわけで、直販だからこの価格で、実は買う側にとってディスカウントでも、作家側が特別ディスカウントしているわけではない。
なぜなら、今回3万円で写真を売ったとしよう。どんなにな宣伝しても、決して20枚は売れなかったと思う。言い換えれば、3万から5万円でビジネスをしようとしたら、永遠に一枚も売れない可能性があるのだ。それは、多くの作家がその範疇の価格をつけて、実際はほとんど売れていないという現実。それは食べていけないということだ。もし、3000円で写真を売ることが、可能だとしたら、それで食べてゆける人間があらわれるだろう。

まあ、そんなこととは、関係なく、五味君の今回のイベントのクールな総括を読んでください。

ShINC Lab

今回のShINC.企画展「写真売りましょ。買いましょ展」には応募者数141名,1400枚以上の写真が出展されました。
内、400枚の写真が売れ1000枚の写真が売れ残りました。
「なぜ売れなかったのか?」ShINC.ではその理由を分析をしてみました。

「イメージライブラリー」と「写真売りましょ。買いましょ展」の違い。
この二つには大きな違いがあります。前者のお客さんは自分で写真が撮れない人で後者のお客さんは自分で写真が撮れる人たち。それもかなり高度な技術持っているお客さんです。したがって自分で撮れる写真,自分が撮っている写真に似ている写真にお金を出すということはしません。
「写真売りましょ。買いましょ展」の出展作品を「イメージライブラリー」に出したら結果は大きく違っていたといえるでしょう。
このことを前提にカテゴリー別の「売れない写真ベスト6」を発表します。

売れない写真のベスト1は「学生写真」学生写真の定義は簡単でプリント、構図など基本的技術が未熟の作品ということ。
同じアイテムでも自分だったらもっと上手に撮れると思われる写真。

売れない写真のベスト2は「既に見た写真」写真
「旅行」「自然」「動物」等はの写真。テレビ、映画、ウェブで「既に見た写真」ということで売れない。
魚、動物,昆虫の写真は写真のジャンルとして確立されていてそれぞれにスペシャリストがいてそれらの写真をウェッブサイトでも見ることができる。
「ナショナルジオグラフィー」を購読している人はお金を出してこの種の写真を買わなくても毎月地球上の「自然に関するすごい写真」を見ることができる。という理由で売れない。

売れない写真のベスト3は「ヌード写真」理由は単純明瞭。被写体の依存度に1番左右される写真という理由。
写真の善し悪しより被写体の善し悪しで買うか買わないが決まってしまう。
買い手の被写体の好みで決まってしまう写真なので売れない。
売れない理由はもう一つあって写真を買う人の多くは買った写真を飾るという目的があって「この写真は荒木さんの写真だ」という大義名分がなければ飾ることができない。

売れない写真のベスト4は「家族とペット」の写真。自分の子供。ペットを撮った写真は売れない。理由は撮る側の価値観と買う側の価値観の違いにある。
自分の娘は世界で1番可愛く、美しい。どの親もそう思っている。
しかし買う側全員がそう思っているかは大きな疑問が残る。
「ペット」の写真も同じ理由で売れない。特に犬の写真は例外なく売れない。
大型犬の好きな人は「小型犬の好きな人の気が知れない」と言ったように、
犬の好きな人はその犬の「特定の種類」が好きなのであって犬なら何でもいい訳ではない。

猫の写真が売れる理由は猫好きな人は猫が好きであってその猫の「特定の種類」が好きな訳ではない。
実際、今回も猫の写真は売れている。

売れない写真のベスト5は「選択肢のない写真」と「選択肢のあり過ぎる写真」
今回の出展方法は10枚一口で10枚の範囲内であれば同じ写真を10枚でも2枚づつ5種類でもよいという規定でした。
「選択しのない写真」とは同じ写真を10枚出展した出展者。
今回の展示方法は3名の出展者が一冊のファイルに入れて展示という方法でした。総ファイル数役約50冊。
見る側は写真集を見る感覚で作品を見る為、同じ写真が続くとページを捲ってしまい注意を引かない。
という理由で売れない。

「選択しのありすぎる写真」10枚の出展作品の中に「花」「風景」「動物」「ヌード」といった幾つかの異なるカテゴリーの写真が混在している作品、異なったスタイルが混在している作品は作品の持つ力が分散され買う側に買う気を起こさせない。

