単焦点レンズを使う理由 EF50mmF1.4 EOSKISSD-1の場合
2003年 Vietnam BacHa Eos KissD -1 EF50mmF1.4
前回の続きで、これも2003年にべトナム北部、
花モン族の住む、バクハで撮った写真。
前回は、24mm1.4の写真だが、これは50mmF1.4で撮ったもの。
APC-CのKISSDだと、70-80mmぐらいの画角だろうか。
といいながら、あくまで気分は50mmF1.4であることにはちがいない。
このレンズは、ずっと好きなレンズだった。いまでこそF1.2の大きなレンズを多用しているが、
かつて、カメラにはこの標準レンズがセットになっていた。
いまだったらささしずめ、安価ショートズームというところだろう。
開放近くを使えば、全身を撮ってもやわらかく背景がぼける。
ずいぶんこのレンズはお世話になった。
なぜ単焦点で撮るのかというと、画角によってその世界観がかわるからだ。
このBLOGのこの単焦点についてのシリーズを見てほしい。
画角によって、写り方の雰囲気が変わる。
僕は、その違いを求めてレンズを選んでいる。
遠くを撮りたいから、望遠ではない。
望遠の描く世界、例えば圧縮効果、人物を撮れば体のボリュームがでる。
標準も、ワイドも、それぞれの世界がある。
どれが最適かを考えて、レンズの画角を決める。
ある意味ズームレンズは、そういうことが身についてから使うべきで、
単焦点こそ、初心者が使うレンズだと僕は思っている。
まあ、写真がうまくなりたいと思っている人に限るけど。
便利優先、なんでも撮りたい、と思っている人は、一生ズーム生活をお勧めする。
なんてことを書きましたが、
僕でも当然高倍率ズームを使うことはあります。
でも、正直初心者にはすすめません。
ある程度画角を理解してから使うことでしょう。
もしくは、面倒でも、自分が何ミリで使うか決めてから撮ることが大切です。
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