横木安良夫「Glance of Lens 2011」~レンズの一瞥~写真展
2011年3月4日~4月16日まで、
横木安良夫写真展「Glance of Lens 2011」~レンズの一瞥~を開催します。
●プレスリリース
●画像
これは、ちょっと変わったテーマの写真展です。
僕は街を歩く。クルマに乗り、地下鉄に揺られる。飛行機で移動する。
そしていつのまにか未知の土地を歩いている。
突然「彼」が耳の奥で囁いた。「シャッターを切れ」と。
そこにはありふれた風景が広がっている。決して特別な場所なんかじゃない。
レンズの前を通り過ぎる人々もごく普通だ。
逡巡していると「眺めてないで早く撮れ」と彼は命令する。
僕はカメラを構える。頭のなかは空っぽだ。「なぜこれを撮るんだ」と自問する。
そこで「彼」は答える。「撮ればいいんだよ。わからないんだろう。だから撮るのさ」
もはや「彼」の指令に従うしかない。
それは潜在意識?その時、その場所で、言葉にならない「衝動」こそが主題なのか。
カメラによって世界は断片に切り刻まれてゆく。
その一片一片は僕の知らない場所で無限に増殖する。
そして再び僕の網膜に飛び込んでくる。それこそが真実の世界?
Vladivostok2008
Kobe1995
Nigata2003
Roppongi1995
●この写真展を前哨戦として、今年の秋、
2011年9月29日から11月4日まで、
品川キヤノンギャラリーSにて、
写真論レンズの一瞥~GLANCE OF LENS2011~写真展も開催します。
The comments to this entry are closed.
Comments