写真に何ができるのかーーーー思考する七人の眼
銀座での写真展の最終日、ブリッツギャラリーのギャラリスト福川さんがきてくれた。
そこで、春に発売された、写真の本をいただいた。
見ると、福川芳郎 編とあった。
発行は、窓社だ。
窓社といえば、僕にとっては一連の一ノ瀬泰造の本を出版した出版社だ。
表紙を見る限り不勉強な僕が知っている写真家は、西野壮平だけだった。
ページをめくる。
最初に、窓社の西山俊一さんの序文があった。
写真ジャーナリズム創世記の、「ライフ」の創刊の告知が書いてあった。
「人々の生活、そして世界を見よう。大事件を目撃しよう。貧しい人々の表情と
誇らしげな人々のしぐさを熱視しよう。
機械、軍隊、大群衆、ジャングルから月世界にいたら森羅万象---
これらふだん見慣れないものをみよう。絵画の塔を、
そして大発見など人間の手になるものを見よう。数千キロのかなたにあるもの、
あるいあ壁や部屋のなかに隠れているもの、危険をおかさずには近寄れないもの、
男たちが愛してやまない女性や子供ーーーそれらを見よう。
そして、楽しみ、驚き、蒙を啓こう」
と宣言されていた。
なんとその、見ることのオプティミズム(鈴代雅文)
ライフが目論んだ「野望」と「繁殖」が消えたわけじゃない。
等々
と、読んでいて最初から、この写真についての本は、写真とは何か、
現代の写真は何かと、僕がいつも考えているテーマだと、わくわくした。
だから、福川さんがくれたのだろう。
そして、最初の三好チヒロさんの文章を読んでびっくりした。
ぐいぐい引き込まれ、これは素晴らしい写真についての本だ。
2番の目、幸田大地さんのタイトルは
「死者と生者は繋がっているか」だった。
その文章も素晴らしい。。
そこで、本のタイトルーーーー思考する七人の眼
の意味がわかった。
まだ、僕は最初のふたりしか読んでいない。
きっと最後まで、読み進み、
新しい時代の写真家たちの、思考を知るに違いない。
読み終わっていない本の紹介。
絶対に、読むべきだ。
写真何ができるのか
http://reminders-project.org/rps/talk-05032014/
三善チヒロ
http://miyoc.jp/prf.html
幸田大地
http://daichikoda.com/
にのみやさをり
http://www.ne.jp/asahi/mirror/0605/
石橋英之
http://btgallery.blog.fc2.com/blog-entry-17.html
芦谷 淳
http://ashiya.s2.weblife.me/work.html
西野壮平
http://www.soheinishino.com/jp/works/dioramamap/kyoto/index.html
武田慎平
http://hotakasugi-jp.com/2013/11/06/shimpei-takeda-photo-radio-activity/