CRPのルール
このe-BOOK CRPは、現在アマゾンで販売しています。
AMAZON KINDLE
CRP CROSS ROAD PROJECTには、ルールがある。
KINDLEでダウンロードした人は、なぜこのような構成になっているのか知ってほしい。
これからCRP制作に参加する人は知ってほしい。
⚫︎まず表紙から。
KINDLEは通常 縦位置だ。
iphoneなどもは圧倒的に縦位置のまま見る。
かつて紙媒体は、基本縦長、見開くと横長だった。しかし紙は貴重だ。
グラフ雑誌以外、大抵縦位置、1ページ単位で進行する。
たまに写真で2ページにまたがった見開きがあった。
カメラマンは仕事では8割縦位置撮影を要求された。
見開きはかつては滅多にないからだ。
ポスターなども、スペースは経済と直結している。だから縦位置が多い。
パソコンの時代になって、横位置が増えた。
圧倒的に横位置だ。それがiphoneによって、縦位置が
増えている。
CRPに戻る。
横位置、雑誌風に言えば左開き、それは洋書と同じだ。
写真は右から左へ見るより、左から右に見るのが自然だ。
CRPの場合、縦横比は、2:3と3:4がある。
2:3は、35mm横位置に比率だ。
3:4は多くのコンパクトサイズのカメラが採用している。
今のディバイスでいえば、ipadが3:4だ。実はこのサイズは現状、少数派だ。
パソコンや、iphoneなどどれもが、もっと横長(縦長)の比率を採用している。
ただ、写真を見るのは2:3と3:4が見やすいのでこれに決めている。
そして、表紙の要素は、CRPのコンセプト、世界の場所でマッピングするために、
国名がくる。そして都市名、もしくは国全体がテーマななら、ここでタイトル名がくる。
もっと小さな場所なら、Japan Tokyo shibuya と続くことにもなる。
僕が作ったCRPは、国名 RUSSIAに続き、
タイトルとして VLADIVOSTOK 2008になっている。
そしてphotography ALAO YOKOGI と続く。
英語は必携だがデザイン上日本語をあしらってもよい。
この文字の配列は、デザインに完成度を求めている。
大げさではなく、シンプルでありたい。
右上のロゴとともに、
雑誌の表紙のように、ある種の統一感がほしいと思っている。
⚫︎1page目
開いた横位置写真の左側に、タイトルシンプルにつく。それ外文章はなし。
このページは、横位置一枚を基本とする。
⚫︎2page 以降。横位置ははあるが、縦位置写真2枚を使うことも可能だ。
シンプルにするために、2点以上入れることは原則禁止だ。
正方形や、16:9など変形の写真の時は、余白ができることはOKだ。
その場合データの白ではなく、規定の明るいグレーを奨励している。
そして、何より、写真に一切文字は入れない。一枚の写真に説明は不要だということだ。
基本ノンブルもいれない。
どうしても必要なら、巻末のテキストページ付録する。
写真はただ単に、20枚から30枚のだけがならぶ。
これこそが、 e-photostoryの中身、
一枚の写真ではなく、集まった写真が、ことばとは違うどんなメッセージを持っているか。
これの実験場だ。
どう写真をならべるかは、写真家の思想、センスにかかる。
自分で組み立て、でも、絶対に多くの人の意見を聞くべきだ。
写真を並べる作業はかなり高度なものだ。
写真集を作ると時と同じパワーがいる。
それは編集だからだ。
多くの写真家は、この部分を鍛えられていない。
ここはかなり高度に進化する可能性が含まれている。
見る側は、シンプルなフォーマットにより、気持ち良く見ることができる。
違うのは、作者と被写体だ。
これは、e-bookによって、初めて可能になった。
なぜなら紙なら写真集になってしまう。
高コスト、だから写真集は一般的になれなかった。
写真を音楽のように眺める快楽を、皆で編み出してみよう。
⚫︎ TEXT Page
1
ここは、写真の説明である。写真を見てから文章を読んでいほしいとの願いから、
後ろにある。写真はことばを排除したメッセージもある。もちろん文章を読めばさらに
深いメッセージが伝わるだろう。でも、文章を読まないで見た写真が、純粋な写真の
メッセイージであることを知ってほしい。そして写真は世界メディアだ。だから
英語の TEXTは、絶対に必要だ。英語を日本語に翻訳できる人は多い。でもこれから
ますます、日本語を英語に訳するする人は必要になるだろう。そのためにCRPは、
そのジャンルも広げたいと思っている。
2
プロフィールだ。一度作り、英語に訳せば使い回しができる。そして写真を入れよう。
3
写真展や、出版のデータのぺージ。全部載せたい人は、このページが2,3ページあってもよい。
4
最後に奥付。
