土佐清水に行った!
●写真展「dearly days」開催前の、4月下旬に、四国高知県、土佐清水に行った。
土佐清水とえば、今坂本龍馬で有名な、ジョン万次郎の生まれた土地。
タイムリーだ。
2009年4月瀬戸内海 今治 ゴッホと瀬戸内海 ナショナルジオグラフィック日本語版キヤノン広告
さて上の雑誌広告は、ナショナルジオグラフィック日本語版にだけ、2009年と2010年の毎号出稿されている。
写真家は僕と、齋藤康一さん、石橋睦美さんの3人。昨年、僕は4回、今年も4回やる。
このシリーズは、昨年広告の賞も取った。
なにより、すばらしく楽しい仕事だ。というのも、コンセプト、テーマ、場所、締め切りは決められているが、あとは写真家の自由だ。いつ行こうが、何日かけようが、どうやって、誰と行こうが自由だ。
僕は、こんなに自由に広告を撮ったことはない。ひとりで旅行が行けるって、なんて自由だ。たいてい友人を誘って合流する。宿の予約もその日にするような気ままな旅。それが作品なら当然だとしても広告でできるなんて。
キヤノンなかなかステキな、そして意味のある企画を考えたものだ。
BSテレビの「写真家たちの日本紀行」にしても、僕がやっている「世界の街道をゆく」にしても、
今、キヤノンは、写真の創作者たちにも力をいれるようになっている。とてもいいことだと思う。
正直、莫大な広告費が、タレントたちに流れることに、疑問を持っていたぼくとしては、他のカメラメーカーも、
もっとすばらしい作品を作るために、広告費を使って欲しいと思っている。
商品を売るための、広告も必要だろう。でも、逼迫している写真界、特に出版や、広告が後ろ向きの時代、
カメラメーカーに限らず、表現のツールを作っているメーカーは、創造者のために、お金を使うのは義務だと思う。