売れない写真のベスト6は「1枚完結型でない」写真。
1枚も売れなかった出展者のベスト1がこの種の写真。
これは写真自体が悪くて売れなかったのではなく10枚中1枚買っても作者の意図を得ることができない写真。
10枚全部を買わなければ買う側の満足を満たしてくれない写真。
簡単に言うと写真集にある写真を切り売りするようなことで全部買うには高すぎるし1枚買っても意味がない写真なので売れない。もし10枚1セット¥3,000円だったら売れる写真ベスト3に入ることは間違いない。

最後に売れる写真のベスト1は「1枚完結型」写真。

知名度のある出展者の中で売り上げワースト1は五味彬 11枚 ワースト2は横木安良夫 14枚
以上が分析結果です。

今回はShINC.の実験的企画にご協力下さいました出展者の皆様に心から感謝いたします。

今回の分析結果をご参考の上次回の参加をお待ちしています。

ShINC.代表 横木安良夫 五味彬

●最終日、ぼくも五味も、最終集計は14枚づつでした。

●最終の販売枚数は、415枚でした。


Ricoh380
撮影会詳細


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2008.11.06

遠い昔も、あの時は今だった。パーレットの時代1937年~1952年

パーレット
Thepearletteage
先日、「¥3000で、写真売りましょ!買いましょ!展」を開催した、目黒のギャラリーコスモスで、興味深い写真展が開催されている。
ギャラリーコスモス、コスモスインターナショナルの新山さんのお父さん、新山清さんの、パーレットで撮った写真集と、それを記念して写真展が開催されている。
11月4日(火)~11月16日まで。am11-pm7

写真集に掲載された写真を、2週に分けて、全編展示しまています。
50年以上、いや70年前のネガから、現代のバライタ紙(レンブラント)にプリントしています。
プリンター:加藤法久氏
プリントの美しさを見るだけでも勉強になるでしょう。
もちろん被写体は、かつての日本の風景や人物です。
でも、少しも古びていない、感覚。見る価値があります。

ギャラリーコスモス 新山洋一氏のあいさつ

父新山清がこの世を去って、光陰が数多くの時世時節を写し出しては過ぎ去っていきました。
 私が24歳の初夏、1967年5月13日、57歳の若さでの突然の死でした。父と共に過ごした日々よりも、別れてからの方がはるかに多くなってしまった今になっても、父との思い出は褪せる事がなく鮮明に胸をよぎります。そこにあるのは、何時も、写真家、アマチュア写真の指導者としての姿です。死の前日の遅くまで写真をチェックしていた後ろ姿、私のニケ月半に及ぶインド・東南アジア旅行への出発の折、「見送りは多忙で無理」と言っていたのにもかかわらず、横浜埠頭でカメラのシャッターを切っていた姿等々、涙を誘います。
 死別した当時、私は貿易の仕事をしており写真のことには無知でしたが、錚々たる写真家をはじめ父を知る皆様から、遺作集編纂のありがたいお申し出があり、それぞれの方から追悼文を賜り、一年後に完成することができました。ここで知ったのも、父の写真対するひたむきな情熱でした。
 このような想いが、30歳になって私を写真の世界に入る決意をさせてくれました。父が残してくれたネガ、紙焼き、コンタクトプリントを見るにつけ、戦前・戦後のあの時代に、写真を撮り続けていた情熱とエネルギーが伝わってきて、私を励まし奮い立たせてくれ、今日の私を支えてくれています。
 ギャラリーコスモスを立ち上げた5年前から、毎年5月の命日を挟んで「新山清の世界」のテーマで作品展を開催しています。あらためて新山清の写実を見てみますと、風物を造形的なものを中心にありのままの姿で捉え、その時代を写し採ろうとする姿勢に貫かれています。それには高級機種のカメラは必要なく、写真の好きなアマチュアの誰でもが使用できるカメラが使われています。捜影、現像、紙焼きを通してテクニックを駆使して出来上がった作品には、強調されたドキュメントなどではなく、時代そのものの息吹が映しだされています。
 この「新山清の世界」は、主観写真の大家オットー シュタイナート氏の理解と共感を得ることとなり、彼の開設したドイツ エッセンのFOLKWANG MUSEUMに3点の写真が収蔵されています。この美術館主催で1984、1985にアメリカ、ドイツ、ベルギー、スエーデン等、7ケ所で開催された「SUBJEKTIVE FOTOGRAFIE」images of the50’s 写実展にも作品が選ばれています。
 2006年9月ドイツの取引先 MONOCHROM社の Dieter Neubert社長のご好意により、ベルリンの同社のギャラリーで写真月間として開催することができました。この写真展がKichen夫妻の目に留まり、ベルリンのKICKEN-GALLERYで「オットー シュタイナートと新山清」の2人展が開催されました。多くの方々の目に高い評価をうけることができました。
 このようなことが重なり、没後40年を目前にして、写真集第1弾を刊行する決断をいたしました。「バーレット時代」と名づけ、昭和9年頃から28年頃までの写真のなかから、バーレットカメラを中心とした写実、一部にはセミーパール、セミマスミーでの写実も同時代ということで範疇に入れ編集いたしました。
 撮影時の正確な年月や場所等が不明なものも多く、量も莫大なもので、選択には苦慮いたしました。私一存の選択・編集によるもので、いろいろご意見等お有りとは思いますが、ご了承ねがえれば幸いです。
 制作に当たりご協力やご援助たまわった日本カメラ社の牛島博能氏、装丁の水木喜美男氏、翻訳の崎山弘美氏、プリンターの加藤法久氏、㈱富士フィルムイメージングの山崎康生氏をはじめ、ご協力戴いた皆様方に心より御礼申し上げます。
      
