Glance of Lens Vol.1 横木安良夫 発行!ZINE
GLANCE OF LENS VOL.1 創刊
→こういうのを巷では、ZINE(ジン)と言うらしい。
創刊号を販売します。 BLITZギャラリーで販売しております。
●注文 アート・フォト・サイト オンラインギャラリー
アート・フォト・サイトTOKYO03-3714-0552
●現在、渋谷パルコ パート1 B1 LOGOS GALLERY ロゴスギャラリー 03-3496-1287(ロゴスギャラリー)
レアブック・コレクション会場においても特別販売しています。 8月27日~9月8日
実物を手にとって見ることができます。
●8月29日 フォトグラファーズサミット会場においても販売します。
「GLANCE OF LENS」 VLADIVOSTOK
巷ではiPadのようなあたらしい電子メディアが話題です。もはや紙メディアは、恐竜が巨大隕石によって突然消滅したように、電子メディアに席巻されるのは、時間の問題でしょうか。
情報はそれを知ってしまえば捨てられます。ところが電子メディアは捨てる必要がありません。何しろ物質としては存在していないからです。ライトのスイッチを切るように、ボタン一つで簡単にデリートできます。現実存在として生きている紙メディアは、もはや過去の遺物なのでしょうか。
写真は、電子メディアのなかでは2次元という数学的世界のなかにあります。スクリーンに映された情報こそがメッセージなのです。だから僕が撮ったウラジオストクの情報はipadで十分伝わります
一方、紙に印刷された、写真は情報を伝達するだけではなく、物質としてのアウラを持った「存在」を送り届けることになります。ウラジオストクの写真は、僕たちが生きている、現実空間(空間+時間という四次元)に存在させた、計画された「生命」の断片です。デリートするには破いて棄てるか、燃やすといった物理的儀式が必要でしょう。
かつてマークルーハンが言ったように、メディアがメッセージならば、この冊子(入れもの)こそがメッセージであり、そこに写っている写真はメッセージの一構成物でしかありません。
写真はもともと何も生み出していません。現実を映すことで、新たな現実を捏造するといった構造があります。そういう意味で、スクリーン上の写真より、ここに新たに印刷物として存在している写真こそが、捏造された本物の現実なのです。
なんて、僕は思っているのですが、皆さんはどう思うでしょうか。
暑い夏、お楽しみください。
GLANCE OF LENS VOL.1 VLADIVOSTOK
A4 48Page B5 8ページの小説別刷り
8月1日発行
写真 横木安良夫
アートディレクター 構成 原耕一
価格¥1650円 限定 250部 サイン入り
「世界の街道をゆく」 現在放送中
テレビ朝日(首都圏) 月~金 PM8:24分~
2分間の帯ドキュメンタリーです。(日によって時間の変更があります)ムービーとスチール撮影を担当しています。
7月28日~8月26日まで、上記の取材で不在です。
http://www.alao.co.jp/home.html
alaoy@alao.co.jp
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