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5 posts from September 2009

2009.09.28

10月1日新番組「世界の街道をゆく」

Dekainokaidowoyuku
10月1日、夜、キヤノン提供の新番組「世界の街道をゆく」がはじまる。
月曜から金曜日までの毎日、1分少々のミニ番組だ。

TV Asahi
放送時間(番組改編期間なので放映時間が変則的です。)
申し訳ありませんが、首都圏でしか放映していません。

■10月
1日、2日、
5日〜9日
12日〜15日
21:48
(報道ステーションの直前です)

■10月16日以降、毎週月曜〜金曜
20:54
(実際には前番組が20:54開始で、
「世界の街道をゆく」は20:56頃の放送です)

10月1日 旅のはじまり VOL.1
10月2日 ゲーテのイタリア旅行 VOL.2-22

ナレーション 板東三津五郎
テーマ音楽 篠原信彦
撮影 横木安良夫
演出 狩野喜彦
制作 テレビアサヒ/テレコムスタッフ

提供 Canon

この番組は、EOS5Dマーク2ですべて撮影しています。
●EOS5DM2の動画は、ライブビュー撮影機能から、おまけ的な存在だったが、
35mmフルサイズ、フルハイビジョンという、その映像の美しさから、ムービー業界にショックを
与えたカメラだ。ファームアップで、初期はフルオート撮影しかできなかったものが、
マニュアル撮影できるようになり、本格的な仕事ムービーカメラとなった。
●たしかに仕事で映像を撮るにはまだまだ不便なところがあるが、(ほとんどはじき解決されると思う)
なんといっても、24mmx36mmの撮像素子。映画カメラのスタンダードは、この半分しかない。
これまでの放送ようのハイビジョンカメラの撮像素子は、3分の2インチ、コンパクトカメラと同じぐらいの
大きさだ。
●その大きなイメージセンサーの映像は、浅い被写界深度は、
もちろんだが、そんなことより映像のイメージが全然違う。
しかも一眼レフカメラのレンズ、特に単焦点レンズの性能は、
特別な進化をしたレンズだ。それは業務用機器ではない。
一般消費者が買うことのできる、機材だ。なにしろ値段が全く違う。
そのカメラ、レンズは業務用の機器より美しい映像を生み出すことができる。
ある意味、映像業界の革命といえるだろう。
●是非、ハイビジョンンテレビで見てほしい。

■僕はスチールカメラマンだ。動画を撮ることに、問題がないのかと問われる。
実は、僕はフリーになったころ、CMのムービーカメラマンを何度も経験している。
コーセー化粧品のキャンペーン、カメリアダイヤモンドCM、
西武劇場「サロメ」のCM、その他、
矢作俊彦が監督した日活映画アンソロジー「アゲイン」の、カメラも担当している。
■実は僕はもともと映像好きだけれど、大きな問題があった。
それは大勢のスタッフと仕事することが息苦しいという、
ムービーカメラマンとしては決定的な弱点があるからだ。
そのため80年代なかばからは、まったくやらなくなった。というより、
依頼されなくなったのだろう。
■唯一例外は、今回の狩野喜彦と、
かつて12チャンネルで実験的な映像番組「サウンドブレイク」で、
いくつかカメラを担当した。その番組がなくなってからは、映像を撮ることはなくなっていた。
それが、5DM2を手にした時、写真と同じように、少ないスタッフで撮影できることに気づいた。
今僕は、映像に魅かれている。

●今回の撮影は、僕とディレクターの狩野氏、
撮影システム件、アドバイザー件、僕の助手件、
映像の師匠であるテレコムスタッフのカメラマン宮内氏と3人、
それにロケーションコーディネーターのエリックのチームだ。
旅をしながら撮影するにはちょうどいい人数だ。

ほぼ1分の番組は、本当に短い。撮影は約30時間分。600ギガ。
デイレクターの狩野氏は、ドキュメンタリーのベテラン、演出、編集、
音楽、ナレーション書きの全てをこなす。
全22本を、天才的にまとめる。彼は「世界の車窓から」の最初からのディレクターだ。
それでも1分の番組には難航したそうだ。(車窓は2分ある)
●番組には、番組と連動したCMがついている。
さて、どのような番組になるか。超短いけれど、新しいスタイルの番組になるだろう。