平成20年11月吉日
                                       
新山洋一

☆新山清氏は、アサヒペンタックスに勤めている1967年、目黒駅前にて、異常者に突然刃物で刺されなくなった。


関連
Pearletteのページ
水谷充Blog
五味彬
●新山清展 ベルリンモノクローム社

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2008.11.04

「3000円で写真売りましょ!買いましょ!展」終了、ひとまず雑感。

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昨日、11月2日、「3000円で写真売りましょ!買いましょ!展」が、終了した。
5時すぎぐらいから、参加者30数名の他、純粋に買いに来たひとが入り混じり、かなりの混雑になった。
そこで、売れ残った写真のピックアップと、販売された写真の精算をする。
¥3000で売り、手数料は¥500、作家には一枚につき2500円のバックだ。
それが少ないか、多いかは置いといて、¥3000という誰でもが買うことができる現実的な価格だったら、写真は売れることを知った。実際多くの初めてオリジナルプリントを買う人がいた。
エントリー142口、約160人の参加、作品枚数1500枚近く。売れた枚数は、昨日の集計はでは、ジャスト400枚だった。
一番売れたのは、ワークショップを開催している、渡部さとる氏の44枚、二番目は、ヨーロッパで実際に写真を販売している大和田良氏だった。僕と、五味君は、14枚づつだった。
普段、オリジナルプリント、銀塩だったら5万ぐらい、大和田君のラムダプリントだったら大きなものは、30万以上で売っている。それを、いくらA4のデジタルプリントだからといって、3000円で売ることは批判もあるだろう。
ただ、いざ買おうと思うと、3000円は決して安くはない。
今回、ファイルに入れて、しかも1500枚近くの写真を見ることは、かなりの苦痛をともない、気持ちよく買う気持ちにさせる仕組みになっていないし、その批判は当然受け止めている。
特に、朝日新聞に載ってから来た、この写真業界の以外の人たちは、一時間以上もアトランダムにファイルに入った写真を見て、辟易としたと思う。そんな数の写真を見たことは、生まれて始めての経験だったのだろう。そういう彼等は、一生懸命見てくれたが、買う確立はかなり低かった。きっと写真を見るだけで満腹したことだろう。
今回は、買う側のの立場で、売られていないという、ビジネス上の欠陥を露呈したわけだ。
もっとも、僕たちはオリジナルプリントの販売業者ではない。気分よく買う喜びというより、多くの写真が、販売されているという事実をしってもらったでけでも、成功だったと思っている。
なにしろ、こんな風に写真を販売したことは、初めてだし、取材してくれた朝日の記者も、初めてなかなかオリジナルプリントを売ることを理解してくれなかった。それでも、面白いイベント、低迷する出版業界を打開するべく、写真の新しい運動としてとらえてくれただけでも、(それだけじゃないんだけれど)意義があったと思う。
それに、ファイルに入った写真は、触れることができ、よい部分もある。
ただ、150人近くのエントリーがあったなか、約50名の写真は、残念ながら1枚も売れなかった。
もちろんひとりよがり、もしくは技術的に買う気になれない写真があったことも事実だ。
でも売れなかった写真がだめだったわけじゃない。どうしてこれが売れないのか、理解にくるしむような作品もあったからだ。それは、今回たまたまニーズがなかっただけで、がっかりする気持ちはしかたがないとして、物を売るとうことの、シビアさを知ることでもあると思う。
結局、、買う理由は、名前のある写真家の写真、自分にぴったりのイメージの写真、物として¥3000の価値のある写真の3点だと思う。
写真を鑑賞するだけなら、刺激的な、ちょっと暗い写真でも評価するが、自分の家に飾るために買う理由は、暗いものより明るいものが売れる傾向がある。
売れたもののなかに、掟やぶりのモノクロ銀塩プリントがあった。
デジタルプリントでも、銀塩プリントに近い、モノクロデジタルプリントも人気があった。
それに、プロフィールや撮影意図がしっかりと、書かれていたものも売れ傾向にあり、逆を言えば、ほどよい写真を羅列しただけものは、苦戦をした。また、10枚あるうち、統一感のないバラバラなイメージのものは、売れなかった。作者が何を表現したいのか、理解に苦しむからだろう。
買うには、いいなと思うだけではなく、あと一歩、後押しをするプラスアルファーが必要なのだと思う。

