« 横木安良夫写真展daybyday 目黒BritzGallery  バライタ写真販売 | Main | アサヒカメラ、日本カメラ本日発売 11月 横木安良夫 »

2015.10.19

横木安良夫写真展daybyday 在廊予定 24日ギャラリートーク

11222166_893950877348052_6936252753

在廊予定  10月24日 ギャラリートークを開催します。

19日 月 休廊
20日 火 未定
21日 水 3時-6:30 在廊しています。
22日 木 未定
23日 金 3時-6時 在廊

24日 土 1時−6在廊 
★3時-6時ぐらいまでギャラリートークを開催します。
テーマは、3種類のモノクロバライタプリントについてです。
1、1971年のフジブロF2、フェロタイプのバライタ印画紙へのプリント。
2、1985年の現代に続け、バライタ印画紙へのプリント。
3、最新ラムダ露光による、専用イルフォードのバライタ紙のプリント。
その日は1時からいます。講座というか、一枚一枚の写真の紹介や、
プリンとについてのエピソードなど、語ります。
入場無料、予約不要です。

25日 日 休廊
26日 月 休廊
27日 火 不在です。

28日 水 最終日 3-6時

横木安良夫写真展 Day by Day
197202kamemaicover

なんと表紙と口絵はラリークラークのTulsaだった。
今回の写真展は、1967年から1987年の間に
日本及び海外でスナップした写真、
全てバライタプリトの写真である。

スナップだから撮影時に特別なメッセージを考えているわけではない。
時代時代で切り取った写真を、眺めていると何やら意味があると思えてくる。
その意味とは僕にとっては無意識意識だ。

今回の目黒にあるBritzGalleryは、
写真を鑑賞するギャラリーではない。
写真を販売するギャラリーだ。

日本のギャラリーはもともとカメラやフィルムメーカーの
販促事業と捉えられ、
写真をただ見るギャラリーがほとんどだ。

明確に写真を販売するプライベートのギャラリー、
それも長く続けているギャラリーは少ない。
展示するギャラーと言っていながら、
今回、非売品の8x10写真が5点、
19点の20x26インチの写真は税別\500,000もする。
はっきり言ってこの不況の時代に売る気のない価格だ。
実は非売品の8x10のプリントは1971年にプリンとした
ビンテージプリントと呼ばれているものだ。
伝説のカメラ誌、カメラ毎日1972年2月号のアルバム’72に掲載された
4点のうち2点が展示されている。
バライタプリンといってもフジブロF2号、
フェロタイプの印画紙に焼かれている。
その黒の美しいこと。もう45年も前のプリントというのが信じられないぐらいだ。
かつてカメラ雑誌はプリンとネガ提出だった。
ちょうどアシスタントを始めた時と重なり、
プリントは残っているがネガを紛失している。
もはや新しいプリントは不可能になった。そういうわけでこの貴重なビンテージプリントは非売品なのだ。
「197202KAMEMAIcover.jpg」をダウンロード
197201camemai02

197202camemai02
それでは20x26インチのプリントが\500,000もする理由は、
やはりこれも1985年〜1987年のビンテージプリントだから。
この写真のネガは今見つからないが、倉庫のどこかにあるはずだ。
しかし撮影した当時の最初にプリントした作品としては、
これもビンテージプリント1点写真だ。
ちょうどその頃、70年代中頃からRCペーパー(プラスチックベースの印画紙)
が主流になり、アーカイバル用に現在のバライタ印画紙が発売され、
フリー写真家になって10年の僕は自分の作品である
モノクロスナップをプリントして写真展を開催することにした。
実は35mmで撮影された写真のプリンとは、ストレートプリントというわけにはいかない。
自分の意図に沿うようにあらゆるプリントテクニックを屈指する。結果同じプリントは2度とできないことになる。今新しい印画紙でプリントして同じプリントはできない。印画紙は撮影した当時の
プリントをビンテージプリントとして価値があるのは当然だろう。
では、写真を販売するギャラリーとしてBritzギャラリーは何を売るのか。
それは、新たな銀塩バライタプリントだ。データ化した写真を、
レーザー光線で印画紙に焼き付け、現像そして定着する。
それはまがいもなく本物印画紙の光沢と質感描写がある。
インクジェットでは決して表現できなかった世界だ。
今回ラムダバライタプリントは3点しか展示していないが、
他に展示している写真のすべてのカットを
ラムダバライタプリントに焼きつけることができる。
モノプリントの新たな世界が広がったといえる。価格はリーズナブルな、
55,000円+税だ。(額別)是非本物をご覧あれ。

Mokuji800_2
目次 写真雑誌全盛期  僕は21歳 周りの顔ぶれがすごい。
カメラ毎日に、写真界の天皇 山岸章二氏に売り込みに行った時の話はこんど。

驚くなかれ、この号の写真家のラインナップ
ラリー・クラーク
須田一政
小林典夫
小林 恵
尾上陽一
横木安良夫
宮内 勝
伏木ヒロシ
杉本和幸
川田喜久治
一村哲也
秋山亮治
鋤田正義
加納典明
沢渡 朔
諸星和夫
金坂健二
波多野哲朗
大辻清司
浜谷 浩
小沢昭一/細江英考
西井一夫
影山光洋


|

« 横木安良夫写真展daybyday 目黒BritzGallery  バライタ写真販売 | Main | アサヒカメラ、日本カメラ本日発売 11月 横木安良夫 »

Comments

The comments to this entry are closed.