最果てのヨーロッパ ウラジオストクの路面電車
路面電車の運転席 ひとつしかない。7ルーブル、20円ぐらいか。
今朝のBlogに、雪が降った、、でもどうやら霜のようだと書いたがやはり、
夜の間にうっすらと雪が降ったようだ。気温が低く、風も強いので、
粉雪はふきだまりに吹き飛ばされたようだ。屋根や道路の隅、
そして枯れ草の上だけが白くなっていたので、てっきりそう思い込んだが、
雪というのが真相のようだ。
10年まえにここウラジオストクに来た時と何が変わったかといえば、
ロシアの景気がよくなったことと、劇的にだそれも、生活物資がふんだんにあり、
そのへんは日本と少しも変わらないが、なによりクルマが多くなった。
だから慢性的に渋滞だ。そのためか、路面電車の本数はへり、
たしか路面電車は無料だったような、トロリーバスもほとんど走っていない。
その両方にのったことがあるが、
トロリーバスはガソリン車にくらべてもモーターの音が大きく、乗り心地も悪かった。
きっと今のってもそうだろう。路面電車の方は、
中心街からは、まだ線路も架線もあるのにほとんど走っていない。
町はずれの専用線は活発に走っている。
きっと日本と同じように、この線ぐらいが残り、あとはなくなってしまうのだと思う。
俊も過渡的なときは、路面電車はじゃまだ。
でも、長い目で見れば路面電車は、環境にいいし、それに便利だ。
ここには、三本の煙突がある。下の写真の遠くにうつっている煙突だ。
重なり具合、距離によって、この場所がどこにあるのかわかるだろう。
さて、
路面電車の面白いところは、運転席がひとつしかないことだ。バックができないということだ。
車両後部は上野写真のように、まるで展望車のようになっている。そのため、
終点はちょっと面白いことになっている。それはぐるりとる線路がループになっているのだ。
そのことで運転席はそのままで、走ることができる。
10年前、当時はにぎやかだった、第3労働者駅が不思議な空間だったのは、
このループになった線路のせいだったのだ。下の写真は昨年、
すでに路面電車は廃止になり、ウラジオストクで一番の路面電車ターミナルはすっかりさびれていた。
今回は見る影もなく、撮るのを忘れた。明日撮りに行こう。
2009年6月 第3労働者駅あと
10年まえのおなじ場所は、ここをクリック。ずいぶん古いブログなので、
10年前のブログだ。写真も鮮明ではなくみずらいが、
このときは路面電車もかつやくしていて、賑わっていた。
でも運転席がひとつだとうことは気付かなかった。
去年のBlog
1999年の、Vladivostokについての僕のサイト
The comments to this entry are closed.
Comments
10年ほど前に留学してロシア語を学んでいたものですが、市電は何処へ行くのも便利でした。
ウラジオといえば市電という印象もあったんのですが、なくなってしまうとは寂しい限り。ウラジオらしさが無くなるようで悲しいです。
Posted by: TM-NETWORK | 2010.03.08 12:50 AM
10年ほど前に留学してロシア語を学んでいたものですが、市電は何処へ行くのも便利でした。
ウラジオといえば市電という印象もあったんのですが、なくなってしまうとは寂しい限り。ウラジオらしさが無くなるようで悲しいです。
Posted by: TM-NETWORK | 2010.03.08 12:50 AM