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2009.09.18

第2回「¥3000で写真売りましょ、買いましょ展」

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昨年、好評のなか開催されて、3000円で写真、売りましょう、買いましょ展をことしもまた、目黒のギャラリーコスモスで開催します。
詳しくはShINCで。
●3000円で売りましょう、買いましょ! 展 サイト (参加希望者はこちらへ)

写真を売る! 写真を買う!」
この言葉にどれくらいのリアリティがあるでしょう。

日本では、海外では、と話はよく耳にするかもしれません。
それはあなたにとって、リアリティのあるものだといえますか?

参加者140名、作品販売枚数400枚。

これは、昨年の「\3000で写真売りましょ!買いま
しょ!展」の実績です。
この場に飛び込んだ有名無名の作家たちと、
作品の購入者は3,000円という値段を介して
オリジナルプリントの流通に触れました。

目の前で自分の写真が売れていく、その感覚。
買う、という目線で写真を見つめる経験。
そのどちらもが、参加者にとってリアルな、
そして貴重な体験となったのではないでしょうか。

3000円という値段で作品を売り買いするという方法に
疑問を持つ方も多いでしょう。
もちろんそれが本来の姿であるとは、私たちも考えてはいません。
これは実験。体験型シミュレーションだといえるでしょう。

「写真は芸術としてどのように扱われるべきか」を議論するよりも、
まず写真をコレクションする喜びや楽しみを知るべきである。
そう私たちは考えています。

今年もその実験への参加者を募集します。
「売る」「買う」。それがどのようなことなのか。
その言葉があなたにとって、
リアリティを持つようになる機会かもしれません。

ShINCは、写真文化と写真家の次代を目指します。

shinc.jp


■第二回 *¥3000で写真売りましょ買いましょ展*
10月6日~18日ギャラリーコスモスにて第二回*¥3000で写真売りましょ買いましょ展*を開催します。
今回はギャラリーの壁面全部に出展作品をランダムに展示する展示方法にし作品を見やすく買いやすくします。
参加費は¥5000、売れた場合1点につき¥2500を作家の売り上げとします。

1_参加資格 : プロ アマ年齢性別は問いません。
2_出展作品 : A4 以下の作品 デジタルプリント,銀塩写真は問いません。
3_作品点数 : 1口10点(参加費¥5000)絵柄に関しては10点同一作品でも構いません。

(注)締め切りは9月30日です。
お問い合わせshincproject@gmail.comまで
ShINC.¥3000で売りましょ買いましょ展The2nd 運営委員

関連BLOG

 水谷充

岡島和幸

大和田良

Apc_top_rogo↑横木安良夫関連のTEXTがあります。

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2009.09.15

狩野喜彦写真展 銀座キヤノンギャラリー 9月17日~

9/17から9/30までのおよそ2週間銀座キヤノンギャラリーで
TV朝日の番組「世界の車窓から」の演出家
狩野喜彦(かのう・よしひこ)さんの写真展が開催されます。
(期間中休日は、 20日-23日 と27日は休館日なのでご注意を)

《漂泊の日々/Les jours d’errance》
Dm

キャノンギャラリー銀座 

何かを追いかけているでもなく
何かに追われているのでもなく
ただ異国の道端に佇み ファインダーを覗く

1/30 1/60 1/125 …1/1000
シャッターに刻まれた 一秒にも満たない時間の断片
幾つもの光景が情景となり 記憶の底に堆積してゆく…

1979年、80日間世界一周の旅に出かけて以来、私にとって旅は
日常の一部になった。たゆたうように流れ去る『漂泊の時間』の中で、
いつしかカメラを手に、その断片を写真におさめるようになっていた。
それらの一枚一枚は、私にとって『記憶の中の異郷』であり、
また私自身の人生の記録でもある。
今回は、1999年から2006年までに訪れたおよそ30の国と地域で撮った
プリントの中からおよそ50枚を抽出してみた。
人は生まれる場所を選べない。国(ネイション)があってこそ
インターナショナルという言葉がある。写真から、私が異国で感じた情感を
汲み取っていただければ幸いである。

