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February 2016の7件の記事

2016.02.28

CRP Crossroad Project News UKIMA My wife リリース

Honadaukima
CRP Workshopメンバー 本田 光のUKIMA MY WIFE のリリース!

本田光 

本田さんとは昨年東京8x10の写真展で出会った。
8x10カメラで奥さんを撮った写真にひかれ、友人であるやはり8x10使いの谷雄治さんに紹介してもらった。
本田さんいわく売れない脚本家だという。もともとローライで奥さんを撮っいたが谷さんに、4x5や8x10カメラ借りて、
今はこのスタイルで制作しているとのことだった。
僕はすごくいいから、もっと撮ったほうがいいとアドバイスした。

CRPが始まり、本田さんは参加してきた。
最初の悩みは30点以上のワンテーマとなると
中判、4x5、8x10というフォーマットの違う写真を
どう一つにまとめるかだった。
写真は正方形と縦位置写真ばかりだ。
CRPは横位置フィーマットというこも悩みだった。
ローライの正方形だけで並べれば、もとまるとも。
僕は8x10の作品があまり素晴らしく
混ぜることを提案した。日常をスナップするように8x10で撮影する。
それがどんな困難かは、経験のある僕もわかっている。
どんなに自然に見えても、
フレーミングから撮影タイミングなどは、
一つのカットに一枚とか数枚しか撮らない。
だから撮影前に計算しなければならないことが多い。
偶然性の余地は少ないように思える。
本田さんの撮影する奥さんの、「間」がなんとも不思議で心地いい。
そしてモデルである奥さんの魅力。
もっとも8x10は魔法のカメラで、
その情報量の多さが語られるが、
実はもっと違うことが写る。
高画素のデジタルカメラでは絶対に映らない、
そこには、儀式的な被写体と写真家の関係性がいとも簡単に映るからだ。
それはだれでも、経験すればわかるだろう。
まあ、それを撮り続けることはそうとうの覚悟はいるけど。

僕はCRPとして発表された写真のなかで、
この作品は最高レベルの写真だと思う。
ぜひダウンロードして、ご覧ください。
巻末に彼の文章が載っています。
やられます。 それを読んでからもう一度写真を見てください。

CRPラインナップ

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2016.02.19

CRP 地平線までの距離 Distance to The Horizon

Crpdtoh_2

Index900

CRP JAPAN DISTANCE TO THE HORIZON

〜地平線までの距離〜

ぼくの最新リリースの全ページを紹介します。
写真は40点、全部で45ページあります。
タイトル以外写真にキャプションはありません。
この作品は2006年に制作したものです。
写真を見る。是非amazonからワンクリックで購入してください。
これを見るには、iphone ipad android はKindle無料アプリんを
ダンロード
Mac Win のパソコンは、kindle for Mac Kindle for PCを検索して
ダウンロード(無料)してください。
一回買えば、お持ちの全ディバスで永遠に見ることができます。
実際のページ組は若干変更されてます
CRP ラインナップ
http://amzn.to/1oK2ALb
●ロバート・フランクの写真集 「Americans」のなかに、
ルート66で撮った縦位置のモノクローム写真がある。
緩やかな起伏のある荒涼とした平原を、
一直線に地平線まで続く荒れたアスファルトの道路。
そこに、かすれたセンターラインと光を反射して白くひかるタイヤのあと。
嵐のまえぶれだろうか、地平線を黒い不穏な雲が覆いつくそうとしている。
写真家にとって、地平線とはカメラのアングル、
どの高さから撮ったかという物理的な証拠なのだ。
それは例えば、自分の身長に支配される自然な
そして宿命的な高さであったり、ロバート・キャパがひざをついて撮る
おきまりのローアングルだったり、
もしくは何かの上に乗って撮ったのだと言う証拠を、
写真のなかの地平線を見ればひと目でわかる。
実は、地平線までは無限に遠いようでいて、地球上では計算上、
地面から160cmのアングルだとすると、
たった4.5キロさきにある。
ということは、歩いてもほんの1時間でたどり着ける距離だ。
もちろんその場所に行けば、
また再び地平線は4.5キロ先に遠のいてしまうのだが。
これは地球が平面ではなく球形であるということから
導き出された計算上の距離なのだ。
実際は、地上には起伏があり、数百キロさきの山までもが見える。
かつて、僕ははじめてカリフォルニアに行ったとき、
ロケハン中、高いところから今いる場所を見下ろしたいと思った。
あの前方の、いちぶの曇りもない山の斜面から撮りたいと思った。
そしてクルマを飛ばした。
ところが一時間近く走っても一向に山は近づいてこない。
地図を見たらそのなだらかな山は100キロ以上もさきあったのだ。
地上、2.5cmのアングル。蟻の目というよりは、
小さな亀の目のアングルぐらいだ。
いってみればCameRaの目。
不思議なことにほんの2.5cm地上から離れただけで、
計算上地平線は約450m先に存在する。
地面が本当に平面だったらの話なのだが、
思ったよりずっと遠くまで存在している。
地上2.5cmから見た世界は、
スウィフトのガリバー旅行記の「巨人の国」の世界だ。
ここに住んでいる巨大な人間たちは、
そばで見れば生命体としてダイナミックに息づいていても、
パースペクティブのさき、
遠く離れてしまえば皆寂しげに、地平線に消えてしまう。