不思議と今回は、美しい風景や、花の写真の応募が少なかった。この値段だと、工夫したプリントは完売もした。
このイベントは、ライブとの位置づけだったので、直接会場にこれる人は、作品の変更、補充を無制限に認めた。そのために人気の作家の写真が、予想以上に売れたことは、補充ができなかった人と較べて公平ではなかったと、五味君に指摘された。
それでも、僕は写真販売の業者ではない。写真を撮ることと、写真を見ること、そして写真展、は、ライブであるべきとのことを重視していたのでそれを許したわけだ。この場所に来て、参加することが一番大切なことだと思っているからだ。
そういう意味で、最終日の、作品交換が一番、面白かった。(水谷充氏のブログ)
まずは、僕と五味君の写真を、皆と交換した。それは買うのではなく、僕は交換相手から、一番好きな写真と選んだ。そこには、買うこととはまた違う論理がある。
売れる写真、売れない写真については、そのうちShINCのサイトに五味君が僕とは違う感想を書くだろう。
参加した多くの方も、忌憚のない意見を自分のブログや、ここに書き込んでほしい。
僕は、売れ筋の写真が、いい写真だとは思っていない。だとしても、売れる写真と、売れない写真という基準があることは、厳然とした事実だ。それは、写真の表現の先鋭性とは、違う。
そういう写真があることを、知ることも認めるべきだと思っている。それは、ただ気持ちがよく、美しいとは限らない。いくら壁に飾るからといって、癒し系である必要はないだろう。ただ、いえることは、いまや誰でも写真が撮れる時代、ちょっと気のきいた写真じゃ誰も買わないということだ。ちょっと写真をやれば、そんなもの撮れるような気がするからだ。
ほしい写真とは、自分じゃ撮れない写真ということだろう。それは、3000円だって、3万だって、30万だって、300万だって、3000万だって同じことだ。今回のイベントが、そういう本来の写真の価格と、きちんとリンクすることを願っている。
このイベントは、もう一度だけ、やってみたいと思っています。来年の3月か4月、もっと買う人の立場になって、考えて見たい。それから先のことは、分からないけど、少なくとも今回よりずっと、スリリングなイベントになるでしょう。ぜひ参加してください。何より、今回一枚も売れなかった諸氏、これに懲りずに、リベンジしてください。いくら3000円でも、本気でやらなっくては、伝わらないのです。それは、値段ではありません。


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2008.11.02

「3000円で、写真売りましょ!買いましょ!展」最終日、朝日新聞紹介!