Ca01

Ca02

狩野喜彦とは、もう30年らいの友人である。
彼がまだテレコムジャパンのADだったときからのつきあいだ。
その後、矢作俊彦のアゲインという映画や(僕はそのときムービーのカメラをやった)
12チャンネルの幻の番組、サウンドブレイクを一緒にやったり、
2000年になってNHKの地球に乾杯でベトナム「アオザイルネサンス」を僕が出演して一緒に作ったりした。
飲み友達でもあり、いってみれば親友でもある。
彼は今でも現役のドキュメンタリー番組のディレクターだ。現在の多くのテレビ番組ではディレクターと
いえば、番組の一セクションということが多いが、狩野は自分で現場に行き、ナレーションを書き、
構成、ときにはナレーションをして、音楽まで自分でつくってしまうということもある 、
多彩で異才なテレビディレクターでもある。
そのうえライカを持って、世界中を飛び回っている。最近はEOSのデジタルカメラももって世界を飛び回る。
基本はモノクロ好き、写真集もだしたころもある、ディラクターでもありながら写真家でもある。
今回は、つれずれなるがまま世界中を飛び回ったなかから選んだ、彼お気に入りの写真だ。
それをデジタルプリントにしている。
プリンターは、Hotsumi  Ihara 氏

その狩野喜彦と組んで、10月1日から、月―金で、
「世界の街道をゆく」という毎日約1分の帯番組を少なくとも1年間はやる予定だ。提供はCanon。
時間は8時台後半、ただ番組改編の時期なのでまだ未定のようだ。
撮影はすべてCanonEos5DMark2 ムービーと写真の撮影は基本的に僕だ。
この情報は、もう少したてば詳しく書ける予定。
どんな番組になるのか楽しみにしていてほしい。

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2009.09.13

ネパール カトマンズ

今、ネパールのカトマンズ
最後のロケ地。
明日帰国予定。

35年まえも、カトマンズからもっと奥のポカラに行くため、来たことがある。
クルマが少なく、町の中心街以外はのんびりと静かだった記憶がある。

今回、空港から町の中心まで、僕の知る限り、
世界で一番、道路状態、凸凹、ホコリだらけ、排気ガス、と最低の首都だった。
インドほどじゃないが、クルマ、バイクがすごい。
いや、なにより道路を拡幅しているからか、町中工事中だからか、
排気ガスと、土ホコリと、凸凹道の都市。
これが改善されるのは、5年後、10年後。

ホテルはシャングリアという高級ホテル。
ネット回線も、食事も、快適。
インドの疲れをとっている。 というわけだ。

昨日の朝は、ヒマラヤの夜明けを撮りに行く。この時期、
世界異常気象で、本来なら、乾季になっているのに、まだ雨期。
地元のガイドは、見るは難しいと言われた。
それなのに、朝4時に出発して、
暗闇のなか、展望できる山頂を目指した。
なんという強運か。カトマンズは曇っていたが、
展望台からは、素晴らしいヒマラヤの夜明けが見えた。

すでに書いたように、
街に着いたとき、渋滞と、ホコリと、都市とは思えない悪路に、
なによりインドから来て、インドより百倍ひどい悪路なので、
悪印象だったのだが。

それが、カトマンズの周辺にある、
バクタプルとう街を訪れて、印象が激変した。

世界遺産でもあり、リトルブッダでもロケ地して使われた、町。
王宮の町、城壁のなかの町、そこには多くの人が暮らし、
旧市街が、まるで映画のロケセットのように、
絶妙に道路はカーブし、坂があり、路地があり、
生活がある。その奥行き、どこまでも続いている。

このなかは、観光客は入場料を払ってはいるのだが、
クルマはなく、ひとひと。
こんな場所、世界にない。興奮して、写真を撮りまくった。
いつまでも、いつまでも撮り続けたかった。
なにより、人を撮るのが楽しい。
もちろん仕事の、5DのMOVIEがメインだけれど。
翌日、カトマンズの中心街、
旧市街地区にいったが、そこは観光客が多いけれど、
やはり、素晴らしい。
カトマンズ見る価値がある。だ。
まあ、空港からの悪路、超絶、雨降ったらどうなるんだろう。
聞くこと頃によれば、どろだらけになるらしい。
それでも、カトマンズはまた来たいと思った。

