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2013.08.09

暑中お見舞い申し上げます。

Alao_meguro_cr1000
8月5日 目黒
久しぶりのUP.
周期的に、UPする気がおきなくなる。
特別忙しかったわけじゃない。
ライブや、映画を見る時間は十分にあった。
映画館で、「終戦のエンペラー」を見た。ある種タブーを再現している。
タブーと言っても、天皇をよく描いているので、問題はないとしても、ロケはニュージーランドで主に撮影。
皇居でも、劇映画としては初めて?撮っているらしい。
映画はとてもおもしろかった。よく描きすぎっていう部分もあるけど、これがニュートラルかもしれない。
DVDで、大島渚の「青春残酷物語」を見逃していたので、見た。
男の時代だな。乱暴で勝手。松竹ヌーベルバーグのはじまり。でもなんといっても、色彩の美しい映画だった。
予告編は説教くさいけど、本編はそんなことはなかった。美人じゃないけど、桑野みゆきが、現代的でかわいかった。

映画はたくさんみた。見ながら、DVDをテレビで見るとどんどん忘れてゆく。
そういえば新宿でショートムービーもいくつか見た。
今や誰でも映像を撮れる時代。何が生まれるか。
それは写真についても、そうだろう。個人的には、今、写真と文章が時代の最先端になる予感。
なぜなら、どちらもきわめてミニマルで、システムが必要ないから。
もっと、それが経済学として進化するわけじゃないけれど。
エッジというか、針先として。

今は、読書月間かな。安部公房を読み直していた。
箱男の、
「見ることには愛があるが、見られることには憎悪がある」って、何だっけって。
すると、講談社の石井君が、編集にかかわった本、「安部公房とわたし」が出版、早速読んだ。
20代から20数年、の、業界では知られていたが、隠れた関係。
NHKの朝どら「繭子ひとり」のヒロイン、山口果林の半生。
気丈な女。透明人間としての生き方。
クールな文体で、気持ちよく読めた。
20歳以上も離れた、若い山口果林と死ぬまで恋愛していた、安部公房って、
ずっと青春だったんだなと思う。だから枯れなかった。
ふたりが箱根と東京往復する話し、僕も当時しょっちゅう小田原厚木道路を往復。
僕と同じ、チェロキーに乗っていたので、すれ違っているかも。
同じくるまだとついて見てしまうから。


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