本日11月2日 日曜日 ShINCプロジェクト1「3000円で写真売りましょ!買いましょ!展」の最終日です。
AM11-からPM7時まで、PM5時以降は、参加者による作品の交換会があるので、混みあいそうなので、ご購入希望者は、できるだけ早い時間がよいかと思います。
このイベントについて、10月31日(金)の朝日新聞、首都圏版に紹介されました。
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↑クリックすると、拡大します。
プロ写真家は、20名ぐらいと書いてありますが、それは僕の知人ということで、実はもっと多くのプロの方が参加しているようです。ただ、今回はプロかアマチュアかは、差別していません。アマチュアといえども、プロ以上のテクニックを持っているかたも多いようです。デジタル時代になり、その差がなくなったことが驚きであり、そのため写真で身を立ててゆくことの難しさは、さらに増したように思います。
ただ、アーティストには、本来プロもアマチュアもありません。何かを作りたい、表現したいと思えば、アーティストです。それで、食べられるかどうかは別の問題です。現代のアーティストは成功して、人並み以上の暮らしているように思えても、ほんの100年以上も前は、アーティストといえば、赤貧があたりまえだったでしょう。ゴッホだって、狂人であり、貧しかったのです。生きている間作品は売れていません。彼は、アマチュアだったのでしょうか。人生を絵にかけていたので、画家でありますが、プロかどうかなんて意味のないことです。

●ShINC プロジェクト1「3000円で写真売りましょ!買いましょ!展」本日最終日 
会場風景詳細

参加者は、139口 約160人の方が参加しています。
プリントの枚数は、1400枚以上、会場にての追加を認めているので、最終日の今日もかなりの写真を見ること、ご購入することが可能です。

●写真は撮るだけでもなく、見て評論するのでもなく、気に入った写真を最初から所有する、買うと言う眼で見ると、全く違う写真の見方、価値観があることに気づくでしょう。

●今回、システム上約1400枚の写真を一枚一枚見るにはかなりの時間がかかります。時間に余裕をもってご来場お願いします。ただ、オリジナルプリントは画一化された情報ではありません。一枚一枚違うものです。手にとって初めてその違い、価値がわかるものです。

●このイベントを開催して知ったことは、写真関係者以外のほとんどのひとが、写真を売り買いするということを知らなかったことです。写真好きは沢山いても、そういうひとたちに、写真は見るだけではなく、撮るだけでもなく、他の分野のアートのように、今や現代アート、アートとしてアート市場に組み込まれているわかりやすい広報活動も必要なのだとうことを痛感しました。
このイベントが、そのわずかな第一歩となることを願い、今後とも活動してゆきます。


●10月24日 のワークショップで、ブリッツギャラリー ギャラリスト 福川芳郎さんが話した分がBLOGで紹介されています。
オリジナルプリントとは、アートフォトとはなにか、書かれています。
■現在、マイケルデューウイックの写真展が開催されています。(日曜、月曜休館)


●以下、全参加者です。僕の個人的な関係の人にはコメントが、もしくはインターネットにリンクしています。
参加者の皆様は、リンク、コメント、トラックバックをお願いします。

1 横木安良夫
2 池谷友秀 彼の水中ファッションは、今回大人気でした。
3 hana
4 岡嶋和幸 写真集にもなっている、アイルランドの写真
5 水谷充 Blog 今回の参加者では、珍しいNUDEの作品
6 山田淳士 Blog 富士フォトサロン新人賞 「写真集LOVE LIFE LIVE」
7 渡部さとる 今回一番人気の作家です。彼は僕が思うに、日本で一番素晴らしい、ワークショップを主催しています。
8 田島一成 キューピーの広告や多くのアーティストの写真、CMを撮っている、今売れっ子の写真です。
9 大和田 良 Blog すでに海外で、作家活動をしている若手のトップランナーです。
10 高木松寿  僕の日芸の同級生。僕は日芸に入って、本格的に写真を始めて、大学時代一番影響され写真家です。準太陽賞、70年代から80年代にかけて、ニコンサロンで何度も写真展を開催しています。来年キヤノンギャラリーで写真展があります。
11 青山達雄  日芸の先輩 デザインセンターでも、田中長徳と同窓。この年センターに入社した4人の若手写真家のなか、最初に見切りをつけて、退社した青山氏は、今名古屋で活動しています。日芸時代は、一ノ瀬泰造と同級、同じサークルで活動していました。スナプの名手です。