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CRP NEWS 電子写真集を見よう

Fujii_haruhi

CRPオフィシャルホームページ www.photoxcamp.com

Crphp

CRP ラインナップ
Crplineup

⚫︎CRPはiphone ipad Andoroid PC Mac 全てのdeviceで見ることができます。
Kindle  の無料アプリをダウンロードしてください。
パソコンは、 kindle for Mac Kindle for PC を検索してダウンロードしてください。(無料)

⚫︎一回ダウンロードすると、お持ちの全てのdeviceで見ることができます。

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電子写真集 CRP Distance to The Horizon 2006 の買い方

Crpdtoh
Alaoyokogidtoh

Dtohsubway

CRP Distance to The Horiozon 地平線までの距離  http://amzn.to/1oK2144

地平線までの距離 Distance to The Horizon
●ロバート・フランクの写真集 「Americans」のなかに、
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緩やかな起伏のある荒涼とした平原を、
一直線に地平線まで続く荒れたアスファルトの道路。
そこに、かすれたセンターラインと光を反射して白くひかるタイヤのあと。
嵐のまえぶれだろうか、地平線を黒い不穏な雲が覆いつくそうとしている。
写真家にとって、地平線とはカメラのアングル、
どの高さから撮ったかという物理的な証拠なのだ。
それは例えば、自分の身長に支配される自然な
そして宿命的な高さであったり、ロバート・キャパがひざをついて撮る
おきまりのローアングルだったり、
もしくは何かの上に乗って撮ったのだと言う証拠を、
写真のなかの地平線を見ればひと目でわかる。
実は、地平線までは無限に遠いようでいて、地球上では計算上、
地面から160cmのアングルだとすると、
たった4.5キロさきにある。
ということは、歩いてもほんの1時間でたどり着ける距離だ。
もちろんその場所に行けば、
また再び地平線は4.5キロ先に遠のいてしまうのだが。
これは地球が平面ではなく球形であるということから
導き出された計算上の距離なのだ。
実際は、地上には起伏があり、数百キロさきの山までもが見える。
かつて、僕ははじめてカリフォルニアに行ったとき、
ロケハン中、高いところから今いる場所を見下ろしたいと思った。
あの前方の、いちぶの曇りもない山の斜面から撮りたいと思った。
そしてクルマを飛ばした。
ところが一時間近く走っても一向に山は近づいてこない。
地図を見たらそのなだらかな山は100キロ以上もさきあったのだ。
地上、2.5cmのアングル。蟻の目というよりは、
小さな亀の目のアングルぐらいだ。
いってみればCameRaの目。
不思議なことにほんの2.5cm地上から離れただけで、
計算上地平線は約450m先に存在する。
地面が本当に平面だったらの話なのだが、
思ったよりずっと遠くまで存在している。
地上2.5cmから見た世界は、
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そばで見れば生命体としてダイナミックに息づいていても、
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2016.02.18

CRP 地平線までの距離 Distance to The Horizon

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地平線までの距離 Distance to The Horizon
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実は、地平線までは無限に遠いようでいて、地球上では計算上、
地面から160cmのアングルだとすると、
たった4.5キロさきにある。
ということは、歩いてもほんの1時間でたどり着ける距離だ。
もちろんその場所に行けば、
また再び地平線は4.5キロ先に遠のいてしまうのだが。
これは地球が平面ではなく球形であるということから
導き出された計算上の距離なのだ。
実際は、地上には起伏があり、数百キロさきの山までもが見える。
かつて、僕ははじめてカリフォルニアに行ったとき、
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地上、2.5cmのアングル。蟻の目というよりは、
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不思議なことにほんの2.5cm地上から離れただけで、
計算上地平線は約450m先に存在する。
地面が本当に平面だったらの話なのだが、
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地上2.5cmから見た世界は、
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ここに住んでいる巨大な人間たちは、
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電子書籍CRPの購入方法
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amazonのサイトから CRPのラインナップを選び、購入します。
¥250です。 ひとつのdeviceにdownroad すると
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電子写真集 CRP Distance to The Horizon 2006

