狩野喜彦写真展 銀座キヤノンギャラリー 9月17日~
9/17から9/30までのおよそ2週間銀座キヤノンギャラリーで
TV朝日の番組「世界の車窓から」の演出家
狩野喜彦(かのう・よしひこ)さんの写真展が開催されます。
(期間中休日は、 20日-23日 と27日は休館日なのでご注意を)
何かを追いかけているでもなく
何かに追われているのでもなく
ただ異国の道端に佇み ファインダーを覗く
1/30 1/60 1/125 …1/1000
シャッターに刻まれた 一秒にも満たない時間の断片
幾つもの光景が情景となり 記憶の底に堆積してゆく…
1979年、80日間世界一周の旅に出かけて以来、私にとって旅は
日常の一部になった。たゆたうように流れ去る『漂泊の時間』の中で、
いつしかカメラを手に、その断片を写真におさめるようになっていた。
それらの一枚一枚は、私にとって『記憶の中の異郷』であり、
また私自身の人生の記録でもある。
今回は、1999年から2006年までに訪れたおよそ30の国と地域で撮った
プリントの中からおよそ50枚を抽出してみた。
人は生まれる場所を選べない。国(ネイション)があってこそ
インターナショナルという言葉がある。写真から、私が異国で感じた情感を
汲み取っていただければ幸いである。
狩野喜彦とは、もう30年らいの友人である。
彼がまだテレコムジャパンのADだったときからのつきあいだ。
その後、矢作俊彦のアゲインという映画や(僕はそのときムービーのカメラをやった)
12チャンネルの幻の番組、サウンドブレイクを一緒にやったり、
2000年になってNHKの地球に乾杯でベトナム「アオザイルネサンス」を僕が出演して一緒に作ったりした。
飲み友達でもあり、いってみれば親友でもある。
彼は今でも現役のドキュメンタリー番組のディレクターだ。現在の多くのテレビ番組ではディレクターと
いえば、番組の一セクションということが多いが、狩野は自分で現場に行き、ナレーションを書き、
構成、ときにはナレーションをして、音楽まで自分でつくってしまうということもある 、
多彩で異才なテレビディレクターでもある。
そのうえライカを持って、世界中を飛び回っている。最近はEOSのデジタルカメラももって世界を飛び回る。
基本はモノクロ好き、写真集もだしたころもある、ディラクターでもありながら写真家でもある。
今回は、つれずれなるがまま世界中を飛び回ったなかから選んだ、彼お気に入りの写真だ。
それをデジタルプリントにしている。
プリンターは、Hotsumi Ihara 氏
その狩野喜彦と組んで、10月1日から、月―金で、
「世界の街道をゆく」という毎日約1分の帯番組を少なくとも1年間はやる予定だ。提供はCanon。
時間は8時台後半、ただ番組改編の時期なのでまだ未定のようだ。
撮影はすべてCanonEos5DMark2 ムービーと写真の撮影は基本的に僕だ。
この情報は、もう少したてば詳しく書ける予定。
どんな番組になるのか楽しみにしていてほしい。
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