12 狩野喜彦  世界の車窓のディレクターのディレクター。世界80カ国以上走り回り、飛び回っています。
 12月1日より、元テンプターズ、デザイナーでもあった大口広司氏と「バガボンドの微笑み」展を、開催します。
13 伊勢板
14 嶋本麻利砂 彼女とは、ファットフォトの夕張でのイベントで知り合いました。独特のカラープリントの表現。こんかいは、全ての手焼きのカラープリントでしたが、もうほとんど売切れてしまいました。
15 嶋本丈士
16 HARUKI 彼とは、飲み友達であると同時に恵比寿写真倶楽部を主宰しています。
17  Naoya
18 シャシンアニキ
19 luckyMay
20 柳悠介
21 サギサワケンファションフォトグラファー
22 関根誉之
23 キタガワヒロミチ
24 セイリーイクオ
25 赤城耕一  ご存知赤城耕一さん。今回は、銀塩プリントをだしてくれました。ただ完売状態です。
26 猫撮り屋
27 伊藤愛
28 根岸正臣
29 にゃろめ
30 RanOkawara Yu-zou Touge
31 三好心
32 上平裕一
33 YasuhiroMatsumoto Ayako Furuya Qhetslow Kawakami
34 Kaoru2funky Shikoda
35 Nobuaki Itou
36 武内忠昭
37 米原敬太
38 大町信也
39 澤田育久
40 谷雄治 門前仲町の、眼鏡屋のご主人。彼は8x10まで撮る、本当の写真マニアです。
41 森利博
42 成瀬友彦
43 伊藤紀之
44 インプレスグループ写真部
45 rin/masaomi
46 田中博
47 山童賢洛
48 納里香
49 柳沢光二  D社アートディレクター 僕と何度も仕事をした、センス溢れるデザイナーです。
50 中原征一郎
51 青木宏行
52 長谷川美祈
53 五味彬 ShINCの僕との主催者 
54 亀井義則
55 右山 剛
56 瓜生剛
57 山口一彦
58 mutsumi sakuma
59 古川裕也
60 丹羽 玲
61 寺本 昭
62 LEE MOTOKI
63 木原盛夫
64 aozora
65 ichino chihiro yumi ikenaga
66 Tochihara YOHEI
67 Jin Adachi
68 藤田昭彦
69 小野寺宏友
70 中西ゆき乃
71 アサカタフミ
72 成田健治
73 湖児野亮
74 大西洋平
75 factoryB612
76 永田陽
77 兼本玲二
78 岩城文雄
79 風間雅昭 
80 早見紀章
81 清水喜代司
82 加藤法久銀塩モノクロノのワークショップを開催しておられます。
83 間 大輔
84 水津拓海
85 maesthek
86 サンダー平山
87 濱田章夫
88 Koji Kinoshita
89 waltz
90 isamu Suzuki
91 橋本将己
92 欠番
93 大沢成二
94 奥野政司
95 白崎弘幸
96 田村雄也
97 坂下貴教
98 宮沢 規
99 Amy.Kai
100 Tamaki Ozaki
101 大熊真春
102 フォトグラファーハル
103 岩堀照代
104 柴田秀一郎
105 矢野大輔
106 杉田章子+木村優子
107 戸田勝
108 父親写真倶楽部 自分の娘を撮っている、猪原さん、赤松さん 2007年度、アサカメ、日本カメラ年度賞の2人+1で、来年キヤノンギャラリーで写真展を開催します。
109 山野信三
110 永田貴裕
111 根岸基弘
112 Kogure Hiroyoshi
113 Yoko Sato  イタリアの写真
114 縄田孝
115 Katan Tiqvah
116 岩澤佑史
117 石下理栄
118 Toshi
119 岩瀬陽一
120 team 53
121 vingt ans バンタンの学生たち
122 河本温子 本田犬友 hatajima yashuhito
123 Rits
124 Yukiko Mahara Masanori Wada
125 近藤ヒロシ
126 伊藤大介
127 玉置じん
128 サイキカツミ
129 合原理早
130 斉藤翔平
131 ゆう
132 宮城谷好是僕の助手時代の先輩。今回は滝の写真。
133 欠番
134 Fung Ken Form  Tetsurin Cyou
135 ハラサチコ
136 山澄文庫写真室
137 Taichi.N
138 佐野円香
139
140 Yuki Nagatomi
141 niya

*作品は、売れてしまったものもありますが、追加されているももあります。
参加者の方、リンク、コメント、トラックバックよろしくお願いします。

●11月末か、12月あたまに、今回のイベントの総括、どういう写真が売れて、どういう写真が売れなかったかの報告会、ワークショップを開催予定です。

●3月末か、4月始めに、今回と同じ趣旨の「3000円・・・」イベントを、もうすこし改善して開催する予定です。

a href="http://alao.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2008/10/31/ricoh380.jpg" class="mb">Ricoh380
撮影会詳細


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