Crpdtoh
http://amzn.to/1oK2144 ←amazon CRP DtoH
CRPぼくの第4弾は、10年前アサヒカメラで発表した
Distance to The Horizon短縮すればDtoH
これまで、CRPは最大37p Textいれて40pageといっていたけれど、
すぐに自分で破ってしまった。表紙+写真40ページ、
テキスト5ページもある。
2006年ぼくはGRデジタルがお気に入りのカメラ、それでなんでも
撮っていた。仕事につかったこともある。ただ高感度がだめで
ブレ防止もついていない、昼間のスナップには最高でも夜持ち歩く
には、使い物にならなかった。そこで夜はテーブルに固定したり
ある時はワイングラスの上に置いて撮ったこともある。
それが地面におけば三脚いらずとして、始めたのがこのDtoH
ディートゥエイチだ。はやったほどではないけれど、
多くの人がトライし、そんなコミュニティができたりもした。
もっともその頃になるとぼくはすっかり飽きてしまい
それに参加することもなくなり、いつのまにか消えてしまった。
是非この奇妙な世界を体験してください。
CRPラインナップ
http://amzn.to/1oK2ALb

CRP 横木安良夫 第4段 
Distance to The Horizon  ~地平線までの距離~

山が多く国土の狭い日本では、地平線を見ることはめったにない。
しかし水平線だったら渚に立てば容易に見ることができる。
例えば目の高さ160センチのアングルから海を眺めると、
水平線は約4.5キロ先にある。 
地球が丸いためであり、案外近くに存在している。もちろん数学的な話である。
地平線ならばその距離はほんの1時間歩けばたどり着いてしまうだろう。
もっともそこに立てば、再び地平線は4.5キロ先になってしまう。
コンパクトカメラを地面に直接置いてシャッターを切る。
このカメラのレンズの光軸は地上から2.5センチの高さだ。
計算上地平線は約500m先になる。
高さから考えると案外遠くに地平線があるんだなというのが印象だ。
これは決して昆虫や小動物の視覚というわけではない。
地球という生命体から眺めた
人間社会のささやかなエピソードなのだ。

Distance to The Horizon

In narrow, mountainous Japan, it is rare that one can see the horizon over land.
Over water, it is a different story; it can easily be seen if you stand on the beach.

For example, looking over the sea from a height of 1.6 meters, the horizon lies
about 4.5 kilometers in the distance. Actually quite close, due to the curvature of
the Earth. This is all mathematics, of course.

Now, if you were looking at that distance over land, you could perhaps walk to
the horizon in just one hour. But then, from that point, the horizon will again be
4.5 kilometers in front of you.

Placing my compact camera directly on the ground, I click the shutter button.
The optical axis of the lens lies just 2.5 centimeters off the ground. According to
my calculations, the horizon from this height is around 500 meters away.
Considering the low elevation, I found thhorizon to be unexpectedly far away.

It is not like looking through the eyes of a small animal or an insect.

Instead, it is a small glimpse of human society as viewed from this organism we
call Earth.

このシリーズはRICOH GRDigitalが誕生したことによって生まれた。
当初、GRDはデジタルカメラとしては 革命的なカメラだった。レンズ性能そしてそのコンパクトさ。
スナップするために生まれてきたカメラだ。
ところが高感度は使えない、ブレ防止もないため暗い場所の撮影が苦手だった。
僕は夜のバーなどではいつも カメラをテーブルの上や、時にはワイングラスの上に載せてとったりしていた。
そして或る時、地面に置いて 撮った。地面に置けばどんな条件でも撮れる。
そしてそれは人間の目ではなく、地表をはいずる視覚。
そのうちこのアングルが、地球から眺めた人間世界のように思えてきたのだった・・・・。

2007年 アサヒカメラに一部が掲載されています

CRP Homepage  www.photoxcamp.com
ALAO YOKOGI Homepage www.alao.co.jp/home.html


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