CRP その5
これから出版予定のラインナップ
このe-BOOK CRPは、現在アマゾンで販売しています。
CRP CROSS ROAD PROJECT
なぜKINDLEなのか?
それはamazonという
出版最大の敵であり、味方だからだ。
そしてそれは、写真家にとって最大の味方だ。
http://alao.cocolog-nifty.com/the_eye_forget/…/crp-603b.html
AMAZON KINDLE
写真をやっていて、面白い瞬間はいつかというと、
もちろん撮影している時だ。
それはある種の緊張感とスリルがある。
真に写真を楽しめるのは、撮った写真を数十枚プリントして、
眺める瞬間、
ことばをできるだけ排除して、
写真のかたまりに語ってもらう時だ。
それをひたすら音楽のように感じる。
反芻する。自分が撮った写真ならば、
その前後を知っている。
そういうことを一切忘れて、
純粋に目の前の写真の連なりを見る。
ことばにならないメッセージを感じてみる。
他人の撮った写真の連なりを
見ると、
わからないことがどんどんと生まれるだろう。
作者がいればすぐに聞くこともできるが、
まずは、聞かない。
感じるだけだ。
すると、
イライラ、ムラムラする。
ところがある時、写真のメッセージはその、
イライラや、ムラムラ、
もしくは不安や幸福感なのじゃないかと思えてきた。
いろいろことばで理由をつけると、
その瞬間、ふっと写真の本質が消えてしまうのでないだろうかと。
難しいことを考えなくてもいい。
連なった写真を、
僕はこの場合" e-photostory "と呼んでいるが、
20枚、30枚の写真のつらなりをただただ見る。
そしてその快楽を味わう。
そう、そこにたしかに快楽があるじゃないか。
ワークショップなどや、自分の写真を並べた時感じる
写真のメッセージを、
いつも僕らは経験しているはずなのに、
実はそれは世には出て行かない。
皆、そんな写真の見方を知らない。
実は出て行けなかったのだ。
カメラ雑誌なら、
これまでもタイトルと写真だけで何十ページも連なったことはあった。
でも週刊文春にタイトルだけで、写真がひたすら、
30ページも、40ページも見開いたら、
なんだかわからず苦情物だろう。
週刊誌は写真集じゃないと。
でも本当は、それでもことばにならないメッセージが伝わるはずだ。
いや、
それはやはり、写真集になってしまうのだろうか。
でも現実、写真集は気楽じゃない。
コストもかかっている。
もっと、気楽に、写真の一番楽しいことを
皆が経験できる場
そして誰もが作れる場、
それはなんだろう。
と僕は考えていた。
で、たどりついたのが
アマゾンのKindleだった。
そう、このe-bookCRPはすでにアマゾンで世界中に売っている。
今まで、皆に教えてなかったけれど、
たしかにもう売っているのだ。
そしてKINDLEは、今やIPHONEでも、IPADでも、
WINDOWSのパソコンでも、
MACでも見ることができる。アプリは無料だ。
さて僕の考えた、
この個人的なe-book CRプロジェクトが
なぜ壮大かと言うと、
これはあたらしい写真表現を、その場を、
作るメディアだからだ。
世界中のCROSS ROADを、
世界中の写真を撮る人ででMAPPINGしようというのだ。
まだ作り方の公開はしてないないが、するつもりだ。
今はまだ僕の他に3人の写真家、
広川泰士氏と、小林紀晴氏、若木信吾吾氏に依頼しただけだ。
彼らは僕の友達ではなくほんのすこし距離のある写真家だ。
そしてこれから多くの、
僕が直接会うことができる写真家に
CRPを制作をしてもうおうと思っている。
このプロジェクトは僕個人発案したものだとしても、
世界中の写真家の
新しいメディアになることを、僕は確信している。
来年には登録すれば誰もが参加できるようにしようと思っている。
それまでに、まず多くの写真家が結集して
AMAZON KINDLEのかなに、
”CRP というジャンルを作りたいと思っている。
KINDLEで写真集と検索すると、
女の子の写真ばかりで辟易とする。
もちろんそれが悪いわけじゃない。
でも、写真ってもっといろんなバリエーションがあるはずなのに。
いや、写真集は売れないから。
僕は、そうは思っていない。
単純にそういうジャンルがないからだ。
なぜなら紙の本はコストがかかり過ぎてしまう。
それだけのことだ。
確かに紙の本を、電子書籍化するのは、得策じゃない。
KINDLEは、KINDLEのために作ったほうがいいい。
だから、まず最初にKINDLEから始める、
そして紙の本、きちんとした写真集を作る。
これから、
きっとそういう流れになるだろう。
ではなぜ、KINDLEか。
それは僕がPROJECTのコントロールをしているものの
その著作物は、写真家それぞれに属し、
AMAZONや税金以外
すべて著作者のものになる。
写真家個人は初めて、
オーディエンスに向かって直接
写真を発信する時代になったのだ。
それは革命だ。
しかもそのローヤリティは、70%だ。
こんな民主的なメディアがあるだろうか。
ただ個人が発信しても大きな力にならない。
単なるそれなりの利益がでるだけだ。
皆がCRPの元で結集してこそ、
大きな写真のウエーブになると思う。
"e-photostory"というただの写真の羅列、
そういうジャンルが誕生する。
そのパワーと可能性を世界に知らせたい。
そして買うのは、
これに参加したい世界中の数えきれない写真を撮る人なのだ。
The comments to this entry are closed.
Comments