DACCOを撮る
不自由の象徴と
自由の象徴とが
ときに
狂おしいくらい
同じ物だったりする
『車いす』
『赤い靴』
『外』
両足では歩けない私は
靴が好き
そんな矛盾の
中にしか 存在し得ない幸福が
名の無い私の立ち姿、
だったらいいな、と、思います。
by DACCO
「だっこ」こと、朝霧裕さんとであったのは、
3年前、すがやあゆみさんのともだちとしてだった。
その間、ライブとか僕の写真展で何度も会っていたけれど、
きちんと向かい合って撮ったことはなかった。
2月のはじめ、だっこから、「20代最後に写真を撮って」と。
月曜日、埼京線、東北線と乗り継いで、さいたま新都心に行った。
さいたまアリーナのある場所だ。
だっこは改札で待っていた。介助は、いとこの女性。
コーヒーを飲み世間話をしたあと、撮影。
だっこは僕がかぶっていた帽子が気に入り、
同じよなものを巨大なショッピングセンターで買うことにする。
そしてまた、撮影。そしておいしいハンバーガーを食べる。
そのあと、だっこの住むアパートに行く。歩いて20分。以上。
電動車いすは早い。ついてゆくのがやっとだ。
たいていは、バリアフリーで問題なく進む。
でも、アパートの前には、数段の階段。アルミ製スロープをわたし、のぼる。
次は、玄関にだっこの父親特製の、厚い板のスロープで、部屋まで上陸。
台所と、部屋はふたつ。奥の部屋は、介助さんが寝泊りする。
寝泊り?だっこは24時間介助の生活をしている。
言葉ではわかっていても、現実を見て少し驚く。
部屋で写真を撮り、くつろいで、そして夕方に近くの公園で、ふたたび写真を撮る。
「赤いクツとだっこ」
それは、僕が以前撮った写真をだっこが好きだと言ったからだ。
だっこが好きな写真と言ったのは、この写真。
夕日がとても奇麗だった。
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Comments
素敵ですね!!☆
私は自分を上手く表現できる人が
羨ましいなぁ~と思います。
Posted by: ぬまっち | 2009.02.18 03:40 PM