ここでは著作物であることを宣言している。
KINDLEで発表すれば、それは公然とした著作物になる。ことわることもなく勝手に使えば
著作権違反になる。ネットで発表することと、この点はとても大きい。
基本画面の画像コピーはできないが、実は今やキャプチャーで画面は全く
同じようにコピーできる。印刷物までは無理でも、いや4Kや5Kの時代、キャプチャーすれば
かなり大きなデータを得ることができる。
でも、考えてみよう。今まで音楽は、さんざんコピーして、使ってきた。自分のお気に入りCDを
作ったり。そういう個人的仕様に関しては、文句を言ってしょうがない時代になった。
あまり目に余る時は、警告するしかないだろう。
ただ、商業的に使われたら、ビジネスチャンスでもある。
自分の本来の原稿料の数十倍のギャラを請求できるともいえる。
そういう弁護士もこれから重要になると思う。
そして、自分のHomepageやFacebookなど2カ所のリンクが貼れる。
ざっとCRPの入れ物としてのルールは書いた。
入れ物に関しては、かなりシンプルだ。
理由は、e-photostoryを知ってもらうこと。
シンプルにすることによって、kindle制作の難度を下げている。
photoshopが触れるなら、だれでもできる。
質問ある人、Facebookに書き込んでください。
” CRP CROSS ROAD PROJECT ”は、
なぜ”KINDLEなのか?”
それはamazonが、
出版最大の敵であり、味方でもあるだからだ。
そしてそれは、写真家にとって最大の味方だ。
http://alao.cocolog-nifty.com/the_eye_forget/…/crp-603b.html
AMAZON KINDLE
写真をやっていて、面白い瞬間はいつかというと、
もちろん撮影している時だ。
それはある種の緊張感とスリルがある。
真に写真を楽しめるのは、撮った写真を数十枚プリントして、
眺める瞬間、
ことばをできるだけ排除して、
写真のかたまりに語ってもらう時だ。
それをひたすら音楽のように感じる。
反芻する。自分が撮った写真ならば、
その前後を知っているが、
そういうことを一切忘れて、
純粋に目の前の写真の連なりを見る。
ことばにならないメッセージを感じてみる。
他人の撮った写真の連なりを見ると、
わからないことがどんどんと生まれるだろう。
作者がいればすぐに聞くこともできるが、
まずは、聞かない。感じるだけだ。
すると、
イライラ、ムラムラする。
自分の写真でも、ことばを排除して写っているそのままを観察すると、
イライラ、ムラムラする。
ところがある時、写真のメッセージはその、
イライラや、ムラムラ、
もしくは不安や幸福感なのじゃないかと思えてきた。
いろいろことばで理由をつけると、
その瞬間、ふっと写真の本質が消えてしまうのでないだろうか。
だから難しいことを考えなくてもいい。
連なった写真を、
僕はこの場合" e-photostory "と呼んでいるが、
20枚、30枚の写真のつらなりをただただ見る。
音楽を聴くように、心を空っぽにして、
その快楽を味わう。
そうそうしてみると、そこにたしかに快楽があるじゃないか。
ワークショップなどで自分の写真を並べた時感じる
写真のメッセージを、
いつも僕らは経験しているはずなのに、
実はそれは世には出て行かない。
だから世間では、
そんな写真の見方を知らない。
実は出て行けなかったのだ。
カメラ雑誌なら、
これまでもタイトルと写真だけで何十ページも連なったことはあった。
もし週刊文春にタイトルだけで、写真がひたすら、
30ページも、40ページも見開いたら、
なんだかわからず苦情物だろう。
週刊誌は写真集じゃないと。
でも本当は、それでもことばにならないメッセージが伝わるはずだ。
世間はことばが重要だからだ。
それに、
それではやはり、写真集になってしまうのだろうか。
でも現実、写真集は気楽じゃない。
多くの人は見たことも、見方もわからない。
写真集をコストもかかっている。
写真は一枚の写真ならスピーディーでカジュアルだけれど、
写真が集まった、写真の連なりのメッセージは、あまりに高コストだ。
少部数なら可能でも、広がりはない。
もっと、気楽に、写真の一番楽しいことを
写真の連なりのメッセージを、
音楽のようん、
皆が経験できる場がないだろうか。
そして誰もが作れり、参加できる場が。
「なんだろう」
僕は考えた。
で、たどりついたのが
アマゾンのKindleだった。
そう、このe-book 「CRP」 はすでにアマゾンで世界中に売っているだ。
KINDLEは、特別なディバイスがなくても、
今やIPHONEでも、IPADでも、
WINDOWSのパソコンでも、MACでも見ることができる。アプリは無料だ!