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2009.09.05

今、インド、ブッダガヤにいる。

今、インドのラージギルにいる。朝4時。4時半に近くの山に登り、日の出を撮影する。その後ホテルで朝食、クルマでブッダガヤに向かう。インドは35年ぶりだ。まだアシスタントの時代、篠山さん、横尾さん、青画廊の青木さんの3人プラス、ガイドのサニーさんと1973年の年末から新年にかけて約3週間、インド全土そしてネパールまで回った。まだ若かったその時の印象は、スペクタクルで、最貧から、最富裕なものまで、ないものはないといった、誕生から死までがあからさまで、動物と人間が一体化した、現代と過去、時間という悠久の流れまでが混然とした、宗教、欲望、などなどあらゆるものが現出している場所だった。アンバサダーというぼろぼろのクルマ(今でも走っているが、35年前もじゅうぶんボロだった)に乗り、興奮はしだいに沈静に向かい、路傍の死体をみても、驚くことなく、あ、人が死んでるな、ときっと香辛料には、沈静作用があるのかなと思ったほどだ。篠山さんに、20代でインドを経験すること、見ることはとても意味があると言われた。たしかにあのとき、僕20代半ばだった。そして今僕は60歳だ。人生も、最終コーナー、まだまだ元気だけれど、いつ「終わる」かは、わからない。人生をへて、さまざまな経験をして、デリーの朝をパトナに向かうため、空港に向かって走っているとき、かつての、若かったころの、興奮はなかった。あの頃、外国と言えば、ハワイやアメリカやヨーロッパしか知らず、アジアといっても香港ぐらい、日本にいて、十分想像の域だったので、インドを目にしたとき、体験したとき、世界はなんでもありなんだと思った。インドの町、デリー、アグラ、アジャンタ、ゴア、ボンベイ、ジャイプール、ベナレス、カルカッタ、まだまだいろいろ訪れたが、移動して町をみるたび、インドの印象は違った。そこで僕が感じたことは、日本人の偏狭な視野で、ものごとを決めつけないことだと知ったことだ。頭を空っぽにして、そのあるがままを、受け入れる、感じることで、デリーはこうだ、ゴアはこうだ、と感想をあわてて、言うより、その存在を、そのまま感じることが大切だと、20代なかばで僕は知った。それはそれから、僕の写真を撮ることのKeywordで、世界中いろいろ回って、ひたすら、僕なりに感じ、受け入れる旅だった。今回35年ぶりにインドをみて、かつてのような興奮はない。インドさえすでに、知っている世界だからだ。それは、かつてインドに来たことがあるということではない。インドはアジアにあり、その後僕は、多くのアジアの国を見て、経験して、そこにはインド的なものがあふれていて、今思うに、この興奮はインド的だったのだと思ったことだ。1994年、初めてベトナムを訪れた時、その喧噪、混沌は、その根本がインド的なものだったのだと、今回来て気づいた。35年前、きたときは12月から1月にかけてだったので、さほどインドが暑いと思わなったが、今回のインドは猛烈に暑い。ただ暑いだけなら、ベトナム、ハノイの6月の、不快暑さは、僕の最悪だけれど、その暑さとは違う、じりじりと、日差しの強い暑さだった。今日は、仏教の聖地、ブッダガヤだ。仏陀が、悟った土地、お寺はたくさんあるけれど、住民はいまや全員ヒンズー教徒だ。そのなかにある、仏教の聖地。スジャータという村があり、修行中の仏陀が、断食中、村の美しい娘、スジャータに、もてなされたミルク(?)のようなもの。断って、彼女を気づつけるのではなく、彼女たのためにそれを受け入れる。
極端に修行、より、もっと違うもの、もっと中道的なもの、仏陀はそれに気づいたといわれいてる。そのスジャータ村に行った。なんでもない平和な、小さな村。子供達はカメラを向けるとよろこんで被写体になる。……明日は6時起き。そろそろ部屋に帰って寝よう。
この仕事はテレ朝で、10月1日からはじまる、番組。そのうち詳しく発表できると思う。

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