« 世界の街道をゆく ロケ ヨーク イギリス | Main | ロバート・キャパ最期の場所、近況 »

2010.08.26

帰国 世界の街道をゆく ロケ ベトナムより

Img_6432kodomo
今日の朝帰国した。一月のロケ。パリにとび、イタリア、ヴェネチュアからローマ、ロンドン、エジンバラ、パリに戻り本来なら、そのままベトナムサイゴンに入る予定が、料金の問題で結局成田経由で、ハノイに入った。
ベトナムは暑い。でも、8月の東京の話を聞くと、ハノイよりずっと暑いのかも、と思った。
かなり以前、6月のハノイがいままでで、一番不快指数が高い場所だと思っていたけど、今回は、確かに暑い日もあったが、夕方になれば過ごしやすく、東京のほうが暑いのじゃないかと、思えた。
ハノイーハロンーハイフォンーナムディンータイビンータンホアービン、ドンホイ、フエと一号線を南下した。
前回は、北上してフエまえ行ったので、これでハノイーホーチミンシティ(サイゴン)を走破したことになる。
ベトナムではなぜか、このブログがUPできなかった。さぼってたわけではなく、どのホテルでもだめだったのでフィルターがかかっているのかもしれない。
ベトナムのネットは割と快調だったのに、残念だった。さぼっていたわけじゃありません。

ロバートキャパの最期の場所に行ったが、話に聞いていたとおり、あの荒地、あの水田は、見る影もなく韓国の工場が建っていた。道路も広がり、今その場所を発見したとしても、あまり感動はなかったと思う。
それに、グールグマップには、その場所、タンネの名前があるではないか。ネ町という、タンネ。町全体の名前はキエンスオン。
いやいや、グーグルマップには正直驚いている。
2004年にもしあれば、もっと簡単にキャパ最期の場所を見つけたろう。
何しろベトナムには、ちゃんとした地図もないし、ドライバーは地図を持っていない。驚くなかれ多くのベトナム人は地図の見方をよく知らない。運転手は、場所場所で、聞いて目的地につく。
僕らは、WIFIのある場所で、その日行動する地域をダウンロードしておき、ローミングは切って、GPSだけを動かせば、完璧に、ナビゲーションできるというわけだ。
なんどドライバーの方角違いをグーグルマップを見て修正しただろうか。

キャパの話に戻ると、1954年5月25日タンネでキャパは地雷を踏んだわけだが、そしてその場所で最後の写真を撮ったわけだけれど、キャパが撮った同じ場所、同じアングルから、その荒地、僕がたった2004年は水田だが、50年間ちゃんとのその空間が残っていたことが奇跡だったと思う。
翌年、2005年にはその場所が消滅してしまった。まるで僕が見つけるまで、待っていてくれたかのように。
ロバートキャパ最期の日


|

« 世界の街道をゆく ロケ ヨーク イギリス | Main | ロバート・キャパ最期の場所、近況 »

Comments

The comments to this entry are closed.