この個人的なe-book CRプロジェクトが何が革命かというと、
これはあたらしい写真表現を、そしてその場を自ら増殖させるメディアだからだ。
世界中の「CROSS ROAD」を、
世界中の写真を撮る人で MAPPING しようというのだ。
まだ作り方の公開はしてないないが、じき発表するつもりだ。
今はまだ僕の他に3人の写真家、
広川泰士氏と、小林紀晴氏、若木信吾吾氏に依頼しただけだ。
彼らは僕の友達ではなくほんのすこし距離のある写真家だ。
そしてこれから多くの、
僕が直接会うことができる写真家に
CRPを制作をしてもうおうと思っている。
このプロジェクトは僕個人の発案したものだとしても、
世界中の写真家の
新しいメディアになることを、僕は確信している。
来年には登録すれば誰もが参加できるようにしようと思っている。
それまでに、まず多くの日本の写真家が結集して
AMAZON KINDLEのかなに、
”CRP ”
というジャンルを作りたいと思っている。
KINDLEで写真集と検索すると、
女の子の写真ばかりで辟易とする。
もちろんそれが悪いわけじゃない。
でも、写真ってもっといろんなバリエーションがあるはずなのに。
いや、写真集は売れないから、実は女の子だと売れるという幻想。
たしかに女の子にはファンがいる。
でも、
僕は、そうは思っていない。
単純にそういうジャンルがないからだ。
なぜなら紙の本は、特に写真はコストがかかり過ぎてしまう。
ただそれだけのことだ。
だから紙の本を、電子書籍化するのは、得策じゃない。
せっかくのコストを回収できなくなってしまう。
だからKINDLEは、KINDLEのために作ったほうがいいい。
まず最初にKINDLEを作る。
そして紙の本、きちんとした写真集を作る。
これから、
きっとそういう流れになるだろう。
ではなぜ、KINDLEか。amazonであることも大きい。
自由だからだ。審査があるわけじゃない。
それに僕がPROJECTのコントロールをしているものの、
その著作物は、写真家それぞれに属する。
AMAZONと税金以外
すべてが著作者のものになる。
写真家個人は初めて、
オーディエンスに向かって直接
写真を発信する時代になった。
それが革命だ。
しかもそのローヤリティは、70%だ。
こんな民主的なメディアがあるだろうか。
ただ個人が発信しても大きな力にならない。
単なるそれなりの利益がでるだけだ。
皆がCRPの元で結集してこそ、
大きな写真のウエーブになると思う。
"e-photostory"というただの写真の羅列、
そういうジャンルが誕生すれば、かつてレコードを皆聞いたように、
ただ、写真を見る。
そのパワーと可能性を世界に知らせたい。
そして買うのは、実はこれが音楽と違うところだ。
音楽はつぎつぎと消費される。だから爆発したのだろう。
でも写真は、それをCRPを見た人が、自分でも作ってみたくなる。
それは創造する喜びを知ることだ。
そう、このProject参加したい世界中の数えきれない写真を撮る人が、
写真を楽しむ伝道者になるのだ。
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